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40.気になる事

 するめいかさんが復活してから数日が経過していた。痩せ細った体はベッドの上で休息を欲している。


「マリアは一体誰なんだ」ししゃもが尋ねた。


「神楽坂と言う女だ。覚えていないか」するめいかさんが答えた。


「あまり記憶に無いな」ししゃもが話した。


「うちのギルドでは廃課金で有名な奴だよ」するめいかさんが話した。


「そいつがどうして裏切った」ししゃもが尋ねた。


「理由は未だに分からない」するめいかさんが窓を見つめている。


「理由もなく封印されたのか」ししゃもが尋ねた。


「そうだ」するめいかさんが答えた。


「神楽坂は俺が始末する。必ず」するめいかさんは水を飲んだ。


「ユニークアイテムはどこで手に入れたんだ」ししゃもが尋ねた。


「数千年前にこの大陸を支配していた部族の宝だった」するめいかさんが答えた。


「成程、極上のお宝だったんだな」ししゃもが話した。


「神クラスのジョブはユニーク武器じゃないと攻撃が通用しないんだ。しかも、不老のパッシブスキルまである」するめいかさんが笑顔になった。


「そうなのか、それは凄いな」ししゃもも笑った。


「これならししゃもさんと良い勝負が出来そうだよ」するめいかさんが話した。


「昔を思い出すな。よく練習をしていた」ししゃもが話した。


「そう言えば、ひよこ団と戦争になる」ししゃもはティーカップを揺らした。


「ほぅ、めいめいさんがこの世界に居るのか」するめいかさんが話した。


「あぁ、彼女と戦う」ししゃもが話した。


「ひよこ団、相手は人数が多そうだな」するめいかさんが話した。


「そう言えば何でこの世界に飛ばされて来たのか理由を知っているか」ししゃもが尋ねた。


「さっぱり分からないよ。何故なんだろうな」するめいかさんが答えた。


「そうか、やはり知らないのか」ししゃもはため息を付いた。


「それは考えても仕方のないことだと思うよ」するめいかさんが話した。


「俺達は今でも元の世界に居るかも知れないし、言うなれば多世界解釈だね」するめいかさんは窓を見つめている。


「まぁ、この世界も案外、居心地が良いからな」ししゃもが話した。


「そうだね」するめいかさんが話した。


「今後はどうするんだ」ししゃもが尋ねた。


「一先ず、ガイア教のみんなと行動を共にするよ。マリアを倒す為に」するめいかさんが答えた。


「そうか、険しい道だな」ししゃもが話した。


「お互い様だよ」するめいかさんが話した。


「ガイア様、もう少し体調が戻ったら我々の施設に移動しましょう」「皆ががガイア様の帰りを待っております」ダイアンが話した。


「そうだな、皆を安心させるのも俺の務めだからね」するめいかさんが話した。


「ししゃもさん、この度は大変世話になったよ。この恩は忘れない」するめいかさんが真っ直ぐな視線をししゃもに向けた。


「改まると照れるな」ししゃもは鼻を撫でた。


「では、行くよ。仲間が戻って来る頃だ」ししゃもはそう言いながら部屋を出た。


 ししゃもは屋敷の玄関でああああさんとりこっちの帰りを待っている。


「隊長、何か浮かない顔ですね」燕ちゃんが話した。


「うん、ちょっと気になる事があってな」ししゃもが話した。


「何ですか」燕ちゃんが尋ねた。


「マリアが何故、するめいかさんを封印したかだ」ししゃもが答えた。


「直接、するめいかさんに聞いてみれば良いじゃないですか」燕ちゃんが話した。


「勿論、尋ねたよ」ししゃもが話した。


「でも、何かを隠している感じがしたんだ」ししゃもは何かを考えている。


「なら、何かあるのかも知れませんね」燕ちゃんは腕を組んだ。


 それから程なくああああさんとりこっちが屋敷に戻って来た。


「ただいま」ああああさんが話した。


「お疲れ様」ししゃもが話した。


「無事に翡翠の都ファーレンから戻りました」りこっちが話した。


「馬車を四台手配して積み荷に装備があります」ああああさんが話した。


「そうか、一先ず積み荷を屋敷に入れよう」ししゃもが話した。


 四人で馬車から積み荷を降ろした。屋敷の空き部屋に装備を置くとししゃもは装備を眺めた。


「ほぅ、良い装備じゃないか」ししゃもが話した。


「ファーレンを探索していたら腕利きの職人を見つけました」ああああさんが話した。


「値段も安くして貰いましたし、良い買い物だったんじゃないでしょうか」りこっちが話した。


「これなら直ぐに売れるだろう」ししゃもが話した。


「翡翠の都はどうだった」ししゃもが尋ねた。


「緑に覆われた美しい都でしたよ」ああああさんが答えた。


「食べ物も美味しかったですね」りこっちが答えた。


「みんなで旅行をしたいな」ししゃもが話した。


「それは良いですね」燕ちゃんが話した。


「一先ず、二人は休息を取ると良い。後は俺達が整理する」ししゃもが話した。


「では、遠慮なく休ませて貰います」ああああさんが話した。


「お疲れ様でした」りこっちが話した。


 ああああさんとりこっちは自分の部屋に向かった。


「怨嗟の指輪を返しにタリバンの所へ向かう」ししゃもが話した。


「はい、了解です」燕ちゃんが話した。


 二人はポータルを使い、呪術師タリバンの元へと向かった。


「指輪を返しに来た」ししゃもはタリバンに指輪を渡した。


「ガイアを復活させたのか」タリバンが尋ねた。


「あぁ、無事に終わったよ」ししゃもが答えた。


「世界は大丈夫なんだろうな」タリバンが尋ねた。


「今の所、大丈夫だ」ししゃもが答えた。


「世界を破壊する邪神だぞ。本当に大丈夫なんだろうな」タリバンが話した。


「まぁ、その時は俺達が止めるさ」ししゃもが話した。


「ガイア教の信者の数は分かるか」ししゃもが尋ねた。


「少なく見積もっても百万は居るだろうな」タリバンが答えた。


「マリア教の信者の数は分かるか」ししゃもが尋ねた。


「マリア教は数十億人の信者が居る。別格だよ」タリバンが答えた。


「成程」ししゃもは腕を組みながら頷いた。


「何故、マリアはガイアを封印したんだ」ししゃもが尋ねた。


「世界を滅ぼそうとしたからだ。マリア教の伝承に記載されている」タリバンが答えた。


「そうか、ありがとう。参考になった」ししゃもは何かを考えながらタリバンの工房を後にした。

◆登場人物


◆ししゃも 物語の主人公。【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のリーダー。


つばめ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のサブリーダー。


毒蛇どくへび【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のサブリーダー。


◆うすしお【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


たけ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


緑川みどりかわ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


◆ああああ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


◆とんかつ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


麦茶むぎちゃ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


小麦こむぎ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


◆とろろ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


森羅万象しんらばんしょう【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


七味しちみ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


◆こてぺそ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


阿修羅あしゅら【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


◆ふみふみ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


◆りこっち【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


◆するめいか【ザ・ダークネス】のリーダー。


◆神楽坂【ザ・ダークネス】のメンバー。


◇設定資料


◇【ザ・ダークネス】するめいかが設立したギルド、総勢二百名。九つの領地を持つ中型ギルド。国内ギルドランキング第一位。世界ギルドランキング第二位。

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