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38.宿願

 中庭のバーベキューが終わるとししゃもはみんなを集めた。


「邪神ガイアを復活させる」ししゃもが話した。


「突然ですね」毒蛇さんが話した。


「どうして復活させる事になったんですか」とんかつ君が尋ねた。


「ガイアの遺物に触れるとガイアの記憶が流れ込んで来た」「多分だがガイアは俺の知り合いだ」ししゃもが話した。


「隊長、何千年前の話ですよ」とろろ君が話した。


「そうだ。しかし、ゲームから飛んだ先が現在、未来、過去でもおかしくは無い話だろう」ししゃもが話した。


「成程、単に異世界に飛ばされたのでは無く時間もランダムだったと言う事か」岳ちゃんが話した。


「時間と言う概念が無いのかも知れない。何れにせよ封印されているのは俺の知り合いだ」


「何を持って知り合いだと言えるのですか」ふみふみさんが尋ねた。


「ガイアの記憶の中に俺が居た」ししゃもが答えた。


「こんなプリティな顔は俺以外、存在しない筈だ」ししゃもが笑った。


「誰かまでは分からないんですか」こてぺそちゃんが尋ねた。


「そうなんだ。誰かまでは分からないんだよ」ししゃもが答えた。


「危険は無いんですか」七味さんが尋ねた。


「無いとは言えない。だからメンバー全員でこれに対処しようと思う」ししゃもが答えた。


「こてぺそちゃん、鬼人薬は完成したか」ししゃもが尋ねた。


「はい、既存の鬼人薬より三倍は効果があると思います」こてぺそちゃんが答えた。


「なら、一先ず。俺と岳ちゃんに渡してくれ」ししゃもが話した。


「はい」そう言いながらこてぺそちゃんは二人に鬼人薬を渡した。


「万が一の時は鬼人薬を使用する」ししゃもが話した。


「どんな副作用があるか試してみないとな」岳ちゃんが話した。


「多分ですが効果が切れた場合はステータスが大幅に減少すると思います」毒蛇さんが話した。


「でも、三十分間のチートタイムだ。使わない手は無いだろう」岳ちゃんが話した。


「そうだな」ししゃもが頷いた。


「それで今後はどう動くんですか」小麦ちゃんが尋ねた。


「ガイア教の連中に接触しようと思う」ししゃもが答えた。


「成程、手を組むんですね」小麦ちゃんが話した。


「そうだ。それとタリバンから怨嗟の指輪を借りる」ししゃもが話した。


「隊長、今日はもう遅いんで明日にしませんか」燕ちゃんが話した。


「そうだな。今日は解散だ」ししゃもは疲れを取る為に大浴場へ向かった。


「隊長、そう言えばマリア教のマリアも知り合いなんですか」湯船に浸かりながらとんかつ君が尋ねた。


「それは分からない。だが、もしかすると知り合いなのかも知れないな」ししゃもが話した。


「何千年か」ししゃもは浴槽の大理石の模様をなぞった。


「封印されてから何千年も経つのか、体が無事だと良いが」ししゃもは呟いた。


「とっくに死んでいるかも知れませんね」とろろ君が話した。


「その可能性もあるな」ししゃもが湯船から上がった。


 ししゃもは着替えを終えると自室に戻りベッドに潜り込んだ。毛布にくるまり数分が経つと深い眠りについた。


 翌朝。


「燕ちゃん。早速だがガイア教の教会に向かうぞ」ししゃもが話した。


「了解です」燕ちゃんが支度を整えた。


 二人はオーハンの東にあるガイアの教会に向かった。


「ここか」ししゃもは辺りを見渡した。


「誰も居ませんね」燕ちゃんが話した。


「中に入ってみよう」二人は教会の中へ移動した。


「関係者以外、立ち入り禁止だ」教会の中に居る男が話した。


「お、お前はカエル野郎だな。何の要件だ」見覚えのある男が話した。


「お前はガイア教の何なんだ」ししゃもが尋ねた。


「俺はガイア教の神官だ」男が答えた。


「何度も会っているが名前は何と言う」ししゃもが尋ねた。


「お前に名乗る名など無い」男が答えた。


「まぁ、そう言うなよ。ガイアの復活を助けたいんだ」ししゃもが話した。


「お前の名は」男が話した。


「俺の名はししゃもだ」ししゃもは答えた。


「俺の名はダイアンだ。一体どういう事だ。何か裏があるのか」ダイアンが話した。


「裏など無い、文字通りガイアを復活させる」ししゃもが話した。


「お前たちは遺物を何個保有しているんだ」ししゃもが尋ねた。


「俺達は遺物を五つ保有している」ダイアンが答えた。


「これを受け取れ」ししゃもは黄金の玉をダイアンに投げた。


「怨嗟の指輪は後で持ってくる」「それで全てだな」ししゃもが話した。


「意味が分からない。今までは敵対していた筈だ」ダイアンが話した。


「昨日の敵は今日の友だ」ししゃもが話した。


「過去の事はお互いに流そう。我々は復活の儀を準備する」ダイアンが話した。


「なら集合はこの教会で良いな」ししゃもが話した。


 ししゃもは呪術師タリバンの元へと向かった。


「久しぶりだな」タリバンは相変わらず煙草を吸っていた。


「タリバン、怨嗟の指輪を少しの間貸してくれ」ししゃもが話した。


「それは良いが、何に使うんだ」タリバンが尋ねた。


「ガイアを復活させる」ししゃもが答えた。


「本気か」タリバンは驚いて煙草を地面に落とした。


「邪神だぞ。世界が滅亡したらどうする」タリバンが話した。


「もし、そうなったら我々で止める」ししゃもが話した。


「よく考えろ、止められる相手なのか」タリバンが話した。


「大丈夫だ。準備は整えてある」ししゃもが話した。


「宗教のバランスが崩れるな」タリバンはもう一度、煙草を手に取った。


「持って行くが良い」タリバンは怨嗟の指輪をししゃもに渡した。


「必ず返すよ」ししゃもはそう言いながらガイアの教会に向かった。


 教会の中は無数の蝋燭で照らされていた。煌びやかな絨毯が足元に広がる。


「怨嗟の指輪を持って来た」ししゃもがダイアンに話しかけた。


「緊張しているのか」返事の無いダイアンに再びししゃもが話しかけた。


「緊張しているとも、なんせ数千年の思いだ」「我々、ガイア教の宿願。この手で執り行うんだ。緊張しているよ」ダイアンが話した。


「何か手伝う事は無いか」ししゃもが尋ねた。


「儀式は夜まで待つ事になる」「手伝いは要らない」ダイアンが答えた。


「燕ちゃん、メンバーを全員呼んで来てくれるか」ししゃもが小声で話した。


「了解しました」燕ちゃんはメンバーを呼びに屋敷へ向かった。


 ししゃもは蝋燭の揺れる炎を見つめている。夜まで後、六時間だった。

◆登場人物


◆ししゃも 物語の主人公。【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のリーダー。


つばめ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のサブリーダー。


毒蛇どくへび【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のサブリーダー。


◆うすしお【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


たけ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


緑川みどりかわ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


◆ああああ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


◆とんかつ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


麦茶むぎちゃ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


小麦こむぎ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


◆とろろ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


森羅万象しんらばんしょう【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


七味しちみ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


◆こてぺそ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


阿修羅あしゅら【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


◆ふみふみ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


◆りこっち【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。

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