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36.馬の試練

「では、行って来ます」ああああさんとりこっちは西にある翡翠の都ファーレンに旅立った。


「無事に帰って来ると良いな」ししゃもが呟いた。


「二人は何の為に翡翠の都ファーレンに行くんですか」うすしお君が尋ねた。


「商売の為だ。ギルドマネーの三分の二を持たせてある」「屋敷を維持するのにもお金が必要だからな」ししゃもが答えた。


「そうなんですね」うすしお君は納得した。


「翡翠の都ファーレンは豊かな土壌、美しい森に囲まれた優雅な都なんだそうだ」ししゃもが話した。


「移動ポータルは無いんですか」こてぺそちゃんが尋ねた。


「ゲームと違うんだなこれが、都にあるポータルは移動距離が短いから機能しているんだそうだ」「長距離用のポータルはまだ実験段階らしい」ししゃもが答えた。


「不便なんですね」こてぺそちゃんが呟いた。


「まぁ、その方が旅をしている気分になれるからな」岳ちゃんが話した。


「どのくらいの利益が出る予定なんだ」岳ちゃんがししゃもに尋ねた。


「少なくても三倍は取れるだろう。まだ戦争の話は秘密だから」ししゃもが答えた。


「成程、でも大丈夫なのか。国で禁止されているかも知れないぞ」岳ちゃんが話した。


「インサイダー取引みたいな罰則は無いよ」ししゃもが話した。


「そうなのか、意外と緩いんだな」岳ちゃんが話した。


「でも、商売には税金が掛かるし、国も儲かるからな」ししゃもが話した。


「隊長、馬は買うんですか」毒蛇さんが尋ねた。


「良い質問だ。馬が高いんだよ。だから野生の馬を捕まえようと思う」ししゃもが答えた。


「隊長のビーストテイマーなら余裕ですね」毒蛇さんが話した。


「カテドラル平原の手前にある森で捕獲するよ」ししゃもが話した。


「隊長、お供しますよ」燕ちゃんが話した。


「これから向かおうと思うが大丈夫か」ししゃもが話した。


「勿論、大丈夫ですよ」燕ちゃんが笑顔で答えた。


「毒蛇さん、後は任せた」そう言いながら二人はオーハンの北にある森へと向かった。


 二時間ほど北に移動すると森林地帯が広がっていた。


「結構、大きな森なんだな」ししゃもが話した。


「これなら馬が生息していそうですね」燕ちゃんが話した。


「さて、馬が何処にいるのか調べよう」ししゃもは馬の足跡を探した。


 三十分程でししゃもは泉を見つけた。泉の周りには馬の足跡が残っている。


「この足跡を追うぞ」二人は森の奥へと向かった。


 森の奥には大きな洞窟があった。二十頭の馬がその洞窟の前で寛いでいる。


「慎重に進むぞ」ししゃもは気配を消しながら洞窟に向けて移動した。


「誰だ」馬の一頭がししゃもに気が付いた。


「何、怪しい者では無い」ししゃもが話した。


「お前、馬の言葉が分かるのか」別の馬が尋ねた。


「あぁ、分かるよ」ししゃもが答えた。


「お頭、変な奴らが来ました」別の馬が群れの中に居る大きな馬に話をした。


「俺達の言葉が分かるそうです」一頭の馬が大きな馬に話した。


「珍しいな、何者だ。お前は」大きな馬がししゃもに尋ねた。


「俺の名はししゃもと言う。お前の名前は」ししゃもが聞き返した。


「俺の名はドッグだ。この群れのリーダーを務めている」ドッグが答えた。


「馬なのにドッグか、洒落た名前だな」ししゃもが話した。


「ししゃもは何をしにこの森へ来たんだ」ドッグが鋭い視線をししゃもに向けた。


「強い馬を探しているんだ。近々、戦争が起こる」ししゃもが答えた。


「成程、俺達を捕まえようとしているのか」別の馬が話した。


「何、無理にとは言わない。臆病な馬は戦争に耐えられない」ししゃもが話した。


「俺達が臆病だと言うのか」ドッグが話した。


「そう言う事じゃ無い。お前達は勇敢な馬と見ている」ししゃもが話した。


「俺達は勇敢だ。正し、愚かでも無い」ドッグが話した。


「お頭、知恵比べはどうですか」別の馬が提案した。


「うーん、どうだろうな。だが、良い案かも知れない」ドッグが話した。


「俺達の仲間になるなら美味い干し草を約束する」ししゃもが話した。


「美味い干し草か」ドッグは何かを考えている。


「ししゃも、知恵比べをしよう」ドッグが話した。


「お前が知者ならば俺達はお前に付いて行く」「そうでなければお前はこの森を去れ」ドッグが話した。


「良いだろう」ししゃもが話した。


「隊長、ビーストテイマーの【服従】を使えば良いじゃ無いですか」燕ちゃんが話した。


「これは俺の我儘だ。スキルは使用しない」ししゃもが話した。


「なら、しょうがないですね」燕ちゃんが話した。


「では、ししゃも。用意は良いか」ドッグが尋ねた。


「何時でも良いぞ」ししゃもが答えた。


「三頭の馬がいる。一頭は天使、一頭は悪魔、一頭は馬だ」


「天使は常に真実を言う。悪魔は常に嘘を付く。馬は嘘を付いたり付かなかったりする」


「勿論、どの馬も馬にしか見えない」


「それぞれの馬はこう話した」


 一頭目「私は天使では無い」


 二頭目「私は悪魔では無い」


 三頭目「私は馬では無い」


「それぞれの正体を解き明かせ。以上だ」ドッグは説明を終えた。


「良く出来た話だな」ししゃもは何かを考えている。


「隊長、分かりましたか」燕ちゃんが話した。


「あぁ、分かったよ」ししゃもが話した。


「では、答えを言うぞ。ドッグ」


「先ず初めに二頭目の馬は悪魔だ。悪魔は必ず嘘を付く」


「私は天使では無い。私は馬では無いと言うと悪魔が真実を述べた事になる」


「だから、二頭目は悪魔だ」


「次に三頭目の馬が天使となる。何故なら一頭目は私は天使では無いと話しているからだ。常に真実を言うのであれば一頭目は天使では無い。三頭目が天使だ」


「そして一頭目の馬は馬だ。悪魔と天使が分かってしまえば最後に残るのが馬だからな」ししゃもは答えた。


「ししゃも殿、お見事。正解です」ドッグが話した。


「我々はししゃも殿に付いて行きます」別の馬が話した。


「良かった。これからよろしく頼む」ししゃもが話した。


「隊長はドッグに乗るんですか」燕ちゃんが尋ねた。


「ん、そうだが」ししゃもが答えた。


「私はこの子が良いです」燕ちゃんは雌の馬を指差した。


「貴方、お名前は」燕ちゃんが尋ねた。


「私の名前はピチカートと言います」ピチカートが答えた。


「じゃ、背に乗せてね」燕ちゃんはピチカートに乗った。


「では、早速。オーハンに向かうぞ」二人と二十頭はオーハンを目指した。

◆登場人物


◆ししゃも 物語の主人公。【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のリーダー。


つばめ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のサブリーダー。


毒蛇どくへび【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のサブリーダー。


◆うすしお【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


たけ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


緑川みどりかわ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


◆ああああ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


◆とんかつ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


麦茶むぎちゃ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


小麦こむぎ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


◆とろろ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


森羅万象しんらばんしょう【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


七味しちみ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


◆こてぺそ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


阿修羅あしゅら【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


◆ふみふみ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


◆りこっち【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。

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