幕間 砂漠の聖女4
暗く冷たい水底で、リリアはただひたすらに数字を数え続けていた。
だが、その規則的な思考は、
突如として発生した物理的な『振動』によって遮られた。
(何……今、揺れた?)
拘束された液槽の中和液が、微かに波打つ。
途端に、けたたましい警報が鳴り響き、
緊迫した様子のアナウンスが場内に流れ始めた。
――第零区、正門ゲート消失。
――施設上部より、所属不明の部隊、多数降下中。
(……何が、起きてるの……?)
それは、絶望の底に垂らされた蜘蛛の糸のような、微かな異変。
リリアは重い瞼を少しだけ開け、揺れる水面の向こう側、
観測室のある上部を見上げた。
同刻。リリアの液槽を見下ろす観測室。
そこには、凄惨な蹂躙の跡が広がっていた。
「……ば、かな……。この、私が……
エグズヴィアの差がここまであるなんて……ありえない……」
血溜まりの中で、琥珀卿ローレンスが床に這いつくばっていた。
彼の自慢だった琥珀の針は部屋中を覆いつくし針のむしろを形成しつつも
アルジェンタの足元にすら届いていない。
琥珀卿ローレンスの司祭服は赤黒く染まっている。
「あはは、そだね。エグズヴィアじゃなくて人間力の差じゃない?
お医者さんごっこはおしまいだよ、変態」
彩晶卿アルジェンタは、まるで水たまりで遊ぶ子供のような無邪気さで、
ローレンスの後頭部をエナメルのブーツで無慈悲に踏み躙っていた。
ギリ、ギリと頭蓋骨が軋む音が部屋に響く。
合理と知性を重んじる第7座の天才が、
圧倒的な「暴力」の前に完全な敗北を認めた瞬間だった。
「……きさ、ま……ッ! 同じ枢輝卿に、このような真似をして……!」
「それ。こっちのセリフ。だから忠告したんだよ?」
アルジェンタは退屈そうに息を吐くと、
ローブの内側からジャラリと音を立てて、数枚の銀貨を取り出した。
「安心して?殺しはしないよ。だってドノヴァン様に怒られちゃうもん」
彼女が指先を離すと、チャリン、チャリンと澄んだ音を立てて、
銀貨がローレンスの背中へと零れ落ちた。
それは床に転がることなく、まるで磁石に引き寄せられるように、
ローレンスの肉体に張り付くと怪しげな光を放ち始める。
「な、にを……ッ!? ぐ、あああぁぁぁッ!!」
「うんうん、銀貨がこんなに光輝いて……
アルジェンタには逆立ちしても勝てない、そう思ったね?
屈服しちゃったんだ。琥珀卿は。だから……」
「契約成立。『アルゲンティ・トリギンタ』」
ローレンスの瞳孔が大きく見開き、激しい痙攣がその体を襲う。
自らの思考回路に、強制的に「管理者権限」が書き込まれていく悍ましい感覚。
アルジェンタは、その様子を頬杖をつきながら眺めている。
「30枚の銀貨は救世主を売り払った裏切りの代償。
つまり!メシアと同じ価値なんだよ?なんでも買えちゃうよね?」
ローレンス自身の論理も、理性も、すべてが塗り潰されていく。
「はい!これでキモかった君も浄化されて、
私の可愛いコレクションの仲間入りだね。」
アルジェンタが満足げに微笑んだ、その時。
施設全体に、甲高い緊急警報のサイレンが鳴り響いた。
「あら?」
アルジェンタはブーツを退け、観測室のモニターを見上げる。
そこには、中層エリアで自軍の兵士たちを一瞬にして串刺しにした、
黄金の光輪を背負う男――レグルスたちの姿が映し出されていた。
「へえ……あれ、セブンゲートじゃない?…あ、でもちょうどいいや」
彼女はくるりと踵を返し、
床でピクピクと痙攣を続ける『新しい玩具』を見下ろした。
そして、鈴を転がすような甘い声で、冷酷な命令を下す。
「琥珀卿、出番みたいだよ。……レイブンスウッド自慢の秘蔵っ子たち、
君がぜーんぶ綺麗にお掃除できるよね?」
「ふざけるな……!な、なんで私が……貴様の命令など……」
ローレンスは必死の形相でアルジェンタの指示を拒絶しようと試みる。
しかし、アルジェンタはそれを嘲笑うかのように一言付け加える。
「で・き・る・よ・ね?」
その一言は、ローレンスに対して抗いがたい強制力を発揮した。
彼の抵抗の意志は、完全に沈黙させられる。
「……あ、あァ……」
ローレンスは、必死に理性を取り戻そうと目を血走らせながら、
ゆっくりと立ち上がる。
彼の意識は全力で「観測室で防衛指揮を執るべきだ」と叫んでいたが、
肉体はすでに『所有者』の命令に従い、
ふらふらと侵入者の待つ中層へと歩き出していた。
レグルス達はスタティックウェルへの警戒網を突破すると、
薄暗い中層エリアへと続く回廊を進んでいた。
壁面に張り巡らされた金属製のパイプ。
パイプは至る所で枝分かれしその先端は不気味に明滅している。
「……油断しないで。妙な気配がします」
ヒルデガルドがそう言った通り、
その先に待ち受けていたのは人間の兵士ではなかった。
パイプの先端がクルクルと回転し、カシュンという音と共に”蓋”が開く。
中から這い出てきたのは、赤黒い脈を打つ、黒い靄のような塊だった。
「……冗談だろ。なんで『こんなもの』がここにいるんだ?」
パーシヴァルが、思わず銃を構えたまま顔を顰める。
「まさか……アノマリーなの……?」
クロエがゴクリと唾を飲み込み、その様子を凝視する。
黒い靄はゆっくりと人の形を成していきやがて赤く不気味な目を光らせた。
「アンカーでもない場所に現れるなんて……聞いたことないよ」
ルカは身構えながらクロエの問いに答えるように呟いた。
「アッザリアのメシアが調律者だというのは本当なのか……?」
ガレスが低い声で唸り、部隊を守るように先頭へ躍り出ると、
アノマリーの出方を伺う。
「そうであろうとなかろうと、道を阻む者は排除する。そうだな、ルカ?」
レグルスは微塵も迷うことなく『ステラ・レギス』を抜くと、
その剣先をアノマリーへと真っ直ぐに向けた。
「は、はい、そうですね!エコートレーサー射出します!」
ルカの頭部に装着されたヘッドマウントディスプレイが、
シャコンと音を立てて視界を覆う。
同時に彼の背負うバックパックから伸びた突起部から、
無数の小さな円錐状のドローンが射出された。
「アレティオン粒子展開。走査開始」
ルカの言葉と共に、通路に散らばったエコートレーサーが、
空間の位相を解析し始める。
ルカの視界には、可視光では見えない『位相の在り方』そのものが、
可視化されていく。
基底位相の存在は白く波打ち、異相の存在が赤く脈打つように浮かび上がる。
アノマリーと思しき存在は、うっすら赤く浮かび上がりつつも、
その中心には不自然な白い構造物が透けて見えた。
トレーサーが解析した情報が、視界の端に高速で表示されていく。
「対象の存在定義、解析しました!靄の中心に人工の構造物が見えます。
これは……アノマリーを模したアッザリアの兵器です。
コアを叩いてください!」
「……連中、怪物そのものを兵器として使役しているっていうのかよ」
パーシヴァルが、銃を構えたまま顔を顰める。
レグルスが嫌悪に眉をひそめた。
「アノマリーを兵器化する等、まさに狂気の沙汰。
なるほど。ここは琥珀卿ローレンスの研究施設だったようだな」
レグルスそう言うと構えた剣を鞘に納める。
「ガレス、パーシヴァルは下がれ。
クロエ。実戦演習の時間だ。
実践で学んだアノマリーの対処法を、
セミナリウムの後輩たちに聞かせてやるがいい」
スゥっとクロエは息を吸い込むと、その口元には不敵な笑みが浮かんだ。
「うす!」
レグルスが、隣で好戦的な笑みを浮かべる少女へ釘を刺す。
「分かっていると思うが、この狭い通路でお前の火力は高すぎる。
デコヒーレンスして暴発する悪癖、ここで直せ。観測のピントを見失うなよ」
「むー! 分かってますってば!」
クロエが不満げに唇を尖らせながら、
両腕に装着されたガントレットの拳を突き合わせる。
ガキンッ、という硬質な音が通路に響いた。
「いくよ!イグニス・ファトゥス!」
クロエが叫ぶと同時に、ガントレットの装甲がスライド展開し、
赤熱した粒子を激しく放出し始める。
彼女の小柄な身体の周囲空間が、陽炎のようにグニャリと歪み始めた。
異相から強引に引き出された粒子の赤い光が、
彼女の拳へと暴力的に集束していく。
「あちち、ヘリオン粒子臨界! 吹き飛べェェーッ!!」
クロエが跳躍し、隕石が落下するかのような勢いで、
アノマリーの群れへと熱された拳を叩きつける。
不安定なプラズマの塊がアノマリーに直撃し、
鼓膜を破るような大爆発を引き起こした。
クロエのデタラメな超火力が、偽りの怪物をコアごと一瞬で消し飛ばす。
「やった! ふん、チョロいチョロい! キモいだけで弱すぎ!」
「もう……これじゃ解析した意味ないじゃん! ……うわっ、熱っ! クロエ、
また粒子が散らばってる!」
アノマリーを全滅させたものの、クロエの放ったプラズマの余波は制御を失い、
通路の壁をドロドロに溶かしながらルカとクロエの頭上へも降り注いできた。
「ご、ごめん! 抑えきれなかった!」
テヘっとクロエが舌を出す。
「伏せろ」
静かな声と共に、レグルスのレイピア『ステラ・レギス』が一閃された。
即座に剣先に現れた黄金の光輪から、数十のオーリオン粒子が溢れ出る。
粒子が空中で瞬時に物質化し黄金の剣となり、
降り注ぐ炎の雨をミリ単位の精度で撃ち落とす。
チィィィン……! という澄んだ音が通路に響き渡り、
二人の周囲だけが溶けた岩の雨にさらされるのを免れた。
「……出力は一級品だが、制御は相変わらず赤点だな、クロエ」
「うぅ……ごめんなさい、レグルス様」
クロエがシュンと肩を落とし、ルカが安堵のため息をつく。
だが、炎と煙が晴れた回廊の奥を見据え、レグルスの表情は険しい。
「……油断するな。まだ終わっていない」
その時。
静まり返った通路の奥から、コツ、コツ、と革靴の音が響いた。
現れたのは、豪奢な司祭服を纏った男。第7座・琥珀卿ローレンス。
彼は血走った瞳をぎらつかせ、
苛ただしげに髪をかき上げながら歩み寄ってきた。
「……ああ、私の聖域が……どこもかしこも、埃塗れじゃないか……!」
レグルスが鋭い視線を向ける。
常に完璧な状態を誇っていたはずの彼の司祭服は、
ひどく汚れ、赤黒い血がべっとりと付着している。
「琥珀卿ローレンスか。……ひどい有様だな。
貴公は安全圏から盤面を動かすタイプだと思っていたが」
その言葉に、ローレンスの眉間がピクリと不自然に動いた。
(……そうだ。なぜ私はここにいる? 私は観測室でナハシュのデータを……)
――ズキリ。
脳裏に走る、焼き切れるような微かなノイズ。
しかしそれに抗うようにローレンスは頭を掻きむしった。
「クク……貴様らのような『出来損ない』の相手を私が?
私はやらんぞ、知ったことかーー!!」
ローレンスは天を見据えて、引き裂かれるような悲鳴を上げた。
その指先は痙攣するように震えている。
「ええ……なにあれ……気持ち悪……」
クロエがジリジリと後退すると、ルカを目の前に引っ張り、
その後ろに身を隠した。
「ちょ、ちょっとクロエー!」
――ズシン
ローレンスの脳髄に直接響く重厚な衝撃。
『レイブンスウッドの秘蔵っ子たち、君がぜーんぶ綺麗にお掃除して?』
その、脳を焼き尽くすような衝撃と共に、
アルジェンタの甘ったるい声が脳裏を支配していく。
思考の淵から湧き上がった「絶対命令」は、
彼に残った最後のプライドを暴力的に塗りつぶした。
「ああ……クソッ!どうなっている?!
もう……何もかも気に食わん……やればいいのだろう、やれば!!」
ローレンスの呼吸が荒く乱れ、腕がわなわなと震えながら、
その指先から琥珀色の結晶が次々と凶器の針を形成していく。
その異変を、冷たい視線で見届けていたレグルスがルカに声をかける。
「……ルカ、視えるか?」
ルカのエコートレーサーがローレンスのスキャン結果を映し出す。
「は、はい……。彼の位相波形の乱れは今まで見たことがないレベルです。
まるで……何か別の魂の強制力が働いているような……」
ルカの解析結果を聞くまでもなく、ローレンスの身に変化が起きる。
皮膚が灰色の硬質化した殻のようなものへと変化し、
全身をブルブルと震わせ始めた。
灰色に変色した皮膚の下で、白濁色に変化した血管が不気味に脈動し、
筋肉が繊維を引き裂く音を立てて膨張していく。
かつての合理的な研究者の面影は消え失せ、
そこには狂気を孕んだ獣のような形相をした男が立ち尽くしていた。
「来るぞ! 総員対ショック防御!」
レグルスの警告と同時だった。
ローレンスの全身から、鼓膜を劈くような高音と共に、
琥珀色の粒子が爆発的に噴き出す。
「ククク……さあ、聖遺殻よ……。喜べ!
久方ぶりにゲートを解放してやるぞ!!
さあ、見せてみろォ! 貴様らの内臓の色を!!」
全身から放たれた琥珀の粒子が、無数の針となって、
空間そのものを埋め尽くす暴風となって襲い掛かる。
「『偏光障壁』展開ッ!」
ガレスが前に飛び出し、空間の屈折率を強制上書きした光の盾を張る。
キィィィィン!! という激突音が響き、ベクトルを逸らされた無数の針が、
周囲の壁や床に深々と突き刺さっていく。
だが、針の質量と勢いがあまりにも異常だった。
「くっ、重い……! 琥珀卿……研究者って話じゃなかったか?
なんだこのデタラメな出力は!」
ガレスが展開する分厚い光の装甲が、軋みを上げて悲鳴を上げる。
普段のローレンスなら精密な外科手術のように針を収束させて急所を狙う。
が、今の彼にはそのような戦略的思考すら感じられない。
ただ施設ごと侵入者を圧殺しようとするような、
嵐のような広範囲殲滅攻撃だった。
「隙ありだぜ、おっさん!」
パーシヴァルが障壁の隙間から二丁拳銃を放つ。
『収束光弾』――物理的な弾丸ではなく、
熱的特異点へと収束した超高熱の粒子が、
ローレンスの眉間へ直進する。
だが。
カキィィンッ!!
琥珀卿の周囲を渦巻く無数の針の一部が、
意思をもったように防衛の壁を形作り、
光弾を悉く弾き落とした。
「チッ、オートで防御かよ……!」
パーシヴァルが舌打ちをした、次の瞬間。
ローレンスの姿が、残像すら残さず空間から消え失せた。
「!」
腕を振り上げたローレンスがパーシヴァルの背後に現れる。
ガキンッ!!
レグルスのステラ・レギスが無数の光剣を重ね合わせて、
ローレンスの拳を受け止める。
「ああぁぁ! 鬱陶しい!! レグルス・アウレリウス!!
やはり貴様から解体してやる!!」
ローレンスは頭を抱えて怒号を叫びながら、狂ったように針を乱射し続ける。
眼は赤く充血し、露出した肌は固い岩の鎧のように変化し、
その下で筋肉が隆々と盛り上がっている。
「レグルス様……あいつ一体どうなってるの?」
めずらしくクロエが、怯えと心配が混ざった声でレグルスに問いかける。
「聖遺殻。
我々のカタリストに埋め込まれた聖遺物のようなものを、
奴等は体内に埋め込んでいる」
「聖遺物を埋め込むなんて……狂ってる」
ルカが顔を青ざめさせる。
「『聖遺殻』は、厳密には聖遺物とは別種の物質だ。
生存本能を備えた物質のようなもの、と思えばいい。
宿主に寄生し、肉体機能を書き換え、限界を超えた出力を引き出す。
あの異常な速度と出力。体に埋め込まれた聖遺殻ごと破壊するしかない」
まともに付き合えば、味方の消耗は避けられない。
このままでは、全員がこの通路で足止めを食らってしまう。
「ヒルデガルド! ガレスとパーシヴァルを連れて先へ行け!」
「レグルス様!? しかし!」
ヒルデガルドが悲痛な声を上げる。
相手は、アッザリアの最高戦力である12枢輝煌。
残していくには、あまりにも危険すぎる敵だ。
「全知の巫女の確保が最優先だ!
あれに付き合う必要はない。ここは私が食い止める!」
レグルスの剣『ステラ・レギス』が輝き、
迫り来る琥珀の嵐を強引に切り裂いて、シャフトへの道を切り拓く。
「馬鹿が!行かせると思うか!」
ローレンスが針の狙いをヒルデガルドたちに向けようとするが、
その動きが一瞬ピタリと止まった。
(……待て、深層にはアルジェンタがいる。
ならば彼女に任せれば、私は後方で……)
――ズキリ。
ローレンスの首筋を通り脳髄を這いあがり、抗えない強制信号が脳に届く。
『ぜーんぶ綺麗にお掃除できるよね?』
「ああぁぁもう!! 逃がさんと言っているだろうが!!」
ローレンスは、自身の理性を食い破るコマンドに逆らえず、
再び無差別な針の暴風を向けた。
その不自然な隙を突き、ヒルデガルド、ガレス、パーシヴァルの三人は、
さらに深層へと続くシャフトへ飛び込んでいった。
「……頼みます、レグルス様!」
ヒルデガルドの祈るような声が、遠ざかっていく。
残されたのは、レグルス、ルカ、クロエ。
そして、狂気を孕んだ12枢輝煌が一人。
「……さて。2人とも、よく見ろ」
レグルスは静かに黄金の光輪を背負い、
緊張に汗ばむルカとクロエの前に立つ。
「あの男、よく見るがいい。……あのような調和の乱れた醜悪な化け物に、
我々ティファレトの門が屈することはない」
「醜悪だと?なめるなよ、クソ出来損ないども……!
真に選ばれた民の権能を思い知るがいい」
ローレンスが喉が焼けるような声で叫び、
通路の空間を覆うほどの針の群れが迫る。
「ルカ、クロエ。”実戦演習”の総仕上げだ」
レグルスは『ステラ・レギス』を水平に構え、
黄金の粒子を極限まで加速させた。
「あの醜悪な研究者の馴れの果てを、私たちが『調律』する」
「はい!!」
「了解!!」
加速した粒子がステラ・レギスの前面で巨大な光輪を3重に形成する。
その後方でクロエがイグニス・ファトゥムを打ち鳴らし、
ルカがヘッドマウントを装着しなおす。
「ああァ?面白い、やってみるがいい!
貴様ら3人区別のつかなくなるまで切り刻んでやる!!」




