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初めて感想が来た!!

超嬉しい!!

晃は少し動くと梅と男の間に体を挟むような位置に移動した。

その後、ゆらりと構えを改める。左足を引き、体の側面を男に向けるように体制を変えた。その体制になった晃には一切の隙がなく、アメノハバキリに攻撃するタイミングを計らせない。

「来ねぇなら、こっちから行かせてもらう」

晃は地を踏みしめアメノハバキリに向けて駆け出す。

手には何もなく完全な無手。獲物も持たずに神代三剣に数えられもするアメノハバキリに挑むのは無謀すぎるだろう。

だが、晃は明らかにアメノハバキリの刀も自分の手刀も届かないような位置で手を降り下ろす。

「初撃。雷閃」

晃の手の軌跡を追うようにして晃の手先から極大の雷光が現出し、アメノハバキリに向かう。

アメノハバキリはそれが自分の体に触れる前に鞘走りを利用した神速の居合いによって斬る。

「それの銘は千鳥ではないと思っていたのだがな」

晃は手をぷらぷらと振りながらアメノハバキリに声をかける。

「・・・・・・・・・・・・」

先頭モードに入ったのかなんなのか知らないが、アメノハバキリは答える気がないらしい。

めんどくせぇなぁ。

そう考えながら晃は深く嘆息した。ちなみに晃は雷光を切り裂かれた瞬間にはもう後ろに下がっている。今の晃の位置は大体アメノハバキリと梅の中間。少しアメノハバキリよりと言ったところだ。

梅の存在が晃にとって大きな枷となっているのは明らかだった。さっきだって梅がいなければあのまま連撃に繋げられていた。だが、いまさら梅がいることを悔やんでもなにも始まらない。寧ろ、梅は被害者なのだから。

「追撃。雷落」

足で地面を踏み鳴らすとアメノハバキリの上に小規模な雲が生まれ、雷が落ちた。その雷すらもアメノハバキリは刀の一閃で打ち払ってしまう。

アメノハバキリは涼しい顔のまま晃のもとに駆け寄る。

確かにその行動は正しい。晃は梅が近くにいると守りに徹せねばならなくなるし、晃のアドバンテージである距離を潰せるからだ。

アメノハバキリの近づきざまの横凪ぎの一閃。これを晃は軽く後ろにステッブして避ける。

アメノハバキリはさらに一歩踏み込み、袈裟懸けに刀を振るう。これを晃は体を反らすことで辛うじて回避する。

アメノハバキリが近づいてきたせいで徐々に梅の方に寄せられている。

こりゃ不味いかね。

そう思いながら梅に視線を向けると梅はまだ衝撃から立ち直れていないようで放心している。

「これ以上寄せられる訳にはいかねぇか」

晃は避けるのをやめてアメノハバキリに向き直った。

晃にできるアメノハバキリへの対処はとりあえず一つだけ。

アメノハバキリが刀を振るったときに生じる隙をついてのクロスカウンター。これしかないだろう。

いくら晃が神染者だと言っても真正面から刀で切られては一堪りもない。と言うか間違いなく両断されて肉塊になるだろう。別に受けなければどうということはないし、受けないようにする方法もいくつかあるが安定しない。やはり、一番安定しそうなのはクロスカウンターだろう。それにしたって賭けの要素が強いのだが。

アメノハバキリの行動を見逃さないように一挙手一投足に注意を配りながら攻撃を回避し続ける。

そんなときアメノハバキリは土を蹴りあげた。その土は的確に晃の視界を遮る。咄嗟にまぶたを下ろしたお陰で目には入らなかったが視界を潰されたことに代わりはない。

「ひ、卑怯です!」

やっと現実に帰還したらしい梅が声をあげる。が、それは的はずれだ。

戦場に、殺しあいにルールはない。故に卑怯もクソもないのだ。強いてルールをあげるとしたら、勝者が絶対。ただそれだけのことだ。

晃は気配を探る。これは仕事をしていく上で手にいれたスキルだった。

頭のすぐ上に強い殺気を感じて即座に首を引く。

だが、回避がギリギリで間に合わず晃のつけている面に刀の先端が当たる。かすっただけで面は割れ、床を転がる。

「あ、マズッ」

晃の思考が平時の状態に戻され、冷えていた思考が急激に熱を持ち始める。

戦闘中だからか普段のような気だるさも脱力感もない。その代わりに面をつけていたときにはけして表に出ることのなかった感情が顔を出し始める。

ヤバイ。ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ!!

「梅ッ! 下がれぇ!!」

「えっ?」

「殺されてぇのか!!」

「ッ!」

梅が息を飲んで後退する気配が伝わってくる。その梅の気配を読んでいるうちに鋭い殺気が晃の体を射抜く。逆袈裟に刀を切り上げる。

晃はそれを見ながら口角を吊り上げ酷薄に笑った。

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