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 「王女が戦死したとして、何故王女がそんな部隊に含まれていたのか? という部分はどうしても引っ掛かるところよね。未だ本格的なぶつかり合いではなく、小競り合いなのに王女が出た。妙な話だと思うわ」


 「それもあるが、そもそも王子2人は何をしていたのだ? 王女を前面に出させて自らは引っ込んでいたなど、恥にしかならない。そんな事は分かるだろうに……もしかして勇み足か?」


 「それとも勝手に加わったかだね。死体を投げ込まれてから結構経ってるし、回復したのなら何か言い出したのかもしれない。手柄を挙げさせろとか」


 「ヴェスティオンの王女は甘やかされて育てられ、我儘なのは有名な話ですからね。都合良く前に出る者として利用されたか、元々王家として処分の対象だったのか……我儘王女ですから可能性はあったかと」


 「戦争で邪魔な人物を始末する……か。本当に貴族じゃなくて良かったよ。あたしにはそういうの無理だし、やりたいとも思わない。公爵家で育ってたら、それが当たり前だったのかな?」


 「さあな。今さらどうこう言っても始まらないし、考えなくても良いんじゃないか? 公爵家から見たら当たり前。平民から見たら貴族じゃなくて良かった。どっちでも、エリアである事に変わりは無いさ」


 「ああ……うん。そうだね」


 「王女が戦死したという事実だけを考えても相当の痛手を被った事は間違い無いと思うけど、問題はそれが予定通りだった場合だ。そうなると何かを狙っている可能性がある」


 「何かって……王族の首? もしくは王の首かな? 王女の命を使ってまで求める物は、それぐらいしかないと思うけど……他に何かあったかねぇ……」


 「リズロッテが戦死したとはいえ、それで王族や王が戦場に出てくる訳でも無いですし……単に死んでしまっただけでしょうかね? あの子の場合、功名心で死ぬというのが否定出来ないんですよ」


 「そういう人物だったものね、元々は。そこに戻ってしまったのなら、十分にあり得る話しだと思うわ。どのみちここで話していても答えは出ない事よ」



 メルの言葉を最後に話は終わった。俺達はこれから侯爵領のダンジョンに行くし、ヴェルが持って来た情報も本当かは分からない。自分で確かめるか、今回の戦争が終わるまで情報は錯綜するだろう。


 朝食後、宿を出て村の入り口まで向かう。門番に登録証を見せて外に出たら出発し、まずは王都を目指す。もうとっくに慣れた道なので、迷う事も無くあっさりと王都に辿り着いた。


 まだ昼前なので、ラーファンさんの所で部屋をとってから食堂に行くか。そう思い、王都に入った後すぐに宿へと向かう。宿に入りラーファンさんに1日分の宿代を払おうとした時、リンデ達が外から入ってきた。



 「お姉様方! 丁度良かったです、城までついて来て頂けませんか!? 出来得る限り早い方が良いのでお願いします!」


 「待った。まずは少し落ち着いてから説明しな。こっちは何の事かサッパリ分からないんだ」



 俺はラーファンさんに大銅貨6枚を支払って、いつもの部屋を確保してから後ろに振り向く。リンデは落ち着いたらしく、言いたかった事を話し始めた。



 「実はですね。ヴェスティオンの王女が戦死したらしく、それらを確かめる為に私が行く事になったのです。本来なら王太子殿下か王子殿下が行かれる筈だったのですが、私なら自分の身は自分で守れますので」


 「もしかしてアタシ達について来いって言うのかい? ……アルド、どうする?」


 「俺はどっちでも構わない。知らない訳でもないし、リヴィだって祖国の事が気になるんだろう?」


 「まあ、気にならないと言ったら嘘になるね。とはいえ、祖国が負けそうもないからか、思っていたよりも気にならないけどね」


 「でしたら、今から王城までついて来て下さい!」



 結局、慌てた様なリンデに連れられて城まで行く事になり、王太子からリンデ達の護衛依頼を請ける事になった。一応リヴィとザラとエイルズも請けた形になる。リヴィだけは微妙な表情をしてたけど。


 ラグナンドとヴェスティオンはともかく、ディザルオンとバロッサは決着したと言えるので、国外に出ても問題無いらしい。元々どちらかに俺達を派遣する可能性があるから、王国に残ってくれという話だったしな。


 依頼を請ければ用は無いので、さっさと城を後にして平民街に戻ってきたら食堂へと行く。そもそも昼食もまだ食べてなかったから、お腹が空いてるんだよ。


 ダリアとカエデもお腹が空いているらしく、城では静かにしていたが外に出てからは催促してきている。俺達もお腹が空いてるから、心配しなくても直ぐに食堂へ行くよ。


 食堂の中に入り、大銅貨10枚を支払って昼食を注文したら席に座る。そういえば、久しぶりにリンデ達と一緒に居る事になったな。あれから何かあったりしたのか聞いてみるか。



 「今までですか? まあ、色々ありましたよ。マールに行って森ばっかりのダンジョンとか香辛料が手に入るダンジョンに入ったりしましたし、依頼を請けたりもしました」


 「森のダンジョンは大変だったね。貴族からの依頼とかは請けてないんだけど、代わりに量が多くて何度もダンジョンに入ったよ。そのうえ見つからない事もあってさ」


 「大蜜蟻の蜜の入手とかもありましたから、驚くほど大変だったんです。深層の方には魔豊蜂が出たりするそうで、どこかのチームが全滅したなんて話もありましたし……」


 「アタシ達の行った所まででは魔豊蜂なんて出なかったんで良かったんですけど、気が気じゃありませんでしたよ。どこの層から出てくるかっていう情報は無かったんで」


 「アンタ達には魔豊蜂はちょっと早いね。命の危険は避けるのが賢明さ。アルドぐらいになると平然と魔豊蜂を始末していくんだけど……アレはちょっと例外だからねぇ」


 「浄化で弱らせて、更に【水魔法】の1種で寒さを与えて動きを鈍らせる。そうすると魔豊蜂ですら寒さに震えるだけになってましたからね。そういえば魔豊蜂の蜂蜜を持っていませんでしたか?」


 「うん? まだ持ってるよ。そもそもミードを飲むのは殆どダリアだし、そのダリアもたまにしか飲まないから少しずつしか減らないな。一応言っとくと、一気に減らしたいとは言ってないぞ?」


 「「「「………」」」」


 「いや、飲みたいなら構わないが、大量に飲まれても困るって事だ。俺達だっていつ追加できるか分からないんだ。魔豊蜂が出てくる層には結構進まないといけないし、そこまで行っても本当に居るかどうかも分からない」


 「それはそうですね。私達も魔豊蜂とは戦いたくなかったので、出てくる層には近付きませんでした。深層に出ると言われてましたが、厳密に何層に出るという情報はありませんでしたね」


 「まあ、有ろうが無かろうが危険だから近付かないけどね。魔豊蜂なんて余程のヤツじゃない限り、間違いなく殺される様な相手でしかない。私達ではどう考えても無理だ」


 「だね。流石にアタシもザラも愚か者じゃないから、2人がやる気だったら止めたけど、そういう事も無かったから安心して見てたよ」


 「ですね。お姫様に何かあると、間違いなく私達の責任問題になりますから。とはいえ、手が掛からないので助かってますけど」


 「それはね。ヴェスティオンの我儘王女だったなら、とっくに辞めさせてもらってるだろうけど、2人はどちらかというと慎重だからね。もっと突っ込めば良いのにって思う事があるくらいさ」


 「それから聖王国の方のダンジョンにも行きましたね。王都のダンジョンと最前線のダンジョンの両方に行きましたけど、最前線の嫌がりようは凄かったです」


 「2人とも子供みたいに嫌がってたね。出たとしても虫だし、特に気にしなくてもいいと思うんだけどさ。結果的に虫は出なかったから拍子抜けしたんだけど」



 そういえば、虫は出なくなってたんだっけ?。



 ▽▽▽▽▽


 0992終了時点


 大白金貨17枚

 白金貨72枚

 大金貨771枚

 金貨877枚

 大銀貨931枚

 銀貨1121枚

 大銅貨1482枚

 銅貨291枚


 神木石の浄化槍

 神石の浄化剣

 神木の浄化棍棒

 神木の浄化盾

 アダマンタイトのサバイバルナイフ

 氷擲竜の棒手裏剣

 アダマンタイトの十手

 神石の勾玉

 王角竜の帽子

 王角竜の革鎧

 大海竜の半篭手

 真っ黒な指貫グローブ

 王角竜の剣帯

 王角竜の脛当

 海蛇竜のジャケット

 真っ黒なズボン

 真っ黒なブーツ

 白い大型のアイテムバッグ


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