後輩の些細な心の機微にご注意を
後輩———巫みゆの胸の内とは、、
言われるがままにこの『巫みゆ』って子と
喫茶店にきてしまった
ここまで来る途中も、、
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「先輩は今彼女とかいるんすかー」
「え、、あ、、いや」
「いやいないですよねーいたらこの状況あぶないっすもねー」
なんなんだこの子
「あ、ちな私も居ないですよ!安心してください♡」
「いると思いますよねだってこんな可愛いお顔してますからね私!でもいないんだなーこれが」
「あ、ちょっと喜んだ顔してませんか?してますよね!だってこんな可愛い子に彼氏いないって激アツですもんね!」
いや話す隙がない!
でも逆になんか「楽」かもしれない
気まずさができる隙ないって言うか、、
「す、すごい 話しますね、、」
「それが私の取り柄っすから!」
本当に明るい子だな、、
そしてほんの少し沈黙が続く
「ところで先輩は運命って信じます?」
さっきと少し違う声のトーンで
いきなり難しい質問を投げかけてきた
「え?」
「生まれる前から決まってる運命の相手がいるかもって」
ロマンチックな話が好きなのかな?
なんて言えばいいんだろうか
でも、、、彼女さっきと違って少し真剣な気がする
真剣に答えなきゃいけない気がする
「運命は、、信じてます、、偶然だけじゃ説明つかないことがこの世にはあると思うから、、」
「で、ですよね!運命はありますよね!」
彼女はすごく嬉しそうだ。よかった
「あと先輩いつ言おうか迷ってたんですけど
敬語やめてください!私後輩なんすから!」
そう笑いながら言った彼女の顔は
基本明るいけど
心の奥に何か隠している気持ちがあるんじゃないかと俺は思わされた
「わかった、、敬語やめるよ、、」
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そうして今に至る
「先輩何頼みます?」
「えっとコーラで、、」
「あー先輩、苦いのダメなんすね♪」
「う、、うん」
「先輩って可愛いなー」
机に肘をついて顎を手で支えながら
俺の顔をまっすぐ見て彼女は言った
揶揄われてるのは承知で
その瞬間照れてしまった
そして思わず話題を変えた
「あの、このキーホルダーの話だったよね?」
「あ、そうでした!そのキーホルダーどこで手に入れました?」
「だって先輩これがこの世に10個しかないってしってますよね?、、」
「あ、うん知ってるよ」
「これもらった物なんだ、、昔、、」
「そうなんですね、、どこでっすか?
どこで、、もらったっすか?」
そう言った彼女は少し聞くのが怖そうに感じた
「夏、、」
「5歳の夏祭りの時知らない子から貰ったんだ」
あの日のことは俺だって忘れない忘れるわけがない
「夏祭り、、、知らない子から、、、」
そう彼女は呟いた
そしてさらに質問をしてきた。
「先輩は今でもなんでそんな大切につけてるんっすか、、?」
俺は正直に訳を話した
「約束したんだその子と、、二人が大人になるまで
この世界で10個しかない内の2個を私たちが大切に持ってようねって、、」
「そうなんですね、、大切なものなんですね、、」
彼女は何故か表情を見せないように俯いてそう言った。
そしてなぜか沈黙が続く、、
さっきとは打って変わって気まずいぞ、、
何か、、何か話題を、、
あ、てかそうだこの子も同じの持ってたじゃん!
もしかして、、もしかして!、、
「あの、、君も同じの持ってたよね?このキーホルダー、、もしかして君は、、」
また少しの沈黙が続く
「私帰ります」
え?
聞かれたくなかったのか!?
いやただ違ったってことだよな、、
「え、ちょっと食べ物は、君サンドウィッチ頼んだでしょ!」
「先輩食べていいですよ!私の奢りです♡」
そう言った彼女は満面の笑みだった
なんなんだ本当に、、、
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「あ、もしもしお姉ちゃん、、」
「うん。うん。話せたよ優くんと」
『優くん覚えてたよちゃんと夏祭りの、、
【あの日】のこと』
「大切に持ってた。あの時のキーホルダー」
「よかったねお姉ちゃん」
「うん。また次会う時ちゃんと話す、切るね」
巫みゆはそう言って電話切って
空に向かってボソッと呟いた
『優くん、、』
【隠し事は大抵望まない形でバレるものである】
誰も読まないから何してんだろって気持ちになる




