『綺麗なお友達』とのお買い物にご注意を
友達になった三嶋友希とお買い物と思いきや、、
できた!対人恐怖症の俺にも友達ができた!
あんなに「綺麗なお友達」が!
LINEに書いてある三嶋友希という文字が
これは夢じゃないと教えてくれている
(岡部のおかげでもあるしあったら報告しなきゃな)
結局あの後何もせず
二人は別々にタクシーで帰った。
LINE交換はしたものの
向こうからLINEはこないな、、
岡部に対してみたいなフランクな絡み方は
引かれそうだし
言うて成人になってからの初めての友達だ
しかも女子。女子だしな、、
子供の頃は結衣(ep2推奨)とも話してたけど
その時とは訳がちがうよな、、
友達ができたからと言ったって
気を遣わなくていいわけじゃないからな、、
そう思ったら矢先
ピコン♪
俺のLINEが鳴った!
俺のLINEは公式か岡部か親か
それか三嶋さんしかいない
誰だ、誰だ
こんなにLINEを見るだけで
緊張するの中学の時以来だ
その頃は嫌な意味だけど、、
恐る恐る見たら三嶋さんだった!
(優くん買い物付き合ってくれない?)
(ティッシュとかトイレットペーパーとか切れちゃって)
か、かいもの?
大学生の友達ってそう言う買い物も一緒にいくのか
とりあえず返信を
(わかりました!)
で、これいつだいつの話だ
(いつの話ですか?)
(今日今から大丈夫?)
え!え!今から?
まじかよ!
ラインだとさらに心が読めないぞ
(わかりました!大丈夫です!)
で、どこ待ち合わせだ、、
(どこにいけばいいですか?)
(新宿駅前山田歯科の看板前待ち合わせで)
(了解です!今から向かいます)
よくわからんけど行けばわかるだろ
(ありがとう。私も今から行くね)
三嶋さん昨日の今日で積極的だな、、
それだけ俺に心を開いてくれてるってことなのかな
確かに心は読めないとこあるけど
三嶋さんのLINEを振り返る
(今日今から大丈夫?)
(ありがとう。私も今から行くね)
大丈夫?とかこっちに委ねてくれてる感あるし
ありがとうとかちゃんと言ってくれてるし
悪い子ではないんだよな、、
色々未知なこと多いけどとりあえず向かうか!
【目紛しい日々を送ればあれやこれやと考えなくなってゆく。人はそれを成長と呼ぶ】
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割と早く着いたぞ
電車はやっぱり無理だったから
今日はお金節約のために自転車で
あ、あった山田歯科の看板!
とりあえず自転車置き場にさっさと止めて
駅から来た風装わねーと
人混みが苦手で電車乗れないとか
引かれてるかもだし。
スタンバイokあとは待つだけ!
女の子だし色々時間かかるよな、、
ってきたー!
意外と早く来たな
よし話しかけないと
「あ、三嶋さん!」
後ろから声をかけた
「あ、優くんこんにちわ」
相変わらず真顔だ
「こんにちわ三嶋さん」
「じゃあ行こっか」
「は、はい!」
で、どこにだーー?
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淡々と黙ってついていってるけど
買い物だよな?
日用品だよな
ならこんな街中じゃなくてもよくないか?
何を考えているか全くわからん
三嶋さんと一緒だと街中で
人がたくさんいるのにそれを忘れていた
彼女の気持ちを読むことに夢中だから。
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「ついた」
「ここ」
三嶋さんは指を指した
「え?」
え、えー!
またもや予想外
ここゲーセンだよな!
買い物じゃないの?
流石に聞いてみるか
「三嶋さん、ここゲームセンターですよね?
買い物は?」
「ここで取るのそっちの方がお得だから」
え、日用品をここで?
そんなもんあるのか、、
ってめっちゃあるーーーー
箱ティッシュとかトイレットペーパー、
さらにはじゃがいもや人参まで
「ちょっと見てて、あれをリングに引っ掛けるの」
そう言うと三嶋さんは早速やり始め
一発で箱ティッシュを取った
「ほらお得でしょ」
少し?得意気な表情に見えた
「す、すごいですね!」
「ちょっと俺もやってみます」
全然ダメだ
やるの見るのより倍むずいな!
かっこわりーー
それを見ていた三嶋さんが話し出した
「優くんが損しないように取り方教えておくべきだったねごめん」
読めないとこあるけど
やっぱり良い子なんだこの子は、、
「いや!全然!100円だし
でも取り方あるなら知りたいです!」
そう言うと三嶋さんは得意気に早口で話し出した
「リングが揺れるからその揺れを見極めるの
周期って言うんだけどさっき見てたから隣の台は右に揺れた時にボタン押せば取れるはず」
表情さえ動かないが楽しそうなのがよく伝わった
「あ、本当に取れた!すごいですね!」
なんか周りに人がいるのなんて忘れて
俺も楽しくなってきた
片方が楽しかったらもう片方も楽しくなる
友達ってこういうものか。
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ゲーセン買い物がおわり
落ち着いてベンチに座った
「いやーたくさん取れましたね」
てか荷物どーしよ自転車なんだよな、、
「収支+2700円」
三嶋さんが細かく言った
「そ、そうなんですか!めっちゃお得じゃないですか!」
「うんお得嬉しい」
三嶋さん嬉しそうだ
なんだかんだ暗くなってきたな
「じゃあそろそろ帰りますか、、」
「うん」
「俺ちょっと寄るとこあるんで!」
本当は自転車できたのがバレたくないだけ
「うん」
なんか三嶋さん言いたげ?
「優くん今日は楽しかった?」
え、予想外の質問だ
「はい!楽しかったです!」
「なんか今日の中で
私に言いたいこと不満とかない?」
三嶋さんが不安そうに話し出した
そうか、そうだよな三嶋さんも
俺と同じだった
不安にならないはずないよ
彼女の可憐さで
彼女の【本当の姿】をつい忘れてしまう
「ないです!全く、逆に俺に言いたいことあったりしますか?俺も不安なので、、」
三嶋さんは少し下を向いて、、
けど急に立ち上がって顔をめっちゃ近づけてきた
え?え?なんだ、またキスされるのかぁぁ
「敬語変」
「友達なのに敬語は嫌だな」
た、たしかに!
盲点
容姿が綺麗すぎてタメ口では話せなかった
けど友達なんだもんな!
「そ、そうだね!やめる!敬語やめる」
そうか三嶋さんずっと引っかかっていたのかな
距離感じるもんな
「うんそれがいい」
また笑顔になった。よかった
「じゃあ優くんまたね」
「あ、うん。またね!」
「あ、やっぱり、ちょっと待って!」
三嶋さんがいつもより大きな声で俺を引き止めた
「ん?なに??」
まだ何か言いたいことが?
「えっと、、その、、」
なんだなんだ俺みたいに吃ってるぞ、、
「??」
三嶋さんは少し下を向いて言った
「そのいつもバックにつけてるキーホルダー何?」
「あーーこれ!これね!」
そんなことが聞きたくて引き止めたのか?
「これは『昔大切な人』にもらった大事なものなんだ」
「そうなんだ…..教えてくれてありがとう。じゃあね優くん」
三嶋さんはいつも通りの表情でそう言った
「うんまたね!三嶋さん」
相変わらず心は読めないけれど
きっと焦らなくていい
空に広がってる雲のように
俺たちの関係は一歩ずつ
ゆっくりと進んでいく
「『呼び捨て』がいいっていうのは
言えなかったな」
去っていく折原優を見て三嶋友希は
そっと呟いた
ヒロインは三嶋友希だけじゃないよ
次回は出したい




