1章ー14 極秘の世界
ボス(Nо.1!! Nо.1!! 応答せよ!Nо.1! どうなっている! Nо.3! 状況を報告せよ!)
Nо.3(ボス、Nо.1が……魂を持っていかれました! どうやら刺激が強すぎたようです! 昇天しております! 私も危ういところでした。)
ボス(なんと、Nо.1が……動物好きの純粋な心を持ったNо.1にふしだらな行為で昇天させるとは…Nо.4、Nо.1を回収に迎え! Nо.3は目標から目を離すな!)
Nо.4、Nо.3(サー、イエッサー)
「セラフィニー、何してんのーはやくー! もうすぐ休憩終わっちゃうよー!」
「ほいー! すぐに戻る―。んじゃアカツキ、また店でまってるのにゃ、出来立てのチョゲミント作ってもらっとくのみゃ」
「うーん……アリガト、また落ち着いたら行くよ……あっあと獣がでたんだけど、みんな大丈夫?」
「馬鹿なのみゃ、街中で獣が出るはずは、絶対の絶対ありえないのにゃ、変な草でもくったのかみゃ?」
2体もいたはずの獣の姿を誰も見てない、もっとパニックになってるはずだが、とてつもなく怪しい。
「そっか……んじゃセラフィも気を付けて、そんな恰好じゃ獣じゃなくても襲ってくんじゃないかな」
「う……うるさいのにゃ、二度と視線を向けるみゃ」
ほのかに頬を赤く染めたセラフィニは、恥ずかしそうに噴水の方へ戻る。
「アカツキにセラフィって呼ばれたにゃ、ちょっと嬉いみゃ」
Nо.3(ボス……こちらNо.3あの標的、猫娘を手なずけたようです。もう耐えられません! あの男は危険です、これ以上被害者が出る前に、私は全身全霊をかけ、散っていった仲間の為に突貫します!! 亡骸は拾ってくれよ、Nо.4)
ボス、Nо.4(スリぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!)
Nо.4(ス……スリぃ……グスン)
ボス(Nо.3……勇敢な戦士、この世で最も花を愛し、酒を浴びれば可憐な少女。次に生まれてくるときは、女に生まれるといいなNо.4! こうなれば、あたすが直々に出よう、もしもの事があれば……後は任せたぞ)
Nо.4(ボスゥ……ボスゥぅぅぅ)
セラフィニのミルクはまだ乳臭い香りが鼻に抜ける。しかし目の保養はでき、だいぶ動けるようになったアカツキ。日が沈む前に元の場所に戻ろうと、アカツキはベンチに手を掛け立ち上がる。
獣の事もヘレ達に伝え無いといけない、そう思い、まだ自分の
現在地を把握出来ていないないため、近くに見える酒場に向かい、きっと酒場ならこの辺のこと詳しいだろうと安易に考える。
ボス(むっ酒場に入るのか……あそこに入る前に手を打つか……アカツキを誘い込めるかもしれん)
酒場の前まで来るがまだ準備中のようだ、人の気配は感じる。 アカツキは扉に手をかけようとすると、ローブを纏った背の低い人影が背後からアカツキに声をかける。
「おい、そこのお兄さん」
「ん?どこだ?」
アカツキは後ろを振り向くが、視界に声の主は見当たらず袖を引っ張る感覚でようやく声の主を視界に捉える。
「ここじゃよ」
「何か用で……すか……?」
「おぬし、大切な人はいるかのう? 大切にしとるかのう?」
全く唐突すぎて困窮するも、適当に返事してさっさと終わらそうとするアカツキ。
「いるよ、だけどいない、でもいるかもしれない」
「そうかい、なら遠く離れても、近くにいても、自分の事を1番に考えてくれる人を裏切っちゃいかんよ、大切にしなされ。もし、おざなりにしとるんじゃったら、1度教会で悔い改めてはいかがれす? かのう?」
やっぱりそっち系のですかと、一連のやり取りに後悔し、話も途中でアカツキは無視しバーに入る。
「すいませーん、この町の地図がみたいんですけど、どこに行ったらみれますぅ――――ぅっ!!」
突風、以前も同じような突風……アカツキは気を失いかけた、あの豊満な胸……透けるような白い、肩からざっくりと空いたメイド服、首には黄色いリボン、拳で全貌は見えないがまぎれもなく。
「ユリさん……近いです……いろいろと」
「あら、アカツキ君何してるの?」
まだ昨日の営業の余韻が香る酒場、L字型のカウンターがあり丸い、背もたれのない椅子にアカツキは腰掛け、ユリはカウンターの中に入る。
あの事件のあと、ライドウ達を探しにアンコは街まで捜索に来たが、全く見つからず。ライドウの進んだ方向を探しても、途中で痕跡は消え、あるのは獣の骨のみ。どこかで生きていることを願う、アンコとヘレの会話をアカツキは聞いていた。
「ユリさん、こんな所でなにしてるんですか? あの後すんごい探してましたよ、アンコが、まだ探してると思いますよ、アンコが」
「心配かけてごめんなさいね、私の手が、ほらあれだったから、ずっと親切な方の自宅で療養してたのよ」
「そうだったんですか、もう両手は大丈夫なんですか?」
「ええ、おかげさまで、ま完全つながったのは骨だけですど。仕事ができるよう、その方がここのマスターを紹介してくださったわ」
まだ繋がっていない、その言葉に身震いし自分の手首をさするアカツキ。ユリの両手首には包帯が巻いてあり、お世辞にも上手く描かれているとは言えない花柄、きっとアクアが描いたのだろう。
「そ……そうですか、みんな無事だったんだ、よかった」
「アクアも学校に通って、元気にしてるわ。それはそうと、なにか用事? お酒は駄目よ?」
「そうだ、この辺の地図が見たいんですけど、ありますか?」
「まっててね、まだ働き始めたばっかりで物の場所が分からないの、飲み物はソーダね?」
ユリはカウンターの中から、瓶に入ったソーダを両手でアカツキに渡す、恐らく聞き間違えているのだろう。やっとまともな水分だが気泡で溢れるソーダでは無く、普通に水が欲しかったなと、アカツキはそれでも乾きを渇きを癒やすように、一気に飲み干す。
「あったわ、これね」
ユリはカウンターの外に出て、地図を広げアカツキにみせる。
「うーん、これ街の北側しかのってないですね、できれば全貌が載ってる地図があると、ありがたいんですが……」
「そう、でもこのお店にはそれしかなかったのよ、教会に行けばもっと大きな地図があると思うわ」
「教会かぁ、ハァ……ついでに悔い改めるか」
飲み干したソーダの瓶を片付け、カウンターの中に入るユリ。不器用に結ばれたリボンがほどけ、ユリの肩に掛かり結び直そうとユリは悪戦苦闘。
「じゃぁ、近い教会は……ここか、なんて書いてるんだろカ、カゲ、まぁいいや、すぐそこだ」
ルルゥ(どうやら作戦は成功したようなのれす。Nо1.2.3.4!敵は取ったのれす。極秘任務成功なのれす、繰り返す!極秘任務は成功なのれす! 大きな犠牲は伴ったが、それに勝るとも劣らない報酬が手に入るのれす! 今夜は祝勝会なのれす! あの単細胞な間抜け面のアカツキを、最後に拝んでやるのれーす!)
「アカツキ君ちょっと、手伝ってくれない?まだうまく結べなくて」
ユリの首のリボンは、不器用に結ばれており、まだ繊細な手先の動きができないようだ。
「ああ、はい、結びなおしたらいいんですね」
カウンター越しに、髪をかき上げたユリの背後から、ほどけたリボンを結びなおそうとする。他の人が見たら誤解する光景のようだが構いやしないと素早く結び直すアカツキ。
ルルゥ(!!!!!!)
(不倫はいけないのれす! それだけはいけないのれす! それはルルゥの心を締め付けるのれす、なんてことなのれす、もうアカツキは最低な奴なのれす!)
「ありがとうアカツキ、じゃぁヘレさん、アンコちゃんにもよろしくね」
「ユリさんも先生とアクアちゃんによろしく! また来ますね~!」
もう日も落ちかけ、アカツキは教会へと向かう、そのあとをルルゥがモジモジとおいかける。
これ以降のお話は修正中で御座います。
話まとまってねーじゃねーか!って感じです。申し訳ございませんm(_ _)m




