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星団最強なのに回りくどい奴の物語。だってすぐ終わっちゃうじゃん。(改稿中)  作者: 耀聖(ようせい)
最終章・皆の幸せの形。
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今までのあらすじ。581~588話。

【581話 夏休みは地獄。】

 クーン城へ帰還したステイシーは、前期の成績についてアーレイから叱責されると覚悟していたが、意外にも穏やかに迎えられる。しかし夏休みに入ると、課題を後回しにしたうえ、王女としての公務が次々と押し寄せる。焦ったステイシーは無理を重ね、ついには過労で倒れてしまう。


 目覚めた後も課題を優先するよう告げられ、父に突き放されたと思い涙を流すステイシー。しかし必死に課題を終わらせ、最後の週には公務へ復帰する。


 アーレイは彼女の努力を認め、「よく頑張った」と声をかける。そして成績目標を提示し、達成できなければ婚約者を決めると宣言。ステイシーは奮起し、再び父から褒めてもらうため、勉強に向き合う決意を固める。



 ※※※※※※



【582話 ヴァーチャルワールド。】

 新学期、デルタ王立貴族学校ではバーチャルRPGが必修科目となった。生活費を自分で稼ぐ条件を父アーレイから提示されていたステイシーは、「サラ」として早速ログインする。


 魔法のない世界で、布の服とこん棒、ナイフだけという極端な装備を選んだサラは、圧倒的な身体能力を武器に強敵を次々と討伐。報酬稼ぎに夢中になる姿は「Fクラスの狂剣サラ」として学校中で話題になる。


 一方、アーレイとフローレンスは監視映像から、訓練そっちのけで金儲けに励む娘の姿を目撃。呆れながらも、システム改善のきっかけとして受け入れるのだった。



 ※※※※※※



【第583話 秋の剣術大会。】

 新学期、デルタ王立貴族学校では実戦訓練を兼ねたバーチャルRPGが必修科目となる。生活費を稼ぐため、サラことステイシーはゲーム内で報酬の高い魔物ばかりを狙い、布の服とナイフだけで強敵を次々撃破。たちまち「狂剣サラ」の名が全校に知れ渡る。


 そして秋、恒例の剣術大会が開催される。サラは予選から圧倒的な身体能力で敵を瞬殺し、恐怖の「死のグループ」を作り上げる。一方、パルエッタも暗殺技術で編入生ヴァレリアを撃破。クーン勢からはサラ、パルエッタ、ダービッドが本戦へ進出する。


 本戦では、ウルフを破ったグレイスがサラへの復讐を宣言。しかしサラは完全に無関心。さらにパルエッタは、サラに勝つことで自分の戦術を他の生徒に研究されるのを防ぐため、まさかの降参を選択する。こうして本戦は、波乱の幕開けを迎える――。



 ※※※※※※



【第584話 勝敗の行方と逆恨み。】

 本戦でついにサラとグレイスが激突。観客から罵声が飛び交う中、グレイスは「負けたら靴を舐めろ」と挑発するが、サラも「なら負けたら私の椅子になって」と応戦する。試合ではグレイスが慎重に戦うものの、サラは圧倒的な速度と技術で剣を破壊し、そのまま一本を奪って完勝。グレイスは自分との実力差に愕然とする。


 総当たり戦を終え、九名による決勝戦が開幕。一年生代表としてサラ、パルエッタ、ウルフが進出する。パルエッタはステルス能力を駆使して勝ち上がり、サラも二年生を難なく撃破。三年生との戦いでは、大楯を踏み台にして相手を蹴り倒すという型破りな戦法で勝利する。


 そんなサラの戦いを見て、三年生の強豪「神速のルシアン」が興味を示す。高速剣で大楯の騎士を瞬殺したルシアンは、ついにサラとの決戦へ挑む――。



 ※※※※※※



【第585話 決勝戦。】

 剣術大会の優勝決定戦で、サラと三年生の強豪「神速のルシアン」が激突する。国王ジェフが見守る御前試合となり、二人は互いの実力を探りながら激しい剣戟を繰り広げる。高速剣を完全に見切ったサラは、相手の力を利用して剣を弾き飛ばし、最後は鞘による一撃でルシアンを撃破。見事、優勝を果たす。


 しかし、ステイシー本人は祖父ジェフから十分に褒めてもらえなかったことに寂しさを感じていた。さらに優勝をきっかけにバーチャルRPGの人気が急上昇し、サラはログイン待ちの混雑に遭遇。代わりに貸し出されたベッドマウントディスプレイを持ち帰ることになる。


 一方、敗北したグレイスは憎悪を募らせ、ログイン中のサラを襲撃する計画を立てる。そして数十分後、誰もいないはずのサラの部屋でセキュリティが解除され、謎の足音が響き始める――。



 ※※※※※※



【第586話 疑心暗鬼。】

 剣術大会優勝後、サラはグレイスの襲撃を警戒し、王族用控室からバーチャルRPGへログインすることにする。予想通り、グレイスは軍用光学迷彩を使ってサラの部屋へ侵入し、危害を加えようとする。しかしサラはすでに彼の侵入を察知しており、部屋には毛布と「ストーカーさん(笑)」という書き置きだけが残されていた。


 完全に翻弄されたグレイスは、証拠を残さず侵入したはずなのに、サラが全て知っているのではないかと疑心暗鬼に陥る。翌日、サラは何も語らず意味深な視線と笑みだけを向け、さらにグレイスを追い詰める。


 放課後、直接問いただそうとサラを探すグレイスだったが、彼女はまるで彼の行動を予測しているかのように、姿を見せては忽然と消えていく。グレイスは次第に冷静さを失い、サラに完全に翻弄されていくのだった。



 ※※※※※※



【第587話 RPG。】

 グレイスの執拗な追跡をかわすため、サラは王族用控室から軍用ステルスモジュールを使って逃走する。グレイスはサラと直接接触するため、レイヴン・テクノロジーズの技術者にバーチャルRPG用のチートプログラムを作らせ、サラを索敵できるようにする。


 一方、レイヴン・テクノロジーズでは、グレイスが妹のクローン体に関する研究にも立ち会い、人工眼球と神経の接続実験が成功。妹の復活へ向けた研究は着実に進んでいた。


 その頃、サラは必修科目となったクエストをこなしながら、相変わらず報酬稼ぎに励んでいた。魔界の村で「怠け者殺し」と呼ばれる難関クエストに挑むが、圧倒的な身体能力で魔物を軽々撃破する。


 そこへ「アーク」と名乗る謎のプレイヤーが決闘を挑んでくる。正体がグレイスだと察したサラは、薪を背負ったまま戦闘開始。背負子ごと薪を投げ捨て、現れた盗み猿とグレイスをまとめて一撃で倒す。グレイスの企みは、またしてもサラの脳筋パワーによって粉砕されるのだった。



 ※※※※※※



【第588話 突然。】

 王族用控室を訪れたセシリアは、そこにいる「平民のサラ」と、バーチャルRPGで活躍する姫剣士の姿から、サラの正体がステイシーであることをついに見抜く。長年の親友だからこその鋭い洞察に、ステイシーは観念し、自ら正体を明かす。セシリアも偽装魔法を解除することを申し出る。


 一方、グレイスは再びバーチャルRPGでサラに惨敗し、自分が使ったチートの存在を棚に上げ、サラを不正プレイヤーとして運営に通報する。しかし運営側はすでにサラを調査済みで、不正は一切確認されていなかった。むしろ、その圧倒的な強さを「人力チート」と判断しており、グレイスはさらなる屈辱を味わう。


 その頃、デルタ作戦司令本部を訪れたジェフ国王は、バーチャルRPGが生徒の実力だけでなく、性格や素行を把握する上でも有効だと知る。そこでクーン勢の活躍について聞き、優勝者のサラに強い関心を抱く。


 ルドルフの家族事情やサラの実力、さらに表彰式で見せた寂しそうな表情を結びつけたジェフは、サラの正体がステイシーではないかと察する。アーレイの意図にも気づいたジェフは、サラを王族扱いせず、あえて平民として茶会に招くことを決める。


 一方、バーチャル世界では、グレイスが再び「マーク」と名乗ってサラに接触。広大なフィールドでソロプレイヤーを正確に追跡してくることから、サラも何らかの不正を疑い始める。


 その戦闘の様子を偶然ジェフが監視室で目撃すると、マークの異常な強さと、サラが大会時以上に激しい戦いを強いられていることに気づく。監視員も不自然さを察知し、ついに**マークのチート使用疑惑がジェフの目の前で発覚**する。


 こうして、グレイスの執拗なサラへの嫌がらせは、思わぬ形で国王の知るところとなるのだった。


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