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72話、葵と御一行の帰還





朝、いつも通り日の出頃に目が覚めて、顔を洗って練習場でランニング。そっから朝ごはんの準備をする。

私とジルのはスーパーでハムとチーズを買って、自家製ベーグルでサンド。それからインスタントのコーンスープと、野菜サラダ。

スノーとノアのはワイバーンのお肉の角切りを焼肉のタレで味付けしたのをレタスを食パンで一緒に挟んだサンド。

匂いに釣られてみんなが起きてきたらいただきます。

食べながら勝手にもう帰る気になってたけど、食べ終わったスノー達が

「さて、我らは朝の狩りに行くぞ!」

ってさっさと出てった。ちーん。

仕方ないから片付けしてお昼御飯考えながら待ってた。

手持ち無沙汰だったから2時間ほど魔法の復習して、お昼の準備をする。

…………あ、ペペロンチーノ食べたい!パスタとペペロンチーノの素を買って茹でては混ぜて、茹でては混ぜてを繰り返してちょうど終わった頃に、コンコンッ!


「おかえりーっ!ってまた大きいなぁ」

マーダーグリズリー×2

レッドサーペント×1

グレートウルフ×2

ロックバード×3

アイテムボックスに入れて行って、最後に

オーク×5

「スノーが狩りでオーク取ってくるって意外」

私の魔法の実地訓練で突っ込まれた以外初めてだよ?

「進行方向に出てきて邪魔だったからな」

ふーん。

「ジルが狩ったのはどれですか?」

「今日の俺のはグレートウルフとロックバード1匹ずつだな!強いし飛んでるしで大変だったよ」

ふぅー。って言いながら話したジル。

「我が結界を張ってやったんだ。怪我の心配せずに済んだだろう!」

お、スノーくんの結界のお世話になったんですね。

「怪我しなくても衝撃は来たんだもん…」

確かに衝撃はあったなぁ…まぁいいや。

「ノアちゃんはどれを倒したの?」

スノーの頭の上でゆっくりしてるノアに話しかける。

『ノアはね、あのねとりさんが2とねくまさん1倒したんだよ!』

「そっかそっかぁ。頑張ったんだねぇ〜」

抱き上げて撫でながら褒めてあげる。

私より多分強くなってるけど、気にしない。

「魔物も全部入れたし、ご飯食べたら帰ろうね!」

って言ってノアを抱いたままトランクの中へ戻る。

後ろでなんかごちゃごちゃ言いながらジルとスノーも入ってくる。


『ごはん!ごはんー!おいしいごはんー!』

ってノアちゃん作の歌を聞きながらアイテムボックスに入れてたパスタを出したげる。

心なしかノアの食べる量も身体も多く大きくなってきた気がするけど、きっと気のせい。

まだ出会って1ヶ月も経ってないんだから!!

と言うより小さいままでいて欲しい!!!

「今日のお昼はペペロンチーノって言うパスタにしてみましたー!ノアちゃんのは麺短くしてあるから食べれると思う」

イタリアの人が見たら激怒しそうなレベルで短くしてある。誰にも怒られませんように。ははは。

自分のも出して、手を合わせて

「「いただきます!」」

ジルが合わせてくれた!なんかちょっと嬉しい。

作ってた大量のペペロンチーノが綺麗さっぱり無くなって、ジルに後片付けしてもらってから、さぁ出発。




狩りが出来て落ち着いたのか、私を気遣ってくれたのか分からないけど、喋れる速さで街まで帰ってきた。

そのままギルドに直行しようかなって思って、門衛さんのところまで行こうとしたらスノーが動かない。

じっと森の向こうの空を見てる。

なんならノアもじっと見てる。

ジルと首を傾げながら不思議がってたら、なんか豆粒みたいな点が2つ空に出来た。

だんだん大きくなってる気が……

カーンカーンカーン!!

街の方から警鐘の音が聞こえてきたのと、豆粒がなんなかのかわかって泣きたくなった。

「ジル、あれって…」

「アオイが群れに突っ込まされた奴だな。どう見ても…」

「ワイバーンが出たぞー!!」

ジルに聞いた後、門の方から聞こえる怒声。やっぱり。

「ふむ。主とジルに我の結界を張ってやろう」

またアレと闘わせる気じゃないでしょうね!?

「ノア、怖がりな主を守ってやれ」

そうスノーに言われたノアは私の肩に乗り移る。

ノアが私を守る…?不思議がってたらジルの襟を咥えてポイっとしたスノーは唖然としてるジルを連れて走ってった。

「今度は俺かよーーー!!!!」

ジルの絶叫を流しながら。

私じゃなくてよかったんだけど…

「ジル大丈夫かな…??」

『ジルつよいからだいじょうぶだよ!』

「そう?スノーが居るから最悪にはならないだろうけど…」

ちょっと、いや結構心配だがらここで見てよう。

バタバタ!ガチャガチャ!後ろから騒がしさと鎧の音が近づいてくるけど、じっと2人の方を見てたら

「君!ここは危ないから中へ避難しなさい!」

って話しかけられた。

「従魔と仲間がワイバーン倒しに行ってるので心配で動けません。ここに居ます」

振り返りもせずに言ったら

「なんだと!?仲間は何人だ?従魔の種別は???」

って慌てたように質問されたけど、答える前にどっちかの雷魔法が発動した轟音と、ワイバーンが落ちて行くのが見えた。ほぇーー。






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