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55話、葵と御一行の道中は




ちょっと冷めたカレーを温め直して盛りながら

「晩御飯食べよー!」

何やら地図を見ながら額と額を突き合わせて、コソコソ話してるスノーくんとジルに声をかける。

ノアちゃんはすでにいつもの場所で待機中。ええ子やぁ!

………こっちはいい子だからだよね??

「このスパイシーな匂いはなんて言う料理??」

って質問するジルに、

「カレーライスと言うのだ!」

スノーが得意げに答えてた。

出した事あるもんね。さっさと頂きますして、

「お米と食べればカレーライスだけど、カレーうどんとかカレーパンなんてのもありますよ」

って補足しとく。

「うどんが何か分かんないけど、美味そうだな!」

「まぁカレーうどんはまた今度つくります。今日はカレーライスです!」

言いながら、皆んなの前にお皿を出す。

一度にまとめて運べるアイテムボックス最高!

取りに来てーとか言わなくてもいいし、テーブルとキッチン往復しなくて済むの楽ちーん!!

「うっまぁー!!カレーパンってやつは??」

「パンの作り方知らないので当分の間は却下です。あ、スキルで買えばありますね!」

「残念。パンの革命を起越せるかと思ったのに」

「何を言っておるのだ?主の料理はすでにこの世界に革命を起こしておるだろう」

「ここのメンツ以外知らないのに革命って言えるのか?」

このコンビは何を言っとるのだ。

「今の所目立た事をする予定はないので、革命も何もありません!」

「今更なのにまだそんな事言ってんの?」

「そんな事って本心なんですけど!?」

「フェンリル連れてる時点で無理だし、ワイバーン討伐+地竜の件でもう遅いと思うけど!?」

「地竜は私、関係ないですよ!!」

「倒したのが従魔フェンリルのスノーでその主人はアオイだから、バリバリ関係してるっての!」

「嘘だ……!認めたくない!!!」

「最近じゃ絶対数少なくなってほとんど姿が見えなくなったケット・シーまで従魔にしてるし」

「ノアが絶対数少ないなんて聞いてないです!貴族のペットにされてってしか聞いてません!」

「あれ、そうだっけ?ペットにされたケット・シーは弱って死んじゃうんだよ。強制服従のストレスじゃないかって話だったはずだよ」

ちょっと待て。今さらっとなんて言った?

「…弱って死ぬ…?ノアは大丈夫なんですか!?」

バッ!とノアちゃんの方を見て様子を確かめる。

今の所大丈夫そうだけど…ノアちゃんの方に行こうと立ち上がりかけたら

「ノアとは強制ではない。ノアが主と契約をしたいと思ったから従魔契約したのだ。なんの問題もないから慌てるな!」

スノー呆れながら言われた。ついでにジルも

「俺ちゃんと強制服従のストレスって言ったじゃん!ちゃんと聞いて?」

って言われた。ぐぬぬっ。

安心した後は、オーブンに次のジャーキーを入れたり、全部の部屋の間と、お金を置いてる部屋の床を板張りにしたいって話をしたら、普段は森の奥に居るトレントを狩るって方法よりも普通に木を切るか木材買った方がいいって話やらみんなでわちゃわちゃ楽しい晩御飯を食べて寝た。

みんなジャーキーを気にしてたけど今日は出しません。


朝ご飯作ってるとジルと従魔達が入って来た。

「この間もだったけどアオイは朝早いんだね…ふぁあ!」

「ジルはまだ眠そうですね。顔洗って来てください」

「はぁーい」目を擦りながらまた出てった。

そしてスッキリ起きて戻って来た。

「ジルが戻って来たから朝ごはんにしよう!」

スノーとノアは朝からお肉。ジャイアントドードーの照り焼きを出したらバックバク食べる。

ジルにも一緒の出そうとしたら明らかに顔が引いてた。

「俺朝からパンとスープが普通だったから、たまになら良いけど流石に毎朝スノー達と一緒のはキツイ…」

って言うから私と一緒のスーパーで買った銀鮭と即席味噌汁、お米のセットと沢庵を出した。

「うめぇー!!」

「それは良かったです」

そんな唸ってまで言ってもらえて本当良かったです。

前はお金無くて夜一食とかで済ませてたし、朝から食べれた時も食パン1枚とかだったから、自分で朝からお魚焼くとかやりたかったんだよね。

実家にいた時もあるものでって感じで、こんなしっかりした朝食食べた事なかったし。

食べた後の片付けはジルが率先してやってくれた。

昨日の晩御飯の後

「旅のメンバーに入れてもらっただけじゃ無く、ご飯も作ってもらってるのに何もしないのは気が引ける」

って言われたからお願いした。

私ズボラ女子だからぶっちゃけ片付け嫌いなの。えへっ


さてご飯の後は移動を再開ってことで、当たり前のように爆走中ですが、

「昨日より速くなーーーーーいっ!!!???」

マジで速いってスノーくん!!!

「ひゃっほーーっ!!!」

ってジルは喜んでるし、ノアもキラキラ、キョロキョロしてるけど私はこわいーーーーっ!!!!

太陽が真上に来る頃、やっと止まってくれたスノーがご飯要求するからトランクの中で昼食。

従魔コンビと、ジルにはサクッと野菜炒めを出しました。

もちろんお肉多めで。私は食べる気しなかったからコーヒーを飲んだ。ふぅー。

「主、今日はここで良かろう?我は狩りに行ってくる」

って宣言して勝手に出てったスノーくん。

アティスから右側にずっと森続いてるから魔物いそうだし行きたいんだろうとは思ってた。

まだ街じゃないし、乗せてもらってるから良いんだけどね?

返事くらい聞いてからでも良くない?

「……アオイ。ノアもスノーに引っ付いてったけど、良かったの?」

…………なんですとーーーっ!?!?





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