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52話、葵と従魔'sとジルともう一つ騒動?




晩御飯を食べながら隊長さん、基ジルさんとお互いの呼び名で攻防を繰り広げ……いや、しょーもなっ!

「1つしか変わらないしジルって呼び捨てでいいじゃん!」

「さん付けで行きましょう。それで言ったら私の事も呼び捨てになりますよ?」

「俺はアオイちゃんって呼び慣れてるから!」

「そんなのは公平です!」

「不公平じゃないよ?家主だから!」

「家主って移動中とかのトランクの中だけでしょう!」

みたいなどうでも良いやり取りをりしてたら

「はぁぁ。お主らはまたなにを言い合っている。どちらも呼び捨てで良かろう、仲間になるんだからな!」

ってご飯を食べ終わったスノーに言われて

「「はぁい」」って2人揃って返事する羽目になった。

「これからよろしくね!アオイ」

「よろしくお願いします!ジルッ」

「ブッ。その内敬語も外してくれると嬉しいな!」

「うぅっ!その辺はわかりません!」

「ブフッ!あはは!なかなか強情だなぁー」

私も可笑しくなって暫く笑ってたら

「さて、荷物をもう一回整理し直しするから、今日も帰るね!明日は団長が出る9時を過ぎたらいつでも来て大丈夫どから!」

って言いながら隊…ジルは帰って行った。

「早くて明日のお昼過ぎにはこの街を出るんだから私たち

は寝ちゃおう!」



「ふあぁーーっ!よく寝たぁーー!」

今日でこの部屋とはお別れだ。

さっと顔を洗いに行って朝食を食べる。今日のはオークのスープだった。

美味しい。塩とちょっとだけスパイス。それだけなのになんでこんなに美味しいのやら。

ほぼ毎日美味しい朝食を食べさせてもらって、安眠も提供してもらったから、カリスさん夫婦にはドラゴンのお肉をお裾分け。2人で食べてくださいって私たら盛大に引かれたけど押し付けた。お礼のつもりだったけどやっぱまずかったかな??鍵を返して

「従魔達に朝ごはん食べさせたら次の街に行きます!1ヶ月とちょっとありがとうございました!」

って伝えたら、ちょっと涙ぐんでしまった。

従魔小屋に行って昨日と同じように「遅いっ!」て怒られたけど、まぁ良いじゃないか。


ご飯を食べさせ終わって片付けをしたらお昼ご飯の準備。

オーク肉で豚カツを作って、食パン→カット野菜の千切りキャベツ→両面にソースをつけた豚カツ→千切りキャベツ

→食パンでカツサンド。カラシ好きがいるかもしれないからカラシチューブもつけて保管する。

そろそろ良い時間かなって事で騎士団の宿舎へlet's go!!


隊…んん、ジルを連れて狩りに行った時、建物の外には来たことあったけど、中入るとなるとなんか変に緊張するな。

「外に誰も居ない。勝手には入れないから、待ってよう」

10分経っても誰も現れない。

20分経っても。30分経っても現れない。何故だ!

その辺の宿とかお店じゃないんだから勝手に騎士団の宿舎に入れるわけないでしょ!

「スノーくん、ノアちゃんどうしようか。帰る??」ははっ

私の周りを何故かソワソワしながら動き回ってるスノーと、肩に乗ってるノアに声を掛ける。

「誰かくる。」「ニャー!」

「え?スノーは私の冗談的な質問は無視?なんでピリついてるの??してノアの返事はどっちへの返事?」

ドアが静かに開いて誰かこっち走ってきた。どなたでしょう?案内の人??

「何やら要らぬ気配が中にあるようだが?」

おーい。私のことは無視かーい??

「自分はジル隊長の部下です。アオイさんと従魔の方々ですね?すみませんが静かに着いてきて下さい。事情は後程お話しします」

なんでか小声で私じゃなくてスノーを見て言ってる。why?

「あ、元部下ですね」って訂正してるけど、そこよりも私を見て話そう?

「はぁぁぁぁ」私と従魔達じゃなくて、スノーとそのお供みたいな扱い。なんか複雑ーっ!そりゃ私弱っちいけど。

私のため息無視して、元部下の人はスノーと頷き合ってサッサと移動するから、ムスッとしながら付いていく。

肩に乗って器用にすりすりしてくれるノアちゃんだけが癒しだよ。


木で隠れるように案内されてついた先は、裏口?みたいな感じのとこ。ドアを開けて入っていくからその後に続く。うん、厨房でした。

「そろそろ説明してもらっていいですか?なんか私置いてけぼりなんですけど」

「あ、はい。」

あ、はい?ムムムッ!!!

元隊長さんの用事は私のトランクでしょうがぁー!

「あー、騎士団の職務の為9時には宿舎を出ていくはずだった団長がここに残っており、隊長と口論になっております。」

………団長さん居たのーっ!?会いたくない!

断固拒否!視界に入った瞬間罵倒されるわ!

「ですので少し狭いですがこの食材庫に隠れててください。隊長が団長を追い払えたら呼びに来ると思います!」

…ん?今思います言うた??

「ジルがそう指示したのではないのか?」

「はっ!隊長より本日団長不在の間にフェンリル殿が来られると唯一聞かされていた自分に対して、口論中であった為に目線のみで指示されたものであります。ですので自分はそう判断致しました!」

「……時間をずらせって伝言したかったとかじゃなく?」

「え?そうなんですか!?」

「いや、知らんがな!」

「「はぁぁぁぁ。」」あ、スノーとため息被った。

肩の上でノアちゃんは首を傾げてる。知らないもんね!

「ジルなら断固として会わせないように時間をずらせと言いそうな気がするが…あの若造が気配を察知できれば隠れても意味がなかろう」

「若造とは??」

団長さんの事だって話の流れで分かっておくれよ。




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