19話、葵の買い物続行中
あー楽しいっ!
次はっと、洋服屋さん!
「スノーは暇だろうけどもう少し付き合ってね!」
おっとこっちでは洋装店って言うのね。気をつけないとうっかり洋服屋さんて言いそう。言っても大丈夫かもだけど。
カランカランッ
「はーい!いらっしゃいませ!」
可愛い声がしてカウンターの奥から出て来たのは今の私くらいの見た目も可愛い小柄な女の人。
昔っからファッション系の店員さんとか美容師さんに話しかけられるの苦手で緊張しながら「見てもいいですか?」
って聞くのが精一杯だった。
「どうぞっ!気になったらなんでも言ってくださいね!」
そう言いながら少し離れてくれて一安心。
こっちの世界の平民服はセットアップみたいに分かれててそれにプラスでベストを着るのが一般的なみたい。
私でも来やすくてありがたい。
色も白、黒、赤、ベージュ、ブルー、グリーン思ってより結構色々ある。
街で見る人は大体、ベージュに茶色のベスト着てたから少ないのかと思ってた。
婦人服のお店なのにスラックスまである!
あ、ベージュが1番安いのね。んで当たり前に白が1番高いと。真っ白って大変そうだもんね。
赤は赤茶色?な感じで真っ赤ってわけじゃない。
ブルーとグリーンはちょっと淡い感じになってる。
「年配のかたや仕事着にされてる方はベージュが多いですけど、最近はグリーンも流行ってますよ!」
っ!!びっくりしたー。驚いてごめんなさい。
「そ、そうなんですね。ありがとうございます」
ん?スカートの丈の長さもいくつかあるんだ!!
んーーーーー。よし。決めた!
「スカートは白、黒、ブルーのロングで2枚ずつ、黒のスカートだけ膝丈のやつも2枚、それから…」
・シャツ白 6枚
・ベスト黒 2枚
茶 2枚
ブルー 2枚
・スラックス 2本 をお買い上げー。
ぴったり小金貨4枚丁度になりました。ラッキー!
「また来てくださいねー!」って声に見送られながら出る。
ほとんど話さない奴にまでありがとうございます!
小物雑貨のお店にもお邪魔したり、ランジェリーのお店を外から眺めたり、革製品のお店でブーツ買ったり………
お金使い過ぎた。
「スノー、お金使い過ぎた。なんかごめん。」
「主が満足したならどうでもいい。我はお金などあっても使い道はないからな」
「欲しいものとかあったら言ってね?それに、レベルアップしていいテナント入ったらスノーにもちゃんとしたシャンプーとか揃えるね!」
「暫くここに留まるのだろう?ならばたまに広場のを食わせてくれ!」
「そんな事で良ければいつでも!」
「ならば今からいくか!!」
尻尾ぶんぶん振ってらっしゃる。可愛い。
可愛いから許す!
「夕飯はコカトリスのお肉使って作るからその分のお腹は開けててね!」
「何が出るのか楽しみにしている!だか、まずは屋台だ!」
先に行ったから走って追いかけた。
ふぅー。きっつ。収入の目処も立ったし、体力的にも性格的にも自分改造計画を本格的に始めねば。
計画ったってなんもアバウトにしか考えてないけどね。
まずは3日坊主になるのを辞めねば!
続けられそうな事、量から始めよう。何がいいかなぁ〜。
筋トレ、腹筋、背筋、腕立て伏せ10回から始めようか。
そしてお風呂の後に柔軟ストレッチ。
今までは主に心に余裕がなさ過ぎて億劫になって全然何もしなかったから、ガッチガチに固かったし、30歳で膝、腰、肩全部痛かったもん。
20歳の身体はまだ柔らかい!はず!頑張れ、私!
「主、我はこれが食いたい!」
「おぉ!昨日の従魔と嬢ちゃんじゃないか!」
おっと!考えに集中しすぎて聞き損ねるとこだった!
危ない危ない。
昨日の串焼きの屋台で、昨日と同じようにおすわりして
スノーが目をキラキラさせてる。
「昨日はどうも!」
「こっちこそ昨日は沢山ありがとなっ!今日はどうする?」
美味しそうな匂い。「今日のはオーク肉だ!」って
オークってあの二足歩行の気持ち悪い豚だよね?
魔物の実物見てないから、普通の豚バラに見える。
豚だよね?あれ。豚肉に似てるって見たと思うし。
あ、お皿洗ってないけど大丈夫かな?大丈夫だよね!?状態異常無効化あるんだもん!
「今日はここだけだ!だから多めに!!」
なんかちょっと必死な感じにお願いしてくるじゃん?
「じゃあ、41本ください!」
ちょっと笑いながら言っちゃったよ。
おっちゃんも笑いながら
「あいよ!んじゃ先にこの20本焼けてるの食っててくれ。すぐ焼くからな!」
だって。良かったねぇ〜。
お皿をアイテムボックスから取り出して、お肉を串から外してたら「いい皿見つけたな!」ってお褒め頂いた。
「一目惚れして即買いしました!」
ニマニマしながら答えてスノーにお皿を差し出したら
バクバク食べる。いい食べっぷり。
「食うの早えーな!追加はもうちっとかかるぞ!」
「オークの肉にもこのスパイスとやらは合うんだな!」
「わかってくれるか!ありがてぇー。そら残りの21本だ!」
先にスノーに外してあげて私も食べる。
うまぁーーーっ!出来れば魔物状態見たくない。
食べ終わってからおっちゃんにお礼をして宿に戻った。
宿に戻って今夜の宿代を払ってから、従魔小屋に行ってトランクの中へ。
早速今日買ったばかりのテーブルとイスのセットを出して
食器類も全部洗う。さっき使ったやつもね!
んでコカトリスのお肉を出して切って切って切りまくって
醤油、酒、味醂、ニンニクと生姜を入れてちょっと置く。
その間にお風呂入ってスノーも洗って、新しい服を着て
油で揚げてく。やっぱ最初は定番の唐揚げでしょ!
あー、お米食べたい。炊き方どうやるんだったっけ。
って考えてたら出来たからそのままスノーと爆食。
今日もまたお酒飲んじゃった!あはは。
どっちも最高でした!
満足して宿の部屋に戻って眠った。
お風呂の後はやってないからベットの上で柔軟しました。




