宝玉
新島目線の物語です。
「クソが!!」
ムカつく高木をボコつもりが返り討ちにあい、戦略的撤退をしたその途中でリコに会いデートに誘ったら断わられしかも俺の事が嫌いと言いやがった、だから今はゲーセンで憂さ晴らし来て格ゲーをプレイ中だが相手がやたら強くてイラつく、何度トライしてもゲージを半分も減らせない。
また半分も減らせず敗北、そしてどんなヤツが相手か確認しに相手側に行くとそこには高木みたいな人が良さそうでヨナヨナしたヤツだった。
その顔を見たらさっきの事を思い出しイライラし始めた。
「おいお前!勝ってるからって調子のんなよ!」
新島は弱そうだと見なし脊髄反射で対戦相手に絡んだ。
「はぁ?!いきなり何?それにあんた誰?」
その言い返しに新島はキレた、まるで高木みたいで人をバカにしてる態度で余計に腹が立つ。
「お前ちょっと来い!!」
新島は首根っこを掴みボコるためトイレに連れ込もうとした、高木をボコられなかった憂さ晴らしをコイツで解消しようと思った。
「ちょっ!何すんの!あ!ボタン取れた!」
乱暴に掴んで引っ張ったせいでボタンが取れてしまうが新島は自分には関係ないのでそのまま引っ張っる。
「おい!あんた!何してんだ!」
「あん!?」
新島は声をかけた方を睨むように見返した、そしてそんな事をした事を後悔する断わられになった、何故ならそこにいたのは自分よりも背が高く筋肉質な男2人だったのだから。
「いや別に何も無いですよ」
新島は基本的に自分よりも弱そうなヤツには態度はデカイか自分よりも強いヤツには媚びてすり寄るタイプなので直ぐ様すり寄った。
「聞いてコイツいきなり変な言い掛かり付けて来て、見てよこれ!コイツが引っ張るからボタン取れたよ!」
すり寄ろとした新島の横で殴ろうと思っていた少年は新島にされた事を2人に話した。
「いや!あれはちょっとした冗談だろ!」
慌てて否定するが聞いて貰えず。
「落ち着けって、ここだとお店に迷惑だ外出るぞ」
「ちょ、ちょっと待ってくれ!」
新島の言い分など無視され新島は2人に外へと連れて行かれた。
「ぐぅ!」
新島は裏路地に連れて行かれ、2人にボコボコにされ汚いゴミ置き場に捨てられた。
「これに懲りたら人に絡むなんて真似するなよ」
「それにしても大丈夫か?結構強く引っ張られてたけど?」
「大丈夫、ボタン取れただけだから」
そう言って3人は行ってしまった。
取り残された新島は惨めな気持ちになり、何故自分がこんな目に合わなきゃいけないのかと考えてある答えにたどり着く。
(あれもこれも全部!高木がワリ!!)
リコに酷い事を言われたのも今ボロボロになっているのも全て稔はせいにし新島は逆恨みした。
「大丈夫ですか?」
1人の女性が新島に声をかけた。
「あん!」
今は無様な姿なのに声をかけられて新島は声の主を睨んだ。
だが新島は直ぐ様心を奪われる、そこに居たのは透き通るような白い肌に金髪碧眼の気品ある異国の美少女だったのだから。
「血が出てますよ使って下さい」
そう言って異国の美少女は高級そうで綺麗なハンカチを新島に差し出した。
「ああ」
新島は高級そうなハンカチを気にせず受け取り自分の血を拭いた。
「そして今治しますからね、かの者に癒しをヒール!」
そう言って少女は新島に手を向け呪文のような物を唱えた。
すると新島の体が光出し身体中の痛みが引き切ってしまった口も治ってしまった。
「え?え?」
まるで魔法みたいで動揺する新島だった。
「もう大丈夫ですよ」
少女は新島に優しく微笑んだ。
「いや!何だよ今の!ケガが治ったぞ!てかあんた何者だ!」
軽くパニックになる新島、少女は落ち着くように言う。
「落ち着いて下さい1つ1つ答えますから、まず私の名前はラクシャルです、そして今あなたに使ったのは治癒魔法ですよ」
魔法だなんて信じられない、だが今こうしてケガが治った以上事実なのだろ。
「信じられないのも仕方ないですよね、この世界には魔法を使える人がいませしね」
「この世界?もしかしてあんた異世界人ってやつなのか!?」
「そうですねあなた達からしたらそうなりますね」
ラクシャルは否定せず答えた。
「そして私がこの世界に来たのはある者達を倒すためです」
聞こうとした事を先回りされて言われてしまった。
「そのある者って」
「分からないと思いますが、銀髪の少年と赤毛の少女にブラウン髪の女性を探してす」
今の特徴を聞いて新島の頭の中にはユーリ・アンリ・セレーナが思い浮かんだ。
「その3人は心の汚れた人間に能力を与え自分達の良いように使える兵に仕上げこの日本いえ!世界を乗っ取ろうとしてるのです!突然手に入れた大きな力とは人を狂わせますから」
突拍子の無い事を聞かされたが納得が出来る、先ほど魔法なんて物を見たし何よりも高木の強さだ。
高木みたいなヨナヨナしたヤツがあんな強い訳がない!大きな力を手に入れて舞い上がっていたから俺達にケンカをふったって訳か、そう考えると辻褄が合う。
「私はその人達を倒すためにやって来たのですが日本の環境が合わなく戦えないのです、だから協力者を探しているんです」
「協力者?」
「ええ!ですが誰でも良いって訳ではありません、この宝玉に選ばれたものしか、え?」
ラクシャルは懐から真珠くらいの大きさの物を取り出し驚く、何故ならその宝玉が輝いているのだから。
「驚いた、どうやらあなたには素質が有るみたいですね、お願いします!どうか世界のため力を貸して下さい!!」
ラクシャルは深々と頭を下げた。
「そいつがあれば高木、イヤ!利用されてるヤツにも勝てるんだな」
「いえ今の段階では勝てないでしょ、ですが少し鍛えれば勝てます」
それを聞き新島は決意した。
「世界のピンチ何だろう、だったら協力するぜ!でも世界を救うために戦うんだ当然報酬とかは有るんだよな?」
新島はラクシャルの身体をいやらいし目で見ながら聞いた。
「当然ですよ安心してください」
その言葉を聞いて新島はニヤリと笑った。
「ではこの宝玉を飲んで下さい、そうすればあなたは想像を越える力が手に入ります」
それを受け取り新島は疑いもせず飲み込んだ。
「おお!!」
身体の中から力が暴れ出る!頭の中でこの力をどう使えば良いのか分かる!間違いなく自分が普通のヤツでは手に入らない力を手に入れた事が分かった。
「手始めに俺の事をボコったヤツらを締めるか、アイツもヨナヨナしてるのにあんなヤツらとつるんでるのはおかしいヤツも能力を与えられたに違いない!」
そう言って新島はさっきの3人の元へと行ってしまった。
「……普通このいい加減な話し信じるか?」
1人取り残されたラクシャルは新島が行った方を見ながら呟いた。
「まぁ良いや手駒が欲しかったんだし、ヤッパリ心の汚れてプライドだけは高いヤツは扱いやすい他のヤツもあんなヤツがいいな」
そう言ってラクシャルは人混みへと消えて行った。
そしてこの日から新島と新島が追いかけた3人は姿を消した。




