2人で無双
「止めろ!そんな事する……あっ!もう時間だ俺も行くわ!」
そう言って稔は塾に行く準備を初め。
「ユーリ2人をちゃんと家に送り届けてやれよ!」
そう言って稔は行ってしまった。
「どうしたんでしょう稔?」
「塾まで時間まだあるよね」
「………」
何かを見て突然急いでこの場を離れる稔、ユーリは気になり稔が見ていた方を向くとそこには同じ学校の男子2人がいた。
そしての2人は稔の後を追っていた。
「ごめん!稔に2人を送ってくれって頼まれたけど何か嫌な感じするから稔の方に行く!」
そう言ってユーリは稔の後を追った2人の後を追った。
「どうしましょ私達も追った方がよろしのでしょうか?」
「稔は自分1人でどうにかなるって思ったからユーリにあんな事言ったんだから別にいいよ」
そう言って莉子はブランコから降りセレーナを連れて公園から出て行った。
稔の後を追った2人に付いて行き、稔はクラスメートの新島に人気の無い場所に連れて行かれそこには十数人ほどの人がおり稔を睨んでいた、間違いなくこれから稔を大人数でリンチにしようとする前だ。
「何で集まるかってこっちが正義だからだよ!」
何が正義だ!1対1でやり返すとかならまだしもこんな多勢に無勢そして背後からの奇襲流石のボクもこれにはキレ稔を襲おうとした2人を倒した。
「何が正義だよ!こんな大人数で!」
後ろを振り返るとそこにはかなり怒っているユーリがいた、ってか初めて見たなユーリのガチギレしたとこ。
「何しやがんだテメェ!お前には関係ねぇだろ!」
そう言って1人がユーリに殴り掛かろうとしたので稔は蹴り飛ばした。
「ぐぇ!」
これが合図になったか新島達はブチキレ襲いかかって来た。
「背中は任せた!」
1度は言って見たかったんだよなこのセリフ。
「分かった!」
ユーリは力強く返事をしてくれた。
それからは俺達2人の無双状態になった。
「ほら!喰らえ!」
そう言って催涙スプレーを掛けようとするが俺は噴射口の前に手を出しスプレーを防ぐ、手にその催涙の液が付いたのでその手でソイツの顔に擦り付ける。
「ギャァァ目が!!」
目をやられのたうち回る、催涙スプレー凄いな。
「テメェ!調子乗んな!」
今度は棒を持って殴ろとするヤツが来た、だが大振りでどこを殴ろうかバレバレだ、でも前だったらこんなにハッキリ相手の先の動きは読めなかった。
これがユーリとの訓練の成果だな、普段ならこんな場合手首掴んで止めるんだがせっかくだからカウンターを決めてみよ。
「ゴフ!!」
棒を紙一重でよけ顔面に拳を叩き込み相手はダウンした、カウンターって凄いないつもより力入れて無いのにこの威力、流石タイミングの奥義。
ユーリ無事かとユーリの方を横目で見る。
「だいたいテメェには関係ねぇだろ!!へぷ!!」
「そうだぞ!!それにこんな暴力振るって恥ずかしくないのか?!ぶぁ!!」
「友達だから関係有る!それに大人数で1人に暴力振るおうとしてるヤツらに言われたくない!!」
流石は姫騎士様だ一般人なんて目じゃないな。
10人近く伸すと数の有利が無くなった事と実力差が有る事が分かったらしく逃亡し始めた、新島はそれよりも早く逃げてたみたいだ。
「ふ~どうやら片付いたみたいだね」
逃げたヤツらやその辺に倒れてるヤツらを見てユーリが語り掛けて来た。
「そうだな、でもユーリ何で来た?俺は2人を家に帰してくれって言っただろ」
あのバカ達だ女の子を人質にとるとかやりそうだから一緒にいて欲しかったのに。
「その事についてはゴメン」
しゅんとしてしまうユーリ、ちょっと可愛かった。
「でも助けに来てくれた事は嬉しかったよ」
大抵ケンカをする原因は広司が女の子を助けに入ってる所を俺が入って行き、広司に女の子を安全な所まで逃げるようにする指示して俺が代理で戦うって感じだった。
そんで持って助けた女の子は広司には感謝して俺にはお礼の一つもない、つい最近なら七瀬さんだな、あんな感じになる。
それに広司は女の子を安全な場所に連れて行ったらそれっきりで加勢に戻って来たりはしない、だからこうして助けに入ってくれた事は嬉しく思う。
「当然でしょ」
そう言ってユーリは拳を付き出して来た。
「そうですか」
なので俺はとりあえず拳をコツンと当てておいた。
その頃、新島は。
「はぁはぁ!嘘だろこんな事って!」
新島は稔とユーリの強さにビビり逃げた。
彼には先ほどの事が信じられなかった、昔から稔のような人の良さそうでヨナヨナしたヤツらはこちらが殴っても殴り返す事はなかった、だから今回もムカついたしいつものように人集めてボコってヤろうと思った。
なのにあの反撃されたしかもたった2人でしかも無傷で10人以上を倒した。
「はぁはぁ!おかしいだろあんなヤツらが強いとか!」
肩で息をしながら心から新島は叫んだ。
そして誰かがやって来たみたいなので見上げるとそこにはメガネを外し髪も下ろした芸能人オーラ全開の椿リコがいた。
(俺は運が良いな!あんなヤツらの事は忘れてリコと遊ぶか、何せリコは俺に惚れてるからな遊びに誘えば付いて来るたろ)
新島は勝手に莉子が自分に惚れてると思いこんでいるので誘おうとした。
「やぁ!リコ!せっかく会ったんだし今から遊びに行こうぜ!」
「どうして私があなたと遊ばないといけないの?」
「え?」
喜んで付いて来ると思っていて誘ったのに断わられて思わずマヌケな声を出してしまう新島まであった。
「人の事莉子だなんて気安く呼ばないでよね、それに見てたよさっきの大人数での暴力、最低ね」
莉子は軽蔑の目を新島に向け言い放つ。
「イヤあれはアイツがムカつくから」
「ムカつくって理由で暴力が許される訳ないでしょ、しかも返り討ち会ってるし何から何まで情けない人ね」
そして莉子は軽蔑の目を止め微笑んだ。
「もう2度と話し掛けないでね、あと話し掛けられた時のあなた息臭いから本当に嫌だったの」
言いたい事を言ったら莉子は新島の前から去っていった。
残された新島は自分に惚れてると思いこんでいたのでショックでその場にヘタレこんでしまった。
「莉子も稔と同じで容赦ないですね」
先ほど用事が有ると言って別れたセレーナが莉子に話し掛けて来た。
「ああいう勘違いで最低な人には容赦する必要ないからね」
メガネを掛け髪をシュシュでまとめ肩にかけ前に垂らしながら莉子は答えた。
「そうですか」
そう言って2人は帰宅した。




