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同窓会終了

崩れた病院から離れた所で気絶した大和と千樹を寝かせ目が覚めるのを待ち、広司達にも襲い掛かって来たであろうサクラのクモ達の説明をしようと思った。

「3人とも聞いてくれ!病院の地下歩いてる時に大きなクモ達が襲って来たハズ!」

「おお!何で知ってるの?」

驚く広司、そりゃもちろん俺達はその親玉と戦っていたからな。


「地震が起きて戻っていた途中、英里の頭にクモが落ちて来て、しかもそのクモメス叩き落とすとブワァって逃げていったんだよね!」

少しテンション高めで言って来る広司。

「いくら生きようする為の本能とは言えアレは気持ち悪いかったね」

英里その光景を思い出しゲンナリした。


そう言えばサクラも死んだ時はコグモ飛び散らせようとしていたな。

あれ?もしかして広司達って。

「他にはなかった?」

「あ~クモの巣が嫌だっよ、髪の毛に付いてベタベタして取るの大変だったよ!」

英里が大変だったアピールしながら言う。

どうやら広司達3人のルートではサクラのクモ達が現れなかったみたいだ。


それを知れて安心する、あんなお尻が人の顔して「助けて」って言いながら襲って来るクモはトラウマになる。

恐らくこの数日間はあのクモ達が俺の夢の中に出てくるだろう、そう考えるとコイツら俺達が命懸けの戦いしていたのに普通に肝試しやっていたと考えるとドス黒い何かが芽生える。

おっとイケナイイケナイ、人を呪えば穴2つだ!広司達3人が無事だった事素直に喜ぼう!


「やっぱりそっちも凄かった!こっちもアッチコッチでクモの巣張っていてメッチャ絡んで来た!」

広司達にはサクラの事を秘密にして貰おうと思っていたのだが会っていないのなら問題ない、あとは大和と千樹をどうにかするだけ。


そうこうやっている内に千樹が目を覚ました。

「あれ?外?何で?」

目を覚まし辺りを見回す千樹。

「大丈夫か!お前配線が首に絡まって首吊り状態になって気絶してたんだぞ!」

千樹はサクラと会っていないから、これだけの説明で良いだろ。


「そう言えばそうだった、だけど何だか身体中が痛くて痛くて」

気絶して戦いの邪魔だったから吹き飛ばしたりしていたからな。

「下ろした時にぶつけちゃったんだよ、ワリィな!」

とりあえずそれらしい事を言って誤魔化し千樹は納得してくれた。


そんな事をやっている内に今度は大和が目を覚ます。

千樹は誤魔化し切ったが大和とは別グループで既に気絶していたから、どうしてそうなったか分からない、だから上手く誤魔化してくれよユーリ!

「うわぁぁ!!みんな大変だクモがクモが!!大きなクモが人を食べていた!!」

「落ち着け!ここにはそんなクモ居ないから!」

目を覚ますなり取り乱す大和、落ち着くように押さえる。


「オ、オチツイテオチツイテ!ヤマトオチツイテ!」

ユーリ誤魔化すの下手くそ!!何でそんなカタコト何だよ!!

「何でそんな挙動不審何だよ!!まさかあのクモと何か繋がりが合って隠しくそうとしてるのか!?」

ほら!大和に変に疑われたじゃん!


「挙動不審にもなるわよ、あなた人体解剖模型と大量のクモ見て気絶したんだから情けなくて誤魔化そうとユーリしてるのよ」

どうにかフォローしようとしたら莉子が代わりにフォローに入ってくれた。

「いや!莉子だって見ただろ!お尻が人の顔したクモが人を食べてたとこ!」

「何?そのクモ、想像したんだけど気持ち悪いだけど!」

莉子が本当に不愉快そうな顔をして言う。

「確かに、それはちょっと今晩の夢に出てきそう」

英里もお尻が人の顔したクモを想像して嫌な顔をした。


「イヤ!!本当に居たんだって!!そんなクモが!!」

大和は必死になってそんなクモ達が居た事を言って来る。

「でも確認しようにも病院()()()潰れちゃったから」

莉子が指を差した所には崩壊して潰れてしまった廃墟の病院があった。


「確かにそんなクモ怖いけど自然災害の方が今は怖い」

「えぇ、幽霊とかに遭遇するよりも余程怖い体験だった」

莉子と夏蓮の言葉にみんな、うんうんと頷いた。

そして気絶していた大和と千樹の2人もあと少しで生き埋めに合うと言う事実に気付き青ざめた。


「大和、あなた頭も打っていたから記憶がゴチャゴチャになったのよ」

大和は自分の頭を触りタンコブが出来てる事に気付いた。

「で、でも!」

「分かった!居たって信じるから、帰って治療しよ」

イマイチ納得出来ない大和を莉子はあしらう。

それを見てみんな「信じるよ」とか「怖かったよね」等言って大和に優しくされ大和は段々クモ達の事を勘違いだったと思い込み始めた。


「ありがと莉子」

ユーリはフォローしてくれた莉子にお礼を言った。

「勘違いしないで別にあなた達の為にしたんじゃないから、あんなクモ実際に居る分かれば大和のトラウマになるだろうから誤魔化しに協力しただけ」

莉子はそう言うとシュシュで髪を1つにまとめ肩にかけ前にたらしメガネをかけて集合した時の格好なりユーリ達から離れていった。


「稔君ちょっと良い」

莉子とユーリ達との雰囲気がおかしい事に気付き広司と英里が話し掛けて来た。

「さっきまで仲良かったのに何かあったの?」

「俺もよくは知らない、気付いたらあんな風になってた」

流石にユーリ達戦いに俺が巻き込まれたと思って怒っているなんて言えないので適当に濁した。


「アンリちゃん莉子ちゃんのファンで出会えて仲良くなれたんだから、稔君なんとか仲取り持ってあげてね、もちろん私達も協力出来るなら協力するから」

普段は無意識に除け者しているけど大変な時は協力してくれる、だから俺は広司と英里と幼なじみを続けているんだろう。

「ありがと、とりあえず探って協力必要なら頼む」

そう言うと2人とも納得してみんなの元に行った。


大和と千樹は軽く打撲したし時間的に遅くなって来たので同窓会はこれにて解散となった。

そして莉子とユーリ達の間にしこりを残したまま終わってしまった。

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