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本当に良い性格

サクラが真の姿になり緊張感が増し圧倒的な力を感じる、ラクシャルに利用されていた名前忘れちゃったけどソイツと違って恐怖する、でもそれに負けちゃダメだ!倒さないと俺達がサクラのゴハンになってしまう。


「セレーナ!ソイツらと莉子の事お願い!!」

大和と千樹を端に飛ばしセレーナに3人を守るようお願いする。

「戦うの!ムチャよ!」

「確かにムチャです、でも稔は策が有るみたいですからそれを信じましょう!」

戦う稔を引き止めようと駆け寄ろうとする莉子の腕を掴み大和と千樹が居る端に引っ張り連れバリアを張り守る。


ユーリは可能な限り身体能力を強化して、サクラを足場にして天井に駆け上がる。

「ハッ!」

そして天井を思いっきり蹴り一直線にサクラに突進する。

「フッ!」

アンリはタイミング良くサクラの周りの重力を上げる。


「うっ!」

重力が急に上がりサクラの動きが鈍る。

そしてユーリはその瞬間を見逃さず剣をサクラの首に突き立てる。

ユーリの脚力に腕力そして全体重が乗ってアンリが重力を何倍も上げている、コレならサクラの首は飛んだだろと思った。


「ふん!!」

だがサクラはユーリとアンリのコンビネイション攻撃を受けても物ともしなかった。

そしてユーリが吹きとばされたので稔はユーリをキャッチしてお姫様抱っこする。

「ありがとう」

「気にするな、それにしてもヤったか!を言ってから撃ち破って欲しかったよ」

ユーリを下ろしながら呟く、失敗フラグであるヤったか!そんな事を言う暇も無く2人攻撃をサクラは堪えた。


「ごめん、肉の薄い関節部分捉えたのに」

ボソッと呟いてしまった一言をユーリに聞かれて申し訳なさそう顔をしる、別に責めた訳では無いので稔に罪悪感が生まれた。

やっぱりそう簡単に倒せないと分かり稔は覚悟を決めて自分の考えた作戦を結構する事を決意した。


「ほいさ!」

とりあえず目眩ましも兼ねて高温のスチームをサクラに使う、人が吸い込めば間違いなく皮膚だけでなくノドや肺の中をヤケドして呼吸するのが苦痛になるだろ、だが相手はサクラそんな事は期待出来ない。


「アンリちょっと耳貸して」

そう言うとアンリは耳を向けてくれたので話す。

「確かにそんな感じの魔法なら出来ると思う、でも今のサクラには通用しないよ」

「使えるならOK合図したら使って!」

俺が考えた魔法をアンリ使えるか聞いたら使えるみたいで一安心した。


「こんな湯気でウチをどうにか出来ると思たのか?」

サクラがスチームを払いのけ刀を振り上げる、アレは刃が当たらなくても切ったと言う事実を生む刀、振り下ろさせる訳にはいかない。


「させるか!!」

稔は病院だけが揺れる程の地震を起こしサクラのバランスを崩した。

その際先ほど腕を切り落とさせた記憶が横切り焦ってしまい必要以上に揺らしてしまった。

まだ建物の中には広司達3人が残っている、廃墟の病院でそれなりに痛んでいる生き埋めになったらシャレにならないので広司達が生き埋めになってない事を祈る。


ユーリ達が日本に来たばかりの時は地震に怯えていたサクラもやはり地震に慣れてないのだろ少し縮こまった、その隙を突きサクラに接近し手に持っている刀を蹴り落とす。

そしてリュックから取り出した物をポケットから取り出そうとした時、突然体が動かなくなり空中に浮かんだ状態になる、恐らく俺の足や首は切断したクモの糸で絡め取られたのだろ。


「残念じゃったな!確かに地震には最初は怯えたがもう慣れとる!」

サクラは楽しそうに言って来る、そして徐々に締め付けて来る。

「っが!」

苦しむ稔を見てユーリはサクラに切りかかる。

「稔を離せ!!」

だがサクラの足は硬くユーリの剣を軽く防ぎそのままユーリを吹き飛ばす。


「…ユーリ」

握り締められ呼吸がままならな状態で稔はユーリの名を呟いた。

このままはみんな死ぬ、そう思い稔は力を振り絞り左腕だけサクラの糸から外しポケットから取り出した物をサクラの口にねじ込んだ。

そしてサクラの口から手を出そうとしたその瞬間、手に痛みが走ったそれもそのはず左手がサクラに喰われてしまったのだから、痛みで叫びたかったのだが握り締められ苦しく叫ぶ事は出来ず、その代わり頭の中でミルフィが叫んだ。


「クチャクチャ、旨い!!」

サクラはクチャクチャ音を立てながら俺の左手を食べる。

「隙だらけだよ!!」

アンリは稔の手を食べて悦に入っているサクラに最大パワーに上げた重力を浴びせた。


「甘いんじゃよ!!」

サクラは上がった重力をものともせずアンリに向かって行きアンリを吹き飛ばした。

「やはり旨いじゃが男の肉より女の肉の方が良いな!」

アンリを吹き飛ばしサクラは再び稔を見る。


そしてサクラは稔の首筋に噛み付いた。

「あっ…あっ…」

噛まれた所から毒を流し込まれる。

このままでは危ないと感じた稔はすぐさま融合を解除してミルフィを弾き出す。


毒を打ち込み終わりサクラは稔の拘束を解く、稔は床に力無く倒れた。

「お前はそこで自分の力の無さを実感しながら女達が食べられる姿を見て絶望するんじゃな」

毒に苦しむ稔を見てサクラは楽しそうに言った。

身体は重たく熱い呼吸するのも辛い、やっぱりサクラは睨んだ通り今通っている学校のヤツらのように本当に良い性格していた。


「うあぁぁ!!!」

「よくも!!」

稔のボロボロになった姿を見てユーリとアンリが怒り任せにサクラに挑む、だが一個師団ですら相手にならないのにたった2人だけの攻撃、サクラは軽くいなしながら必死になって戦って来る2人を見て楽しんだ。


そんな劣勢な状況を見て莉子はセレーナの作ったバリアの中から出て行った。

「今出て行ったら危険です!!」

「後になっても危険でしょ!!だったら私は戦う!」

そう言うと莉子はミルフィの元に駆け寄った。


「ねぇ!あなたと融合したら私も魔法とか使えるようになるんでしょ!だったら私と融合して!」

先ほど稔と融合してた時に稔が左手を食べられて無くなった痛みで自分の左手を押さえるミルフィ、左手を失ったのは稔なのでミルフィは無くなっていないのだが融合した時に痛覚を共有していたので少し違和感を感じている。


「確かに出来るけど、もしかしたら廃人になるかもしれないよ?」

「構わない!このまま何もしなければアイツに食べられるだけ、なら廃人覚悟で戦うよ!」

莉子の目には覚悟があった、ミルフィはその覚悟を受け止める事にした。

「じゃあ目を閉じてじっとして」

言われた通り莉子は目を閉じた、ミルフィは莉子の前髪をかき上げて額にキスをした。


するとミルフィは莉子の体内に入り、莉子はミルフィ同様にオッドアイになり髪は稔と違ってメッシュでは無く全て金髪になった。

「行くよ!サクラ!!」

ミルフィと融合した莉子はサクラに向かって行った。

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