逆異世界チート
背水の陣になりサクラがどんな能力が有るか分かった。
こっちには気絶してる男が2人もいる、たとえ2人を見捨てても今のサクラ相手では逃げきる事は出来ないだろし、たとえこの廃墟から脱出してもあのクモ達が追い掛けて来ないと言う保証はない、だから今ここでサクラを倒すそれしか生き残る道しかないだろ。
サクラの実態が分かった以上まだ戦った方が生き残る可能性が高いだろ、それでも可能性は低い良くて10%と言ったところだろう計算ちゃんとしてないけど、てかどう計算すれば良いかわからないし。
「稔戦うの?ムチャだよ!相手は逆異世界チートしてるんだよ!ミノフィになっても勝てないからこうして逃げてるんでしょ!」
確かにあの時ミルフィと融合しアナライズでサクラを見た時。
■名前はサクラだよ♡
■腕力はお箸よりも重たい物は持てないよ♡
■防御力は肌が弱いので陽射しにヤられちゃう♡
■スリーサイズはヒ·ミ·ツ♡
とか何とかと色々とフザケタ物が見えてサクラの強さは分からなかったから逃げた。
それにしてもアイツは本当に人をバカにしている。
それにしてもこの姿ミノフィが定着したか別に良いけど、そして心配そうな顔をする莉子に俺は作戦を教えてあげる。
「アイツは今は人の姿をしてるが本来はクモ、だからこれが効く」
リュックの中を見るとアレがあった、みんなに見せようと取り出そうとしたその時セレーナが張ったフォースフィールドが消えた。
「そんないくら私の力が弱まっているとは言えこんな簡単に破れる物じゃないですよ!!」
慌てふためくセレーナ、そしてこんな事が出来るのはヤツしかいないと思いみんな入り口を振り返った。
そこにはやはりサクラが居た、そして先ほどとは違い手には刀を持っていた。
「何か作戦考えてるみたいじゃったけどゴメン来ちゃった♡」
悪びれる素振りもなく言って来るサクラその笑顔が腹が立つ。
「なら作戦会議が終わるまで待っててほしいな」
とりあえず稔は皮肉を込めて言った。
「それは無理もうお腹すいて来たから、それに言うでじゃろ人の不幸は最高のスパイス、今とっても不幸じゃろ?じゃあ食べ頃じゃ!」
それを言うなら人の不幸は蜜の味か空腹は最高のスパイスだろ、でもコイツの場合分かっていて言ったのだろ。
サクラは我慢が出来なくなって来たのだろ溢れだすヨダレを拭う完全に大好物を目の前にした顔をしている。
「1つ聞いて宜しいでしょうか」
「なんじゃ?」
セレーナがサクラに話し掛ける。
「いくら私の力が弱まっていてもフォースフィールドは半日は持つはずです、なのにああもあっさり破るなんて一体何をしたんですか?」
守りに自信のあった分セレーナは動揺が隠れなかった。
「ああそれはこの血桜の力じゃ」
サクラはそう言って手に持っている刀をかざす、血桜と呼ばれてるだけあって妙に禍々しいオーラを放っているがどこか美しさもあった。
「その剣は血を吸ってパワーアップするだけであそこまでキレイに結界を切れる能力は無かったはずです!」
やっぱり血桜は名前の通り血に関係する能力だった正直気持ち悪い。
「血桜は刀や自身のパワーアップ出来るそう言う刀だとウチも思っていた、でも最近新たな能力に気づいたんじゃ」
そう言うとサクラはクモを2匹刀で串刺しにした。
「…タス…ケテ」
「…ケテ…グレ」
刀に串刺しにされたクモ達の顔の人達はより苦しそうな声を出し痙攣していたクモ達はゆっくりと絶命した。
そしてサクラが持っている血桜はクモ達から流れた血を吸い始め美しくそして不気味に輝いた。
「只血を吸わせるだけじゃなく、無念·絶望·怨みなんかの陰の念がこもった血を吸わせるとこの血桜は新たな能力が使える事を知ったんじゃ」
そう言うとサクラは俺を見て刀を振り上げた、だがサクラとの距離に刀の長さから見て届くはずないと思ったのだが嫌な予感がしサクラが振り下ろす瞬間横に飛んだ、すると稔の右腕が床に落ちた。
「ぐあぁ!!」
腕が無くなった事を認識して激痛が襲いかかり稔は膝を着いた。
「こんな風に当てなくても切ったと言う事実が生まれる、さっきのバリアが消えたのもこの能力を使ったからじゃ」
能力見せるために俺に向けたのか!そんなサクラを睨み付け切断された右腕を拾い切断面に付け再接合し腕を治す。
「なるほど手応えはあったのに生きていたのはそう言う事じゃな」
先ほど壁から糸を出して稔を殺したと思っていたはずなのに生きてる事に疑問を持ったが稔の腕が治ったのを見てなんとなく理解した。
「さてそろそろお腹が空いてきた頃じゃ、もうこの場で食事するか」
サクラがそう言うと部屋は広く天井はさらに高くなった。
「これだけの大人数、この姿では食べ切れない元の姿に戻らさせてもらう!」
そう言うとサクラは体からクモの足が生えて来たり顔が割れクモの顔が出てて巨大化し始めた。
「ク、クルシ~」
「ダレカタルケテ」
「タスケテ」
そしてサクラは先ほどは可愛らしい女の子から稔達よりもはるかに大きくおぞましいオオグモとなった。
お尻には数十人の人の顔が苦しそうに助けを求めている、正直気持ち悪るくて吐くか倒れるかしそうだ。
「いつから俺らは吸血鬼が住んでる孤島に行った」
サクラの真の姿の気持ち悪るさに稔は自然とつぶやいてしまった。
次からサクラとの戦わせます。




