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ドッキリ何でしょ!

サクラから女の子達を置いて行ったら見逃してくれると提案された。

(稔がそんな提案乗るはずないじゃん)

ユーリ達は稔が自分達を売り渡して助かろうとする訳ないと信じた。


「ほ!本当か!コイツら置いて行ったら俺を見逃してくれるのか?!」

稔はその話しに食い付いた。

「…稔」

自分だけは助かろうとする稔の姿にみんな呆れたり絶望した顔になった。


「ああ、ウチはお前達を食べたりしない」

そう言ってサクラは稔に微笑んだ。

「そうか!ありがとぉ!!」

感謝の言葉を言いつつ稔はサクラに十数個に分裂するファイアボールを放った。

「うわぁ!」


それをもろに喰らいサクラは尻餅をついた。

「よし!みんな逃げるぞ!」

稔は風魔法で気絶してる大和を浮かせて担ぎみんなを先導した。


「稔わたし達を売り渡して見捨てるのかと思ったよ!」

「そんな事する訳ないだろ」

サクラは()()()食べたりしないって言ったがクモ達は食べないとは言っていな、つまりここを見逃してクモ達に食べさせるつもりだったのだろ。

サクラみたいなヤツなら学校でよく見るから直ぐ様狙いが分かった、あれは人が絶望した顔を見るのが好きなタイプだからみっともなく仲間見捨てて逃げようとするヤツを演じてやった、その方が油断するだろうから。



「あ~ビックリした、まさか下級であんな使い方するなんて」

妖精と融合出来るヤツのファイアボールだから威力も速さも桁違いなのは分かっていたが分裂するとは思わなかった。

食べて来た人間の記憶に野球の球種でナックルボールがある、それを織り混ぜてスピードもあって放ったから分裂したように見えた。

「ウチと会って直ぐ逃げだすから自分だけは助かろうとするエゴイストだと思っていたんじゃが違ったか、この子達に食べさせるつもりだったんじゃがアイツもウチ頂こう」

そう言ってサクラは立ち上がり壁に手を付き目を閉じた。



「イッタ!!」

サクラからまた逃げクモ達を蹴散らしてる途中、稔は何かに足を引っ掛け盛大に転倒し担いでいた千樹と大和を落とした。

「何だよも~!」

稔は足を引っ掛けた場所を見るとそこには自分が履いていた靴と同じ物を履いている足があった。

恐る恐る稔は自分の足を見たら右足首が無くなっていた。


「ギャー!!」

足が無くなった事に気付き激痛が走り稔はのたうち回った。

「稔!しっかりして下さい!!」

セレーナは直ぐ様稔の足首を拾い稔の元に駆け寄った。

「来るな!!セレーナ!!」


何故かここは危険な場所に感じてセレーナを止めた。

だが今稔は足を片方無くしてまともに動けない、稔は融合を解除してミルフィだけでもとセレーナの方に投げた。

「ちょっ!みのるなにするの!!」

突然融合を解除して人を投げつけた稔に文句を言った途端に稔の頭は地面に落ちた。


「イヤー!!」

長年一緒だった幼なじみの稔が突然首を切断され死んでしまい莉子は叫んだ。

「みんな!あの部屋に入って!!」

ユーリが1つの部屋を指差す。

「ふん!了解!莉子も早く!!」

重力を横に向け気絶してる千樹と大和を部屋に叩き込み、莉子の手を引きアンリは部屋に入った。


「稔!まだ大丈夫ですよね!」

セレーナは地面に落ちてる稔の頭も拾い部屋へ駆け込む。

「大丈夫なはずだよ!」

ユーリは残った稔の体を担ぎ部屋に避難した。


「フォースフィールド!!」

全員部屋に入った事を確認してセレーナは部屋全体に効果がある防御魔法を使った。

「タスケテ~」

「タスケテクレ~」

クモ達は入ろうとするが光の壁に弾かれ入る事は出来なかった。


「セレーナ急いで!」

稔の体を寝かせユーリはセレーナに頭と足を持って来るように催促する。

そしてセレーナは稔の頭と足を切断された箇所に丁寧に合わせ、すると見る見るうちに切断された箇所がくっつき治っていった。


「ぷはー!はぁ!はぁ!、し、死ぬかと思った」

稔は無事息を吹き返した。

「稔、どこか違和感は無いですか?」

上体を起こしてグッパグッパしたり体を確認する。

「問題ないな、大丈夫!」

自分で確認した感じ違和感とかは感じられないので大丈夫だと伝える。


それにしてもアンリ達が動画でギロチンのヤツ見てて良かった。

ギロチンをかけられて首だけになっても脳にブドウ糖や酸素が残ってる間は生きている事を知り稔は冗談半分で「もしも俺の首と胴体が離ればなれになる事があったら首と胴体を素早く付けてくれ、背水と自動回復の組み合わせでくっつくだろうからw」と言っておいた、そして無事元通りになり安心した。


「ねぇ、もう良いよ分かったよ稔」

莉子が突然分かったと言って来た一体何が分かったのだろ?

「これドッキリ何でしょ!私の出てるドラマの番宣のための!」

どうやら莉子はあまりの恐怖でこの状況はテレビの企画と思い込む事にしたようだ、莉子の目を見るとそうだと言ってくれと語っている。

「首が取れてくっついたのは手品何でしょ!そうじゃなきゃ死んでるもん!」

確かにその通りだ。


「だいたい最初からおかしいって思っていたよ、稔の家に王子様みたいな人がホームステイするとか、しかも実は男の子じゃなくて女の子だったなんて!」

ユーリの胸を指しながら言って来る莉子、ユーリは恥ずかしそうに自分の胸を隠した。

「あの不気味なクモも本当はラジコンとか何でしょ!それなりにドラマ人気出たけどお金かけすぎでしょ!」


そうだなユーリ達のような外タレ呼んで大量のクモのラジコン作って幼なじみの俺の演技指導、実際にやろうとしたら相当なお金がかかるだろ。

「どうする稔」

ユーリ達が莉子に話すか誤魔化すかどうか聞いて来た。


だとしたらもう話すしかない後でテレビ局とかスポンサーに確認されたらどうせバレる、それに幼なじみの莉子に嘘を付いても直ぐバレるだから俺は素直に話した。

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