表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
69/121

幼なじみ

少し時間が戻ってユーリ·莉子·大和グループのお話です。

「イセカイアンナイに登録して選ばれると異世界に行けると噂ですが本当なのでしょうかね?」

「スシ!テンプラ!フジヤマ!」

「ユーリ流石に今時の外タレはそんな事言わないだろ」


ユーリと大和の2人は莉子のバラエティー強化に付き合い、ユーリは外タレ大和はプロ野球選手と言う設定で廃墟の病院を探索している。

「そう言われてもボクはタレントじゃないからこう言うの良く分からないよ」

頑張って演じるが外タレと言う物が分からないからユーリは苦戦した。


「別にそんなに頑張らなくても良いよ、これは私が勝手に特訓してるだけだからユーリは肝試し楽しんで」

バラエティー強化は個人的な事、今日初めて会ったユーリには関係無いので莉子はフォローした。


「役者がバラエティーに出るのなんて番宣のためだけなのに莉子はバラエティーも出来るようになりたいなんて努力家だね」

こう言うストイックな所は稔に似ていると思った、大和も強豪校でレギュラー入りするほど相当努力してるに違いない、そう思うと3人は仲良くなるべくしてなったんだとユーリは思った。


「努力もするよ、だって私って女優には向いてないから」

突然弱気な事を言い出す莉子そして語りだす。

中学時代にドラマの出演のオファーが来てチョイ役で出演したら自分の演技を評価されてそれから色々なドラマのオファーが来るようになり主演もやるようになった。

そして自分には演技の才能が有ると思い女優として頑張ろうとした、だがその考えは甘かったとある現場で思いしった、その現場に居た大先輩の演技が凄くて莉子は自信を失った。


「そんな事があったんだね」

「えぇ、でも大和達が全国制覇のために辛い練習を毎日頑張ってるのを見て私も心が折れそうだったけど頑張ろうって思えたの」

握り拳を作り莉子は今の決意を教えた。


「でも莉子あれは無いだろ、いくらその先輩が凄かったからってその人を電気かガソリンで動いていたとか言うの」

大和がクスクスと笑いながら莉子をからかって来た。

「仕方ないでしょそう思えるくらいの実力の差を感じたんだから、自分じゃ絶対に出来ない演技を見せられたんだから」

莉子は頬を膨らませながら大和に反論した。


「あとアレも頑張ろうって理由の1つだっけ?」

「あぁアレね七光りの2世タレント」

莉子が努力するもう1つの理由それは傲慢な2世タレント、親が凄いだけなのに何故か自分も偉いと勘違いしているヤツが時々いる。

いざお芝居させて見ると只喋っているだけしかもセリフはちゃんと覚えていない、だけど大御所芸能人の子供だから監督とかも強く言えずOKを出す、本当にそんなヤツにイスなんて座って欲しくないけど今の地位では自分の方が消されかねないので知名度を上げて、そんなヤツらとの共演NGを言い渡すそのために努力している。


「そして今や3世タレントも出始めてるんだよな」

「そうね、でも勘違いしないでね!ごく稀に酷い人が居て私は何世タレントがみんな嫌いって訳じゃないからね!」

莉子は2人に強く言った、2·3世だからと言ってみんながみんな親の七光りに頼った人ばかりではない、親の顔に泥を塗らないように努力してる人も居るので莉子は芸能人の子供って理由で嫌いにはならない。


莉子から芸能界の色々を聞いてユーリは貴族社会の事を思い出した。

貴族として手腕は確かなのだが親として子育ては上手くいかず、傲慢で権力を振りかざす子供達の事を、子育ては大変なんだなとユーリは思った。


「そう言えば莉子、大和がアレって言っただけで2世タレントの事言いたいって良く分かったね」

「まぁ幼なじみだからね」

確かにそうだなってユーリは思った、同じ幼なじみの稔の考えを読みまくっていた。

「でも莉子は俺とは特に仲が良い方だと思うぞ、家族付き合いが多いし」

大和が特に自慢する事なく言って来る。

「そうね家も近ければ同じ県からこっちに来たもの同士で父親が両方野球好き自然と仲良くもなるね」


「なるほど」

ユーリは納得し同時にこんな事も思った。

(稔って本当に不憫だな)

童顔巨乳の美少女と家がお隣の幼なじみになれたのに、もう1人の幼なじみの男の子の方に好意を持たれ男して見てもらえず。

中学卒業して以来久しぶりで塾で一緒になっている女の子も別の男が好き。

国民的女優となった幼なじみの方も稔の家に女の子がホームステイしているのに嫉妬する様子もないから稔を男として見ていないのだろ、しかももう1人の幼なじみの大和は彼女が居たみたいだけど卒業と同じに友達に戻りこうして莉子と仲良くしている。


これだけのチャンスが有りながら稔を好きな女の子に今だに会っていない、そう思うと稔の事が可哀想に思えて来るユーリだった。

「どうした?遅れてるけど何かあった」

稔の事を憐れんでいたら歩行速度が遅くなり2人に心配されてしまった。

「大丈夫、ただ遠藤小春って人が同窓会来れない事を悲しんでいた事をみんなに言い忘れて事を思い出してただけだから」

嘘は付いていない小春は同窓会に行けない事を残念がっていた。


「小春も頑張っているもんね」

「俺達も頑張らないとな!だから莉子お前の特訓にも付き合うぞ!」

「ありがと」

そう言って2人はまたバラエティーの特訓を始め前に進んだ。


確かこの場にはイセカイアンナイの謎を暴く的な内容で来ている。

もういっそのこと稔は異世界に行った方が幸せになれるんじゃないかと莉子と大和の楽しそうにしている後ろ姿を見てユーリはそんな事を思った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ