表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
59/121

ナンパ

ユーリが莉子や千樹と稔の事で話していると柄の悪い連中に声をかけて来た。

「ねぇ、キミ可愛いね!」

「オレ達と遊ぼうよ!」

「キミ芸能人のあの子に似てるよね!誰だれだったかな」

3人の男達は莉子を下心アリアリの下品な目で見ながらナンパして来た。


「悪いんだけど今日は同窓会やってるからアンタらとは遊べ……オェ!!」

ナンパして来た男達に莉子が恐がっていたので千樹はやんわり断ろうとしたら、突如千樹はお腹を殴られしまい膝から崩れ落ちた。

「うるせぇ!お前に話し掛けてねぇよ」

「てかコイツ一発で沈むなんてダサすぎだろ!」


お腹を抑え苦しむ千樹を見て笑うナンパ男3人、莉子を守るように立っているユーリはそれを見て怒りがこみ上げて来た、今日会ったばかりだが千樹はもう友人と言える存在、危害を加えて笑う男達を叩きのめしてやろうとした。

「ねぇ、それそんなに面白いの?」

「あぁ!!んだテメェは…オェ!」

男は突如後ろから声をかけられイラつきながら振り返えり、突然お腹殴られ膝から崩れ落ちた。


声をかけて男を殴ったのは稔だった。

「本当だ!一発で沈むなんてダサすぎて笑えるな!!」

稔はナンパ男のお腹を抑えながら苦しむ姿を楽しそうに笑った。

「何すんだテメェ!!」

仲間に危害を加えた事に残りの2人はキレて稔に殴りかかる、だが稔はアッサリ2人を叩きのめした。


「こんな場だからナンパするのも仕方ない、でも暴力はダメだろ」

「…はい、その通りです深く反省してます」

「じゃあ俺達はこれで!」

そう言って3人は逃げて行った。

あれだけイキってたのになんとも情けない姿だ。


「大丈夫?千樹」

殴られた千樹を心配して莉子は千樹に手を貸す。

「うん、もう平気」

足が少しふらついたが大丈夫だろ。


「ユーリすまない!千樹が居る時ってやたら面倒事が起きること言い忘れてた!」

千樹のアダ名はフ河野千樹(不幸の千樹)、千樹と一緒に居ると信号はやたら赤になるし自転車のパンク起きるし、千樹自身バイクに当て逃げされたり原付乗ってる時にトラックに左折に巻き込まれたりと、アイツはとにかく不幸なのだ。

「そうだね、中学生の時に初めて会った時からそうだったね」

稔と莉子が千樹と一緒のクラスに時の事を思い出す。



千樹は不幸だから人間関係も恵まれていなかった。

小学生時代に千樹をイジメていたヤツも同じ中学になってしまいよく暴力を振るわれお腹とかを殴られ千樹は苦しみ、それを見てソイツは笑っていた。

ちなみに稔達は千樹をイジメていたヤツに興味が無いので名前は覚えていない。


しかもソイツは無意味に暴力ばかり振るってばかりのヤツだったけど女子からは何故か人気があった。

後から知ったのだが中学生頃の女子とは暴力振る事が男らしいと勘違いする時期らしい。

稔や莉子達はソイツを最低なヤツだと思っていたのと同じに、千樹の事も殴られたのに殴り返さない情けないヤツだと思っていた。


だけどそんなある日、千樹がついにキレてソイツのお腹を殴り悶絶させた。

それを見て稔はやれば出来るじゃん!と思ったが、1人の女子が騒ぎだしクラスは大騒ぎになった。

女子が騒ぎ始めた理由は千樹がふだんから暴力を振るヤツに暴力を振るった事、すぐさま先生が駆けつけ千樹を咎めた。


そしてその光景に稔は怒りを覚えた。

今までさんざん千樹に暴力振るっていた所見て起きながら笑って見ていたクセにソイツが殴られたら騒ぎ出す、まるで何もしていないのに一方的に千樹が暴力を振るったみたいにして千樹を責める。

先生も千樹が一方的に悪いみたいに言って、みんなで暴力はいけないと千樹に言う。


だから稔は言った「河野のやった事は正当防衛だ!」と、それを聞きクラスのみんなは「どう見ても河野が悪い!」、「何もしていないのに暴力振るうヤツが悪いだろ!」等と意味不明な事を言い出し稔まで責められてしまいその日はさんざんな日になった。




「そんな酷い事が合ったの!千樹、本当に辛かったね」

ユーリが千樹の辛い過去を聞いて共感した。

「あの時は本当に怒りでどうにかなりそうだったよ、アイツの暴力はよくて自分の正当防衛は許されないなんて、稔が味方してくれなかったらクラスの全員殴りに行ってたね」

マジか!良かったぁ、千樹の味方して止めに入っる事にして。


「そして次の日のアイツを傑作だったね!彼女に酷い事言われて」

「私彼女じゃ無かったから!!」

千樹の発言に莉子が全否定した。

千樹をイジメていたヤツは莉子が()()()()()()()()と勘違いしていた。

女子からは人気があったため莉子が向ける軽蔑の目を自分に好意を持ってると勘違いし莉子に良く話し掛けていた。


稔が千樹の味方した次の日、ソイツは昨日仕事で居なかった莉子に千樹に暴力を受けたそれを庇う稔も最低だと話して莉子に自分を慰めてアピールをした。

だが莉子はソイツの彼女でもなければ好意も無かったので、「アンタの方が最低だ!!」と罵りだした。

今まで付きまとわれてストレスが溜まっていたので罵倒はキレキレだった。

自分の彼女はモデルをやってる自分にベタぼれだとか言ってたのに、実際は付き合ってると勘違いしていただけ、なので一気にソイツはクラスの笑い者になった。


前々から俺や大和達に俺の彼女と気安く話すなって言って来たりしてウザかったのでスカッとした。

それ以来、千樹とも俺達は仲良くなれた。

「そう言えば最初モデルやってるって知ってこの女子性格悪いんだろうなと莉子の事思っていた」


千樹の考え方分かるな、莉子がモデルなるまで俺もモデルって美形だからちやほやされて生きて来ただろうから性格悪いんだろうなとか偏見持っていた。

「しかもあんなヤツの彼女なんて相当悪いんだろうなって」

「イヤ!私あんな将来DV男になるような男と付き合ったりしないからね!」

莉子は千樹にツッコミを入れた。


「そう言えば稔、ずいぶん長いトイレだったね」

ユーリが俺に耳打ちして聞いて来た。

「実際はトイレじゃなくて、ミルフィにずっとリュックに入っていてもらっていたからストレッチでもと思って行っただけだったからね」

ミルフィが体を伸ばしたら直ぐユーリ達の所に行こうと思っていたのだが、ミルフィのやってる音ゲーのポイントが溜まりライブが出来るようになりプレイして、そしてレベルが上がりまたライブがプレイ出来るようになってしまい合流するのが遅れた。


「あっ♡」

稔がユーリの耳元で話し息が耳に掛かりユーリは甘い声を出してしまった。

「…なんて声出してんだよ」

「ゴメン」

別に謝る事でも無いんだがな。


「どうしたの2人とも?流石にもうみんな投げ終わってるはずだから戻ろ」

確かに良い時間だし戻ろ。

「今行く」


昔話をしてユーリと莉子と千樹の仲が良い感じに深まった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ