同窓会
昨日は大変な事なったが無事稔は貞操を守り抜いた。
だが冷静になった今になっては勿体無い事をしたなと稔は後悔していた。
「どうしたの稔?せっかく大和達に会えるのに残念そうな顔して」
「そうだな誰かさんが寝坊しなきゃもっと早く会えたのになと考えたら残念な気持ちになってな」
大和達との待ち合わせ場所の駅には13時集合昼食は食べて来る、なので30分前に着こうと思っていたのだが広司が寝坊して30分前は今過ぎた。
「稔君、広司君も悪気があった訳じゃないから許してあげよ」
「そうだよ、過ぎた事をいつまでもグチグチ言わない」
絵里と夏蓮が広司を庇う、何でコイツらは男をダメにするような甘やかし方するかな、出発が遅れたのも絵里が広司の朝ごはん兼お昼ごはんを用意したため、お昼ごはん食べ終わっていた俺達は待ちぼうけ喰らう事になった。
まぁ遅刻になった訳じゃないから別に良いんだけどね。
待ち合わせ場所の駅のロータリーに着くとそこには大和がいた。
「うぃーす!大和」
「稔うぃーす!」
「大和は余裕だね、翔馬と葵はゴールデンウィーク中も練習してるのに、こう言うところで差を付けられるだぞ」
梅上翔馬は神奈川、松下葵は東京の学校その2校は今日も練習があり今回の同窓会には参加出来なかった。
「お前が今日同窓会やろって言ったんだろうが!それにウチのチームの休みは今日と明日だけだよ!」
大和と軽くじゃれあい大和は広司や知ったみんなと挨拶をしてユーリ達と挨拶をする番になったとたん大和は固まった。
「は、はろーまいねいず、やまとたけなか」
ヘンテコな英語を話す大和。
大和には俺の家にホームステイしている人達がいる事しか伝えておらず日本語が話せる事はわざと話していない。
「大和大丈夫だ!英語が得意な絵里が居る、通訳して貰いながら挨拶しなって」
絵里がユーリの右後ろに立ち通訳者状態になり再び挨拶をする。
「え~と、こんにちは」
「初めまして、ボクはユーリ·ロントドニア!ユーリと呼んで!」
「初めまして自分はユーリ·ロントドニアでユーリこれからは呼んで欲しいと言っています」
「メチャクチャ日本語達者じゃねぇか!!」
予想道理の反応とツッコミを入れてくれる大和、これがやりたくて話せるのは黙っていた。
「ごめんなさい大和君、稔君に今のやりたいって言うから仕方なく」
「やっぱり稔か」
流石は幼なじみ犯人が俺と見抜いたか。
「それじゃ他の2人とも挨拶してやって」
俺はそう言って今度はアンリを大和の前に出した。
「わたしはアンリ、アンリと呼んで」
「わたしはアンリ、アンリと呼んで欲しいそうです」
「もうエエわ!!」
大和のツッコミが入る、海外の人だけど日本語ちゃんと話せるのに通訳者入れるってボケは大成功のようだ、ユーリ達は大和ともそれなりに打ち解けている。
「ところで大和、他には来てないの?」
待ち合わせ場所には大和しかいな、一応予定ではあと2·3人居てもおかしくない遅効か?
「千樹は来てる今トイレ行ってる」
千樹のヤツ遅効せず来れたか。
「みんな久しぶり」
そうこうしているウチに千樹が戻って来た。
格好は服は所々汚れ鼻にはティッシュを詰め込んだ状態だ。
「アナタ!大丈夫ですか?!」
セレーナが千樹のボロボロの姿に心配して声をかける。
「久しぶり千樹、相変わらずだな」
「稔何であの人の格好見て平然としてるの?!」
ユーリ達が千樹の姿を見て取り乱す、なので俺は千樹がどうゆうヤツかを教える。
「アイツの名前は河野千樹、そして河野の頭にフの文字を付けて《フ河野千樹》と呼ばれている不幸なヤツだ」
「アダ名と悪口が見事に共存している呼び方だね」
ユーリ達が千樹をどうゆうヤツかを理解した。
千樹は本当に不幸なヤツだ、野球やれば打球が飛んで直撃する、自転車に乗った時は下り坂でブレーキが壊れ止まれず川に落ちた事もある。
正直数え切れないほどアイツは不幸な目に会っている、しかも千樹の両親は千樹は不幸だと思っていないただドンクサイだけだと思っている、不幸なのに不幸を分かって貰えない不幸、きっと千樹の両親が千樹は不幸なんだと分かれば千樹はまだココまで不幸ではなかっただろう。
「初めまして河野千樹です」
他のみんなと挨拶が終わりユーリ達とも挨拶をした。
「初めまして、あの本当に大丈夫なんですか?」
千樹の姿を見てセレーナは心配した。
「大丈夫じゃないですよ、階段上ってる途中おばあさんが転びそうだったから助けようとして自分が転んで、まぁおばあさん無事だったんで良いんですけど、そして自販機でジュース買おうとしたら自転車が突っ込んで来て打撲と違うジュースを買う羽目に、飲みます?」
千樹はブラックコーヒーをセレーナに差し出す、ブラックが飲めないセレーナは困った顔をした。
「じゃあ俺が貰うよ」
俺は千樹からブラックを貰ってミルフィの入っているリュックに入れる、俺もブラックは飲めないがカレーの隠し味にコーヒー入れるのは良いので貰う事にした。
「しかし大和のヤツ酷いよな、彼女居たのに俺達に教えてくれないなんて!」
千樹も俺と同様、大和から教えて貰えてなかったようだ。
「彼女だぜ!彼女!あのオツパイを触っても怒られない、むしろオツパイ触って喜ばれる関係になるっていうあの、ギャャャ!!」
話している途中、後ろから夏蓮が千樹のお尻をおもいっきり蹴った。
「そんな事ばっかり言っているから教えて貰えなかったんでしょ」
その場に千樹は倒れこんだ。
「運悪い」
いや今のはお前が悪いぞ千樹。
あと2分で集合時間になる頃もう来なさそうなので俺達は移動する事にした。
「それじゃボーリング場行くか」
大和の合図でみんなその場を動く。
「待って!私を置いて行かないで!」
移動しようとしたとたん1人の女の子が走ってこっちにやって来た。
「ハァ、ハァ、ハァ」
女の子は肩で息をして、呼吸を整えたらこちらを向いた。
「ごめんなさい前の現場が押しちゃって」
「前の現場がってお前は芸能人か!」
「芸能人だよ!」
女の子は大和に芸能人か!と言われチョップをされ、女の子は芸能人だよ!と言ってチョップし返した。
女の子はクロブチメガネで髪は首元辺りでシュシュで1つにまとめて肩から前に垂らしている。
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