アンリとデート
「遂に着いた!アキバ!!」
秋葉原に到着してアンリのテンションが上がっていた。
「そこまでテンション上がる事か?」
稔とアンリの2人はアキバデートをするため秋葉原へやって来た。
ミルフィと勝負する事が決まり適当に、バカッターのような事はしない回りの人に迷惑をかける事をしない等のルールを決めた。
そんなルール作り終わったタイミングでをアンリが稔達のクラスにやって来た。
「あっ、稔いた」
アンリが稔を見つけて、稔の元へ近づいて来た。
「稔、これからわたしとデートしよ」
突然アンリが稔をデートに誘って来た。
それを聞いたユーリとミルフィがアンリに詰め寄った。
「どうしたの急に!」
「アンリ分かっているの?男にとってデートとはHをする事と思っているんだよ!つまりアンリは今みのるにHしよって誘ってるって事になるんだよ!」
なんだその理屈、またミルフィがワケわからん事言ってやがる。
「別にHはさせないし、てか稔はそんな事しなし」
そうだ俺は紳士なんだから初デートでホテルなんて連れ込まない、そもそも恋人でもないんだからそんな事出来る訳がない。
「だって家に居ても夜這いにも来ないし、それに稔はいざ本番になったら緊張のあまり立たなくなるタイプだろうし」
そんな事ないよ!俺は本番になったらハッスルハッスルしちゃうよ……たぶん。
「確かにそうだね」
「みのる、初めてなんてそんなものだから落ち込まないで」
ミルフィが何故か初めてのHが上手くいかなくて、落ち込んでる男性を慰める彼女のような顔をして言って来た。
「何で慰めるんだよ!」
これからデートに行くだけでHする訳じゃないから、実際にHはしてないんだからだからそんな顔するんじゃねぇ!
まったく、確か家には食材あまり無かったはずだからコイツら抜きで今晩はセレーナと2人で食事に行こうかな。
そんな感じの話が終わり、ユーリはバイトの面接の時間だと言って教室を出て行き、ミルフィは登録人数を増やす作戦をユーリと考える為にユーリのカバンに入って一緒に付いていった。
セレーナも今日バイトの面接が有るらしい、2人とも雇って貰えると良いな。
「あれ?それで俺は何でアキバ来たんだ?」
あれだけ俺の事バカにしてたアンリに俺はこうして付き合ってアキバデートしてるんだ?
「良いじゃないそんな事、それで稔!こっちこっち!」
そう言ってアンリはスマホの地図を見て行きたいお店を確認しながら、稔の腕を引っ張って目的地のお店に向かった。
「引っ張るなって転ぶ」
「ゴメンゴメン、前々から行きたかったお店だから」
どうやら行きたかったお店に行けてテンションが上がっていたようだ、そんなアンリの姿を見て稔は微笑ましく思えた。
前々から行きたいって言ってたけど何処だろ?秋葉原まで来たんだからやっぱりメイド喫茶店かな?俺も行ったことないから丁度良いや、メイド喫茶店別にいかがわしいお店じゃないけど1人で行く勇気は無かったし、何よりも相当高額料金みたいだから行きたいって気持ちは無かったのだが、こうして2人で行くなら良いかも、でも待てよアンリはマンガやアニメも好きだからコスプレ出来るお店かな?それでツーショットで撮りたい格好があって、今日は特に用事もない俺を誘ったのかな。
「着いたよ!ここ!」
アンリが行きたがっていたお店に着きそのお店を見て俺は驚いた、何故ならそのお店はミリタリーショップなのだから。
「ここが前々から来たかった店?」
「そうだよ」
アンリの顔を見る限りネタで連れて来た訳では無く本当に来たかったようだ。
「何で?」
「銃を買ってクラスメイト何人か撃ちたいから」
真顔で答えるアンリ、正直ぞっとした。
「冗談だって5%は」
今度は笑顔でアンリは答えた、てか冗談5%って残り95%は本気って事じゃねぇか!
「そんな顔しないでよ、日本は銃の規制厳しいから欲しくても手に入らないでしょ!」
確かにそうなんだが、さっきのアンリの雰囲気だと本気で銃買って撃ちに行きそうだった。
「ここ居ても仕方ないからお店入ろう」
アンリはそう言ってミリタリーショップに入って行った。
メイドやコスプレの店じゃなかったのか、稔はメイドさんやアンリのコスプレ姿を見れなかった事を少し残念に思い、アンリの後ろをついて稔もショップに入店した。
初めてミリタリーショップに入ってみたけど、色々ある装備品を見てなんだかテンションが上がる。
アンリの方を振り向いて見るとアンリは防弾チョッキを物色していた。
「メチャクチャ真剣に見てるな」
1つ1つ丁寧に確認するアンリ、ミリタリーの趣味もあったんだなと稔は思った。
「当たり前でしょ自分の身を守る物なんだから、これからの戦いのためにも妥協は出来ないよ」
なるほどだからこのお店に前々から行きたかったのか。
「まぁ日本が楽しくてお金使いすぎて、本当はスタンガンとかも買いたいけど今日は防弾チョッキだけ、だからわたし明日のアルバイト面接頑張って他のも買うよ!」
アンリも自国のお姫様を助け出すために日本来る前は強い警戒心はあったのだが、日本の文化や文明に心を奪われたり、何よりも安全な国の日本に居た事で完全に気が緩んでいた。
だがセレーナからSOSを受け取って学校に来てみたら、稔の大量の血に魔王の幹部のラクシャル、その時アンリは思い出した自分が命をかけてこの世界に来た事を。
「これにしよ!」
アンリは買うチョッキが決まったようなのでレジに3つ持っていく、稔も今後の事を考えてチョッキやいくつかの防犯グッズを買った。
「それじゃ稔次は何処に行く?」
「これ買いに来ただけじゃないの?」
買い物が終わりお店を出たらアンリが何処に行くか聞いて来る、てっきりここに来るだけだと思っていたので稔は聞き返した。
「何言ってるの?デートって言ったでしょ、たった一軒のお店行っただけじゃデートじゃないよ、次は稔の行きたい所行こ!」
そう言ってアンリは稔と手を繋いで引っ張った。
「ちょ、ちょっとまだ行き先決めてないぞ!」
「まぁ歩きながら決めてよ!」
どうやら俺とアンリのデートはまだ続くようだ。




