このスットコどっこい!!
目の前現れたのが魔王の幹部ラクシャルと言うらしい、今は日本のマナに当てられマナ中毒になって弱っているけど相手は幹部、このメンバーで勝てるかどうかは別だ、あくまでも弱っているだけで勝てるとアナライズでは出ていなかった。
とりあえずユーリにヤツがどれくらい強いのかを聞くことにした。
「ユーリ、アイツどんくらい強いの?」
「中隊1つがアイツ1人に全滅させられた事もある」
うん!戦うのは辞めとこ、ユーリ達に目配せしてから俺はすぐさまミルフィとの融合を解除して戦う意志が無い事をアピールした。
「そっちに戦う気はないんだろ?こっちも今すぐ病院に行きたいからお互いここは退くって事でどう?」
「稔?」
俺が発言してみんな見て来る、そして病院を意識したら2本の指が強く痛みだした、本当に早く病院に行きたい。
「元々戦う気は無いと言ってるでしょ、まぁそちらがその気でしたらこちらも退きましょ」
そう言ってラクシャルは背を向けて去ろうとする、どうやら本当に戦う気は無かったようだ俺もとっとと病院に行こ。
「稔ナイス!」
「え?」
そう言ってユーリはラクシャルに切りかかった、それに気づいたラクシャルは振り返ったが対処が間に合わず切られてしまった。
「グァァー!!」
ラクシャルは顔の左側を抑えて後退する、何やってんだこの姫騎士様は!せっかく戦わずにすんだハズなのに!
「稔の作戦道理だね」
作戦?何の事だ?
「なるほど、先ほどからこそこそ話していたのはこのためか」
いや!話をしていたのはアナタがどれくらい強いか聞いただけです。
「妖精と融合出来るほどのヤツが融合を解除して戦闘は辞めようと言うからこっちもその気になってしまったよ」
そりゃ本気で戦いたく無かったからな、だから融合解除したんだ。
「稔がアイコンタクトで、俺が隙を作るから決めてくれ!って語っていたからね、だからしっかり決めさせてもらったよ!」
俺そんなアイコンタクト送ってないよ!戦うのは辞めようって送ったよ!
「なかなかの役者が居たようだな、すっかり騙されたよ」
当たり前だ、戦う気なんて本当の本当になかったんだから
「みのるミノル稔!覚えてたぞ!その名前と顔を!」
ラクシャルがうっすら笑いながら俺の名前を何度も言って俺の顔を見て来る正直気味が悪い。
「稔この借りは必ず返す、必ず殺す!!」
そう言ってラクシャルの身体は蜃気楼のように揺らいで消えた、そして俺は完全に敵としてロックオンされてしまった。
「稔ありがとう、ラクシャルに隙を作ってくれて」
「でも倒せなかったのは残念でしたね」
「でも深手は負わせた今はそれを喜ぼ」
3人が俺の周りに寄ってきて話し掛け来る。
「このスットコどっこい!!なんて事してくれやがる!!」
無理もない魔王の幹部に命を狙われるようになったのだから、俺はユーリ怒鳴ってしまった。
「え?どうしたの稔?」
みんなが不思議そうな顔で俺を見て来る当然だろうな、何故か俺が作った隙をついて攻撃するって勘違いしてたんだから、なので俺に戦う意志が無かった事を伝える。
「じゃあアレは本当に戦いたくないから融合を解除したって事?」
「そうだよ!!」
ようやく理解してくれたようなので稔はまた怒鳴る。
「戦うの怖いし指はこの通り切断されたから早く病院行きたいの!」
そう言って稔は右手をみんなに見せるが、切断されたハズの人差し指と中指が元通りに治っていた。
「あれ?稔の指確かに2本とも切断されていましたよね?」
「あぁ、メチャクチャ痛かったし指拾ったのも覚えてる」
グッパグッパするが痛みは無い、確かに切断されたのに何も無かったかのように指がある、拾った指は無い恐らくそれがくっついたのだろ。
これはアレか、自動回復のおかげかな?右手の人差し指と中指で左手を触るとその指先には触覚がある、2本の指を思いっきり引っ張ろうと思ったが先ほどまで切断されてたしポロリと指が取れたら嫌なので辞めた、たとえ取れても今は豚の膀胱を乾燥させてパウダーにしたヤツをかければ指ぐらいなら生えて来るらしいから、それで気長に完治するのを待てばいい。
「まぁ指が治った事いいや、でもどうしよ完全に命狙われたよ」
あのラクシャルの目は必ず殺す、さてどうやって殺そって目だったよ、どうしてこうなった俺は平和に生きたいだけなのに。
「ごめん稔」
「わたし達が稔の事必ず守るから!」
「ありがとう、でももういいよ」
本来あの日あの神社で俺は死んでいた、でも今生きてるのはおかしいのだろ、だから運命ってヤツがこうして俺を殺そとするためあのラクシャルの殺意を俺に向けさせたのだろ。
酷いよ神様!俺まだDTのまま死にたくない!!
「みのる元気出して!ほらアレだよ!これってちょっと日朝のヒーローヒロインみたいじゃない!敵幹部に目をつけられるなんて!みのるだって子供の頃はヒーローに憧れていた事あるでしょ!だとしたら今の展開って子供の時の夢が叶ったって事じゃない!!」
ミルフィが俺を無茶苦茶な事を言って慰める、確かに子供の頃はヒーローに憧れたよ、でもこんな展開じゃないよ!
でもヒーロー達て実際こんなに大変なんだよな平和のために戦うって、さっきみたいに指どころか腕を無くす事だってあるし最悪命を落としかねない戦いをしているんだよな、でも実際フィクション作り話しかも子供向け、そう考えたら俺は再び落ちこんだ。
「今後の事は後で考えよ、とりあえずもう帰ろう」
ユーリの言葉にそうだなと思い立ちあがた。
「その前に、ミルフィ融合」
俺はミルフィと融合した。
「何をするのですか?」
「証拠隠滅」
流石に俺が吐いた血を放置は出来ない、いくらラクシャルのペンダントの効果で羽部の記憶が混濁してるとは言え、血を採取して今ボコボコに伸びてる羽部をやった犯人にされたくない、正当防衛だっけと過剰防衛と言われて犯罪歴つきたくない。
そして証拠隠滅は終わり周りには血は一滴も無くなった。
「稔凄いねここまで綺麗に地面直すなんて」
アンリが俺が直した地面を見て感想を漏らす。
「そうなの?」
「血を地面の下にやったんでしょ、でも雑草とかはちゃんと残ってる」
アンリの口振りからして俺はもしかしたら魔法のセンスがあるのかも知れない。
「これくらいの腕前なら、稔はもう立派な半人前魔術師だね!」
どうやらアンリ達の世界ではこんな事は恐らく原付免許を取るくらいの事みたいなもんなのかな?まぁ魔法なんて知らないし凄い魔法使ってみたいとかぜんぜん思ってなんかいないんだからね!!
そんなやり取りも終わりセレーナの方をみたら何故か羽部に治癒魔法を使っていた。
「何やっての?」
「私も証拠隠滅です」
なるほど現代医学だとアザや打撲が自分でヤったか人にヤられたか分かるからな、俺も羽部の服についていた俺の靴跡を消してそれなりに証拠を隠滅して俺達帰った。
でもこれからどうしよ魔王の幹部に狙われる事になるなんて、そう考えるだけで今の稔は胃が痛くなってしまうようになった。
あとどうでもいい事ですが羽部は前に起こした事件で証拠が上がり逮捕されました。




