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なかなかにチート

ユーリとアンリの誤解を解いた俺達は、今度はミルフィとの融合の話になった。

「稔、本当に妖精との融合したの?」

この反応を見るとどうやら妖精との融合ってヤツはそうと難しいようだ、なので今からミルフィとの融合を見せて驚かせてやろうと思った。

「じゃあミルフィもう一度やって融合出来るの証明してやろうぜ!」

「OK!」

「えっ!ちょっ待った!」

突如アンリが焦って止めに入ろうとしたが稔とミルフィの2人は融合をする。


「どう!こんな感じだけど」

稔は少しどや顔で融合した姿をみんなに見せる。

「稔大丈夫!意識はある?!」

アンリが稔の肩を凄い勢いで掴んで確認して来る。

「どうした、そんなに慌てて」

「妖精と融合なんてそう簡単に出来ない!出来たとしてもキャパオーバーで廃人になっちゃう!!」


何それ!聞いてないんですけど!ミルフィとの融合を解除してミルフィを問いただす。

「どう言うことだミルフィ!廃人になるなんて聞いてないぞ!」

「融合する前に言ったじゃん()()()()()()()()って」

確かに言ってたけど、それはもうこれからは一緒に戦わなきゃいけないと思っていただけで、まさか廃人になるなんておもはなかったよ、本当に今何ともなくて良かった。


でも妖精と融合すると廃人になるのに俺はならなかった、もしかしてこれは俺は妖精と融合する能力すなわち才能があるって事か!

そんな自分の新たな才能に気づき稔はテンションを上げた。

「だってマナが多くて濃い日本で平然としてるから大丈夫だなって」

「あぁなるほど、確かにそんな日本に住んでる日本人の稔なら大丈夫か」


どうやら俺の才能ではなくマナが多くて濃い日本に住んでるから、妖精との融合も出来る器ができてるらしい。

つまりこの日本に住んでる日本人もしくは日本住んでるみんなは妖精との融合が出来るようだ。


「それで羽部だったけ?この人、突然人間離れした力で暴れ襲って来たの」

ユーリが羽部の名前を確認してくる、数日しかクラスメートじゃなかったからか、はたまた心底興味がないせいか羽部の存在を忘れていた、まぁコイツの事を覚えていても何の意味ないから忘れるのも無理もない。

「あぁ、それで原因はこれ」

そう言って稔は羽部から壊れたペンダントを取り出してユーリ達に見せる。


「それが?どうして分かったの?」

ユーリが聞いて来たので俺の背水の陣の一億倍の効果は頭脳にも影響が出来る事を教えて、それで分かったの事を教えた。

「その能力って身体能力だけ上げるのかと思っていたけど、頭脳も上がるの?大体どのくらい上がるの?」

「どう言えばいいかな、小難しい計算も一瞬で分かるような感覚だし、どうやって敵を倒せばいいのかも一瞬で分かるって感じ」

実際このペンダントに触れた途端にこれを破壊すればいいと分かったし、これを破壊するには魔法的な攻撃でなきゃダメな事も分かった、だから俺はこのペンダントを蹴り壊す時に足にマナを集めて破壊した、ミルフィとの融合だから出来た芸当だな。


「一瞬で分かるの?なかなかにチートだね」

確かに頭がスッキリしていて今なら解けない問題なんて無いって感じになるけど、どうせならよくあるチート主人公みたいにプレーンな状態でチートがいい、俺みたいに死にかけないと使えない能力とケガしないと発動しない能力なんて不便過ぎる、もう少し便利な能力が欲しかった。


そんな事を考えていると、突然このペンダントを持っていたら危ない気がして放り投げた、そしたら顔の横を何かが素早く横切りペンダントを奪い取った。

そして稔はその投げたペンダントのチェーンが指に引っ掛かり、人差し指と中指が飛び指の長さが半分になった。

「ギャアー!!」

稔は自分の切断された指を見て悲鳴を上げた。

「まさかこれを破壊されるとは」

ペンダントを目で追ったら、そこには胡散臭い占い師格好をした外国人の男性がいた。


その姿を見てユーリ達は武器を構えた。

「ミルフィ!!」

俺も自分の切断された指を拾いミルフィと融合して戦闘態勢に入る。

「待って下さい、私はこれを回収しに来ただけです、戦うつもりはありません」

「人の指切断してよくそんなセリフ言えたな」

ヤツの戦うつもり無い発言に稔は怒りを抑えきれずにいた。

「あなたも私のペンダントを壊したのでしょ」


人の指とそのペンダントを同列にするな!と稔は思ったが今は早く病院に行って指の再接合がしたい、なのでアナライズでヤツの弱点を見破り速攻で倒す。




■ラクシャル


現在日本のマナに当てられ、マナ中毒でかなり弱っている




どうやらあのラクシャルってヤツもユーリ達みたいに日本のマナに慣れてないせいでマナ中毒ってやつで弱ってるみたいだ。

だとしたらおそらくあのペンダントを使ってこれから羽部みたいたなヤツらを操るつもりなのだろ、あのペンダントに触った時に洗脳の魔法があった、でもまだ完成はしていないのだろペンダントには忘却の魔法もあった、壊れたり奪われたりしたら数日間の記憶が消えるようになっていた。

アイツをこのまま放置するのは良くない、今は弱っている日本に慣れてしまって強くなる前に今ここで倒した方がいいだろ、それにあのペンダント完成されるのも良くない。


「ユーリ、あのラクシャルってヤツも日本のマナに慣れてなくてマナ中毒で弱ってる、倒すなら今のうちがいいかも」

「ラクシャル!稔アイツ、ラクシャルなの」

ユーリ達がかなり驚いた、これだけで分かるアイツはヤバいヤツだと言う事が。

「アナライズで見たらそう出た、アイツってやっぱりヤバいヤツなの?」

「うん!ボクも会った事は無いけど、名前は知ってる魔王の幹部の1人だよ!」


魔王の幹部か、弱っていても戦えば手こずるだろうな、俺は少し絶望した。

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