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ビックリしただけです!

羽部との戦いが終わった途端に稔は気を失い倒れてしまった。

「稔!!」

セレーナは倒れた稔が大丈夫か心臓の音を聞いて動いている事を確認、次に呼吸をしてるか口に手を近づいて確認して呼吸してる事に安堵した。

「良かった、ただ気を失ってるだけのようですね」

セレーナはその場に座り稔に膝枕をして、稔が目を覚ますのを待つことにした。


するとあまり時間はかからず稔が目を覚ました。

「あっ稔、目が覚めましたか?」

稔は目を覚ましたが返事はせずセレーナをジーッと見つめて来た。

「どうしました?みの、んっ!!」

すると稔はセレーナの頭に手を回してキスをしてきた。

今稔は自分の種を保存しようとする衝動に駆り立てられている、無理もない背水状態になれるくらいまで死にかけたのだから、ユーリ達と初めて会った時も背水状態になるほど死にかけたが、まだユーリ達の事をよく知らなかったし妖精のミルフィの存在に意識が行って種の保存までには至らなかった。


(ダメ、気持ち良くて何も考えられない)

羽部に首を締められたり酷いに合う所だったセレーナ、そのためセレーナも種の保存に駆り立てられている。

最初こそ驚き稔を突き飛ばしそうになったが、稔からのキスが気持ち良くてセレーナ自身も稔の頭に手を回し、自分から舌を稔の舌に絡ませたりしてきて稔を求めた。


「フー!フー!」

ミルフィは稔がセレーナにキスした瞬間その場を離れて近くの木に隠れて2人のやり取りを興奮しながら覗いていた。


「はぁ、はぁ」

セレーナはトローンとした顔になり頭の中はボーっとなり何も考えられなくなっていた。

そして稔はセレーナを寝かせて上に覆い被さった。


「フォー!フォー!」

ミルフィは木の影から声を殺しながら叫び、両手で目を隠しているが指の隙間から覗きながら、これから始まるであろう事に期待が高まり興奮している。

稔とセレーナは見つめ合い、今の2人は言葉はいらないそして今2人は交わろうとした。


「ヤー!!」

突然の掛け声とともに稔は背後から飛びゲリをくらい吹き飛んだ。

「何?!」

まさか羽部が目を覚ましたか?と後ろを振り返り見てみると、そこには鬼の形相になっているユーリと完全に軽蔑仕切った目で見て来るアンリがいた。

「セレーナ大丈夫!」

「稔、心底見損なったよ」

ユーリが涙目になって言って来る。


「見損なうって何で?!」

俺ここまで信用失う事したっけ?

「セレーナからこんなメッセージが送られてきたよ!」

そう言ってユーリがスマホを見せて来た、そこにはこんなメッセージが書かれていた。

『襲われている』


『学校』


『直ぐに来て!』


なるほど今この場を見渡し状況を確認して考えてみた。

今のメッセージ見てから学校に来たら服を破かれたセレーナ、その上に覆い被さった俺がいた、そして今の俺の下半身、うん!こりゃあ確かに信用無くすような状況だ。

稔が全てを理解した瞬間、ユーリが稔に剣を向ける。


「おわ!」

「……稔、こっちの世界に来て右も左も分からないし不安もあった、そんなボクらに親切にしてくれて本当に嬉しかったよ、なのにこんな事するなんて!」

「ま、まて!ユーリ!」

誤解してるようなので稔は必死に話を聞いてくれるよにした。

「問答無用!今まで良くしてくれてありがとう!せめて苦しまないよに切るよ!」


ユーリの目には躊躇いは無く真っ直ぐ稔の頭に剣を振り下ろす、もうダメだ稔がそう諦めた時。

「待って!ユーリ話を聞いて!」

ミルフィがユーリの前に出て止めに入る。

だけどね、もう少し早く止めに入ってくれ、ユーリは剣を止めたが少し遅く稔の頭蓋骨を割って大量の血が出ていた。


自動回復で稔の頭が治る間にミルフィと夢心地状態から帰って来たセレーナが今までの経緯を話してくれた。

「……稔、ありがとうセレーナを助けてくれて」

「うん!わたしは最初から信じていたよ、稔がそんな事するハズないって!」

俺がセレーナに乱暴しようとしていたと言う誤解が解けてから2人が調子の良いことを言って来る。

「……」

「「え~と、疑ってごめんなさい!!」」

「よろしい」

ちゃんと謝ったので稔は2人を許した。


「あとセレーナ、俺もごめんなさい!」

「何がですか?」

「その~無理矢理とかなんやかんやな事で」

言葉を濁して稔はセレーナ謝る、今冷静になって思い返すと突然キスするなんて立派な犯罪、いくら自分の種を残そうとする本能が働いたとは言えいきなりするなんて本当に最低な事だ。


「あ、あれですか!あれは仕方ない事ですし、事故そう事故って事でお互い忘れましょう!」

セレーナ自身キスされて興奮して本能のまま稔を求めてしまった事が、はしたない事なので正直あの事は忘れたい事で稔にも忘れて欲しい出来事だった。

「意識するとまたして欲しいなんて言えませんし」

「何か言った?」

セレーナが小さな声で何か言ったので聞き返した。

「いえ!何でもありません!ただ男の人の口唇は筋肉で硬いと思っていたので柔らかくてビックリしただけです!」


どうやって口唇に筋肉付ければええねん!って心の中でツッコミ、そしてセレーナってアレが初めキスだったんだな、そうじゃなきゃ男の口唇が筋肉で出来てるなんて思ったりしないよな、俺は初めてのキスじゃないセレーナには悪いことしたと思いこれからはセレーナに色々優先してあげようそう思った。

まぁ、キスした事あるとは言え子供のころ事故で女の子とキスしただけだから、俺も初めてと言えば初めてかな?

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