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背水の陣再び

学校に着きセレーナの忘れた体操着を無事回収し終わり帰ろうとしたらミルフィがいない事に気づく、他の人に見つかったら大変な事なるので稔とセレーナはミルフィを探した。

セレーナ達は相手のマナを知っていれば探知出来るらしいが日本の濃いマナの影響でまだ出来ないらしい、結局足を使って色んな場所を探してミルフィは体育倉庫の前にいた。

「はぁ~」

「ミルフィ何していたんだ!」

「あっみのる、何してたかと言うとこの時間だし体育倉庫に閉じ込められた男女が、ニャンニャンしてるかと思って来たけど居なくて」


残念そうにしているミルフィ、この妖精は俺達が心配してる時にそんな事してたのか、イラっとして小指デコピンを食らわした。

「あう!」

「心配したんだぞ!お前が他の人に見つかったら大騒ぎになるんだから!」

「そうですよミルフィ、もう軽率な行動は止めて下さい」

「……はい、ごめんなさい」

稔達が本当で心配してたと分かり反省したミルフィだった。


そもそも男女が体育倉庫に閉じ込められるなんてマンガの世界だけだろ、本当にニャンニャンしたいなら、女子に「今日家に遊びに来ない安心して両親は居るから」とか言って家に上げたら「親は急な都合で出かけた」と言って逃げられなくしてベッドに誘導、やっぱりニャンニャンするならこの手段だよな。

「それじゃミルフィも見つかりましたし帰りましょ」

「そうだな帰ろう」


もう帰ろうとした時

「よお!高木く~ん」

聞くだけで不愉快率MAXにさせる声が聞こえた。

ミルフィは咄嗟にセレーナの体操着の袋に隠れる、そして俺は学校を退学になったヤツに話しかける。

「何してんの?部外者が入ったら不法侵入で捕まるぞ」

正直稔は退学になった羽部とはもう関わりたくなし、この学校の生徒とは言え稔達もこの時間だと咎められる事になるので早く帰りたい。


「稔気をつけてあの人何かおかしい」

セレーナが袖を摘まんで引っ張って忠告して来る、まぁアイツがおかしいのは今に始まった事じゃないし、もうこれ以上アイツに使う時間は勿体無いし帰ろう。

「俺達もう帰るから、近所で事件起きてるからお前も気をつけてな」

羽部にそう言って稔達は羽部の横を通って帰ろうとした。

「大丈夫だ、その事件の犯人って言われているのは俺だから」

「えっ!ガッァ!!」

羽部の突如の言葉に振り返り、すると羽部は稔の首を片手で締め上げてとても人間の力とは思えない力で稔の体を片手で持ち上げた。


「稔!!止めなさい!!!」

突然の羽部の稔への暴行、それを見たセレーナは止めようと間に入る。

「フン!」

「キャっ!!」

だが羽部は近づいたセレーナを叩き倒す。

「せ、セレーナ」

「セレーナ!!」

ミルフィもたまらず外に出てセレーナを心配する、稔もセレーナの名前を呼ぶが呼吸が上手く出来ずウィスパーボイス状態の声しか出ず、羽部の腕を叩くが羽部は下ろそうとする気配はない。


「ってか俺が犯人扱いになってるけど俺は何も悪くねぇぞ!」

稔の首を締めながら羽部は語り始めた。

「金がねぇからちょうどオッサン居たからから貰おうと思ってボコボコに殴っただけ!なのにあのオッサン訴えて事件にしやがって!!」

「グッ!ガッ!」

「あの女もそうだ!たいしていい女でも無いけど暇だからヤリナンしたら断りやがった!だからその辺の茂みに連れ込んでヤってやっただけ!それだけなのに事件にしやがって!」


この男イカれきってる、薄れゆく意識の中で稔は羽部の言ってる事に、どう考えても羽部が悪いそれなのに自分は被害者面する羽部にたいしてそう思った。

「あと知ってるか?殴られたら殴り返す、これって正当防衛になるって」

そう言って羽部は稔の腹を空いていたもう片方の腕で殴った。

「ゴハッ!!」

「あの日殴ったお返しだ!!」

その瞬間稔の内臓はグチャグチャに潰れ稔は血を吐き出した。

普通の人なら今ので即死していたが稔は野球を辞めてもそれなりのトレーニングをしていたのでかろうじて一命は取り留め虫の息状態になった。

「ヒューヒュー」

力弱く息をする稔、それを見て羽部は満足し稔を投げ捨てた。


「稔!!うっ!」

倒れた稔を心配し駆け寄ろうとセレーナはしたが、羽部が近づいて力ずくで組しかれてしまう。

そして羽部はセレーナの服に手をかけその服を破り捨て、セレーナは上半身の下着が露になった。

「あなたと言う人は!」

これから羽部にされる事にセレーナは予想は付いてるが叫ぶ事などせず羽部を睨み付ける。


「気持ち良くしてやるだけだ、あの時の女も最終的には自分から腰振ってたしな」

「セレーナから離れろ!確かにしてるシーン見たくて学校来たけどお前なんかじゃない!」

組しかれて身動きが取れないセレーナを助けるためミルフィが羽部に立ち向かうがサイズ差がありすきてアッサリ叩き落とされる。

「キャ!」

「この虫?人みたいな姿してやがる、コイツをテレビに出せば大金稼げるんじゃねぇ!」


ミルフィを見つけて大金を稼いだ自分を想像して羽部はだらしなくニヤケきった顔になった。

「残念だったね!アンタの負けだよ!」

「あぁん!」

ミルフィの一言にイラつく羽部、ミルフィが勝ちを確信したのは稔をアナライズして見たら生命力は20%以下になっていたからだ。

20%以下ならあの能力が発動する、そして稔はゆらりと立ち上がった。

「ヒューヒュー」


高木稔


生命力18%


状態:背水の陣

能力一億倍

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