部活の作り方
朝の勉強も終わり、リビング降りたらそこにはセレーナとミルフィがいた。
「ミルフィ良く似合ってますよ!」
「ありがとう!昨日の夜の内にみのるが作ってくれた」
作ってやると言った以上忘れない内に、昨日の夜少し徹夜して作った。
いろんな古着で作っているから本物の制服と素材は違うせいで色合いが少し変わるがミルフィのコスプレ用だからいいか、苦労したのは背中の羽をとうしやすいようにする事だったな!
「昨日お風呂上がりに、みのるに部屋に来て言われて、え!?もしかして湯上がりのあたしにムラムラした?ってなって体もっとキレイにすれば良かったと思って部屋行ったら制服作ってくれた、ヘタレだよね!」
誰がお前のフェアリーボディに欲情するか!なんて勘違いしてるんだあの妖精は!
そんな事を考えていたらセレーナが俺のイラついた顔に気づき気まずそうな顔になった。
「稔おはようございます、え~と私はアンリを起こしに行きますね」
逃げるようにその場を離れるセレーナ、そして俺とミルフィの2人きりになる。
俺のイラついた様子に気づいて、どうしようって顔になっている。
「ミルフィ何か言う事は?」
「違うの!ヘタレって言ってたのはそう言う事じゃなくてね、みのる事が大好きだから意地悪な事言っただけなの!」
そう言ってミルフィは俺の胸に飛び込んで胸を撫でたり頬ずりをして来た。
なるほど、これがいわゆる都合が悪くなったらHに持ち込んで、うやむやにしようとする男のやり方みたいな物か。
「作った服嬉しそうにしていたから許すよ」
でもヘタレって言ったのはムカついたので小指デコピンを喰らわす。
「あう!」
とりあえず折檻して朝食の準備に台所に向かった。
「あ、ユーリおはよう」
朝食を作るため台所に行ったらユーリが居たので朝の挨拶をする。
「おはよう稔、朝食はボクが作っておいたよ」
「………」
「どうしたの!突然泣いて!!」
稔の両親は共働きで家の家事は前々からほとんど稔がやっていた、そして今は両親は海外出張に妹は寮生活で完全に独り暮らし状態、寂しい気持ちはあったが家族が帰る家を守るため自分がしっかりしないと、そう思っていれば寂しい独り暮らしも頑張ろうと思えた。
だが幼なじみの五十嵐広司の存在が稔を苦しめてた、同じように両親は海外出張なのに幼なじみの英里が世話を焼いてくれる、それだけならまだいいだが広司には最近新しく好意を向けて来る美少女達が増えた。
稔は広司よりも学力・身体能力・家事スキルいろんな事で広司より上だ、なのに女の子達は広司の方に寄って行く、ギャルゲー主人公と言うアビリティがあるから仕方ないと自分を無理矢理納得させていたが稔の心には不満とストレスが溜まっていた。
そして今女の子が朝食を用意してくれている、自分のためじゃ無くみんなのためだが、女の子が男装しているが女の子が用意してくれた、その事実が稔の心を押し付けていた何かが壊れ涙が溢れてしまった。
「何でも無い、朝だし昨日はちょっと徹夜したからアクビが出ただけ」
「いや!どう見てもアクビの涙じゃないよ!」
ユーリにツッコミを入れられるが大丈夫と言って、ユーリの作った朝食をリビングに運ぶ、そして運び終わったタイミングでアンリがやって来た。
「おはよう」
「うん、おはようって、何それ?」
アンリを見たら左目下に黒い点があった。
「これ?書いてみた」
そう言ってアンリはマジックペンを見せた。
「アンリは女優のリコのファンになったみたいですよ」
セレーナが教えてくれる、なるほどだからホクロを書いたのか、でもマジックペンで書いたらダメだろ、今度英里か誰か女子にメイク道具売ってる場所をアンリ達に教えてって言ってとこ
「セレーナだってファンになったでしょう、だってウエストはセレーナの半分位だもんね」
「そんなに太くないです!!ねぇ稔、私そんなに太くないですよね!」
セレーナが俺の両肩を掴んで必死に聞いて来る、そう言えば日頃から運動してるユーリ以外は1週間前よりも、ちょっとふっくらして来たような気がする。
「どうして黙っているんですか?!」
「あっ!ゴメンそんな事無いよ」
ちっよとふっくらしただけだし、むしろ健康的な体になったと思うので、そんな事無いと言った。
「目を逸らしながら言わないで下さい!」
鬼気迫る表情だったので思わず目をそらしてしまったのがいけなかった、誤解を解くのが大変だった。
アンリに顔に書いたホクロを洗うように言って朝食にする、アンリが渋ってきたがシミになるシワになる何よりダサいと言ったら素直に洗い落とした。
「わたし思ったんだけど部活を作ろ思うの」
アンリが部活を作ろうと言って来た、なぜそうなる?
「あの学校がハズレって言われてるだけあって、まわりの人達を見ていて楽しく無いから、自分で楽しくなる事しようと思って」
なるほど、でもアンリ自分がなぜ日本に居るかわすれていないよな?
「それにうちの姫助けるためにも学校にも拠点みたいなのあったらいいかなって」
なるほどな確かに部活と言う名目があって部室を手に入れ、何か便利になりそうな物を部室に置いておく良い考えだ。
「部活を作るには最低5人だって、あたし達5人居るから作れるね!」
ミルフィが俺のカバンから勝手に生徒手帳を取り出し部活を作るのに必要な人数を教えてくれる。
「イヤ!ミルフィお前はうちの制服みたいなの着てるだけで生徒じゃないだろ!」
大事な事なのでしっかりとツッコミを入れた。
「やっぱりダメ?」
「ダメ」
「なら、わたしを世話しくれてる最上って人に名前だけ借りて」
「それは無理だ」
うちの学校は部活の掛け持ち禁止、アイツは天文学入ってるだから無理な事をアンリに手帳を見せて納得してもらった。
「そもそも俺は戦いには参加しないから、その部活には入らないぞ」
「「「え!」」」
みんな驚くどうやら俺も一緒に戦ってくれると思っていたらしい。




