2日目
お、見に来てくれたんですか!?2話も!?
いやぁ優しい…感激ですね!
暗い感じから始まり…今回もかなり暗いです。
ダークでございます。
やっぱかわいそうな主人公書くの楽しいですねうふふ
ではでは本編へどうぞ〜!
女の話によると、おれは「従属薬」という薬を注射されたらしく、「ご主人様」の命令に抗えなくする物らしい。
そう、おれは奴隷として売られるという事だ。
もうすでに買い手は見つかっているが、奴隷になるための訓練をここでしばらくしなければいけないと言われた。
…まあ、予想はしていた。
でもこれだけは分かる。
その買い手の居場所はきっと、ここより酷い所だろう。
……早く誰か、おれを見つけてくれよ…。
かくして、今日から訓練が始まった。
◆ ◆ ◆ ◆
訓練は、とても辛く、苦しかった。
「ご主人様と相手を呼んで、絶対に逆らうなよ」
「……はい。」
自分では答えたくなくとも、勝手に口が動いて答えてしまう。
まるで操り人形にでもなったようだ。
そして、一番怖いのは…。
命令されている時、くらくらして自分が消えていく事だ。
自分らしさとか、自分の核が無理やり上書きされているような感覚。
段々と狂わされていっているのが分かってしまう。
……早くここから出なきゃ、いつか自分がなにか分からなくなりそうだ…。
目の前にいる、知らない男を殴ってやりたい。
おれはただ、あの日路地裏で猫をなでていただけだ。
なにも…おれはなにもしてないのに。
内側から熱い熱が込み上げる。
今すぐに、コイツを殴ってやりたい。
………知ってる。この薬がある以上、おれは自分の意思では動けない。
憎い。
こんなに誰かを嫌いになったことは今までなかった。
「そこに座れ。」
あ、ダメだ。
また…くらくらして……。
「……はい。」
「俺は誰か言ってみろ。」
……言いたくない。
こんなヤツに、従いたくない。
「………ご主人…様…。」
嫌だ。
やめろ。
「お前は誰だ?」
おれ……おれは。
凛。
時夢 凛。
「……り、ん……。」
ゴッ
鈍い音が走る。
「ぁ゙ぐッ…!!」
腹を……殴られたのか。
痛い。
よろけて地面に倒れ込む。
男の足が見えて、相手を見上げる。
「この馬鹿が!ああ聞かれたら普通「あなたの奴隷です」が決まりだろうが!!」
足を振り下ろされる。
ドンッドンッと、
背中を強く叩かれる。
「こっちだってお前みたいなのの訓練とかやりたくねーんだよ!!くそが!!」
段々強くなっていく痛み。
「ッ、ぁ゙っゔッ……!ごめ、なさっ…!」
………え?
なんで、
なんでおれ、謝って…。
勝手に言葉が出てきて……。
あ…くらくら、する…。
これは薬のせい?
…ダメだ、頭がまわらない。
「ごめ、なさっ…ッ!ごめんなさい…っ」
そしてひとしきりおれを殴ったあと、舌打ちして男は部屋を出ていった。
部屋には静けさが戻る。
……おれ、大丈夫かな。
薬のせいのはずなのに。
………綺麗な月…。
ふと窓に目をやると、柵の間から光り輝く三日月が目に入った。
なんだか、手を伸ばせば届く気がして。
そっと手を伸ばした。
……そしてまた下ろした。
分かってる。
届かないってことくらい。
その日は、月を眺めて夜を過ごした。
はい、というわけで2話終了です。
というか…これ見られてるんですよリア友に。
いや恥ずかし…ッッ!!
まさかリア友にすげぇ暗い自作小説読まれる事になるとは…!!
…まぁまぁ、この小説はハピエンとなるはずなんで。
はず…です。
あ、私は大体一週間あたりで毎話更新してますんで!
これからもこの暗い小説見てくれると嬉しいです!
ではまた。




