65話 『フラグ』
お仕事と人間として必要な時間を引いたら自由な時間が少ないから小説書いてる時間が無いです( ´⚰︎` )
一日8時間以下の仕事で給料の良いやつとか無いかなぁ。はぁ、そんなものは無いよなぁ...
何事にも事前準備と言うのは大事だ。
エルと旅行に行くにしても内田を帰らせる為にもとにかく俺が一度帰る必要があるだろう。出来ることなら行きたくは無いが。
でもめっちゃくちゃ行きたくない。あと1週間くらいぐーたらしていたい。家でゆっくりしたい。でも行かないと本やゲームの最新作が買えない。はぁ、行きたくねぇ。不登校児って多分こんな心境だったんだろうか?まぁ、分からんけど。
とりあえず、今出来ることからしよう。
まずは身分証明書を創る。まぁ、自宅にあるかも知れないからそれを使えばいいか?いやまて家を買うなり建てるなりするならその保証人とかどうするんだ?
いや、保証人要らないのか?
あと車に乗るなら免許も取りに行かないとな。
そしたら車買わないといけないし...あれ?ただの旅行のつもりがめんどくさい事になってないか?
あ、そうだ。こうしよう。
誰も立ち入らない山奥。多分北海道何かにはあるんじゃないだろか?そこにこっそり山小屋を創って拠点にしよう。後は身分証明書をテキトーに創るか。
それでまぁ、換金して、ぱっと買い物して終わらせよう。
よくよく考えると車とか要らないな。正直歩いた方が速いし。バスや電車だってあるだろ。
よし、方針も決まったし。今日は寝るか。
ちなみ、昼間の仕返しに今夜はエルを散々甘やかしておいた。
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次の日は朝からとある実験を行なっていた。
「うーむ、生物はまだだが今のところ物は成功か...」
俺が何をやっているのかと言うと向こうとこっちを行き来するとどんな事が起こるのか、何らかの不具合は無いかを調べている。
今のところ、世界間を越えてあっちに物を送ったり戻たりすることは可能だ。
まだ時間をズラして送る事が可能なのかは試していない。
何故なら...
「ちょっと魔法に抵抗力があるんだよな。」
細いホースに無理矢理大量の水を通す感覚。
と言っても難しいか。
うーん。なんと言ったらいいのか...
ダムの決壊?川の氾濫?
何かよく分からないがこのままだと何かがはち切れそうなんだ。
「うーむ。回路、いや、世界間の通り道みたいな物か?」
ただの道なら新しく創ればいいんだけどなぁ。
「ん?創る?」
ああ。何だ簡単じゃないか。創ればいいだけか。
古いコードを新しい物に変えるのと同じだろう。
多分。
「物は試しだ。」
と魔力を集め、その塊に意思を込める。
イメージはトンネル。
何故トンネルかと聞かれたら大きな通り道、それも世界間を通るもの言ったらこういうイメージだったからだ。
そのまま魔力を込めているとトンネルの中の真っ暗な闇を突き抜け、光が差した。そんなイメージが脳裏を過った。
今なら何でも向こう側に通せそうだ。
俺がそう思っていた時。
「ん?何だ?」
今創った道に何かが吸い込まれている感覚...
と同時に世界が、揺れた。
「これは...一体どうなってるんだ?」
「なっ!?主!!何をしたんじゃ!?」
慌てた様子のエルが部屋に入ってきた。
「世界間に道を創ってみたんだが...」
「んなっ!?主!それは不味い!不味いのじゃ!」
この地震、いや、空間ごと震えるようなこの現象。
トンネルに何かが吸い込まれている感覚...世界間の繋がり...
となると...
「もしかして、このままだと世界間で集団神隠し的な事とか起こるのか?」
「うむ、それもあるの。お主が創ったその道、いや、穴は世界を繋ぐんじゃろ。そうじゃな。確か主の世界は魔力が無いらしいから...うーむ。吸い込まれて行った魔物達が暴れてそのまま大量虐殺って所じゃないかの?
...まぁ、俗世の事は我にはどうでもいいのじゃが...これは少々不味いの...秩序だの世界の均衡だのとうるさい連中がお主を消しに来るかも知れないのじゃ...」
なるほど...現実世界に突然モンスターが出てくるってか。
一部の奴らなら喜びそうな設定だが、それ以外の連中にとっては地獄だろう。それに何やら面倒な連中も俺を殺しにくるらしい。
「それは面倒だな。でも要は無関係の奴らが勝手に行き来しなければいいんだろ?」
「うむ。そうじゃが...何とかなるのか?」
「ああ。そもそも俺が創ったものだしな。」
と言って早速。魔力を込めてトンネルに改良を加える。
イメージはフィルター。俺が許可をしたもののみが通れるようにする。
そして、その後すぐに今流れている生き物の魂的なものを壁を創って押し止め、そのまま元の場所に押し返した。
「ふぅ。とりあえずこれでもう問題ないだろう。」
「そうなのか?」
「ああ、多分な。」
流れてから対応するまでの間にそんなに時間も経っていない。精々2分くらいだ。
空間ごと揺れた割には魂的な物が流れる速度はそんなに速く無かったし、誰も流れ着いてはいないだろう。
まぁ、そんな奴が居たら余程の運が悪い奴だろうな。
「ん?多分?...それは大丈夫なのか?」
「あー、まぁ、穴はもう俺が許可しない奴以外は通れないな。多分って言ったのは俺が見ていない瞬間に流れた奴だな。流石に居ないと思うがな。」
「主よ。我は知っているぞ。それは確かフラグと言うやつじゃな?」
「本当に洒落になら無いからやめてくれ。」
「まぁ、その数が少ないなら彼奴等も来ないじゃろうから。
もう我にとってはどうでもいいことなのじゃ。」
エルって身内以外には辛辣だよな。
まぁ、俺も似たようなものだが。
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【──視点】
俺は──。しがない社会人だ。
あ、ちなみに話し相手募集中だ。
そんなことは聞いてないって?
おいおい。連れないじゃないか。ちょっとだけ。一日デートとかしてみたら変わるかも知れないぞ?
え?ダメ?警察呼ぶって?
あはは。冗談だ。だから手に持っているそのスマホをしまってくれ。
まぁ、そんなしがない社会人の愚痴を聞いておくれ。
俺はある日。電車で出勤している最中に地震にあったんだ。
え?地震なんてよくあるだろって?
いや、この地震は違ったんだよ。なんて言うか、そうだな、空間ごと震れてるって感じがしたんだ!嘘じゃないって!ほんとほんと!
はいはい分かったから話を続けろって?
お前絶対分かってねぇな!?
え?じゃあもう聞かないって?
ごめんなさい最後まで聞いて下さい!
仕方ないから聞いてあげるって?
ありがとう!愛してる!
あ、待って嘘嘘!スマホしまって!110番掛けないで!
さっさと話せって?わかったよ...
ええと、どこまで話したっけ?
え?空間ごと震れた地震までだって?
あー、そうだったね。じゃあ話をしようか。
俺の異世界日記を!
この後は主人公視点ではなく彼のお話が続きます。
あ、多分1話2話で終わりますね。(現段階の予定では)
でもストックとか1つも無いから...あとは察して欲しいです。




