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35話 『観光』


店を出た俺達は店を見て回ることにした。

前回は露店巡りをしたので今回はきちんとした店を巡るつもりだ。


「何か行きたい店とかあるか?」


「うーむ。特に無いのじゃ」


「そうか。まぁ、俺も無いんだが...

とりあえず、適当に見えた店を見て回るか?」


「うむ、それがよいの」



そうして俺達は宛もなく街を歩き回ってみた。



そして、しばらく歩くと気になる店を見つけた。


「ん?なんだあの店?」


「む?何か嫌な臭いがするのじゃ...」


「ああ、そうだな。」


確かに酷い臭いがする。と言ってもこの悪臭は何らかの植物やスパイスのようなものが大量に混ぜ合わさったような臭いだな。発生源はこの店からだ。ふむ、魔物の素材や薬草、そして薬品、ポーション何かを扱ってる店だな。

名前は...魔女の家...ね。何ともピッタリな名前だな。


「面白そうな店だな。入ってみるか。」


「ぐぬ...我はあんまり気が進まないのじゃが...」


「外で待っててもいいぞ?」


「嫌じゃ!我も行く!」


「無理をしてまで行かなくてもいいと思うのだが…」


「こうすれば問題ないのじゃ!」


と言ってエルは俺の背中に抱き着いてきた。


スーハースーハー


俺はマスクでもフィルターでも無いのだが...

と言うかそれなら布で口を覆えばいいだろうに。

ハンカチは渡したはずなんだが…


「ハンカチで口を覆えばいいだろ?」


「む?いや、これがいいのじゃ」


俺の身体からおかしな臭い成分とか出ているんだろうか?と言うかこいつ、本当は竜じゃなくて犬じゃないのか?


「歩きづらいからこれで我慢しろ。」


そう言って俺はカバンの中...と見せかけて亜空間からバンダナを出した。そしてそれをエルの首に巻いて口を覆い隠した。


「むぅ...」


「ほら、行くぞ。」


「分かったのじゃ」


内装は、いかにも魔女ですと言ったような感じで、魔物の頭部の骨、何らかの薬草、毒草などの素材や本などが所狭しと棚に並べてある。

ふむ、何か面白いものとかあるだろうか。


「いらっしゃい。何か入用かい?」


色々と見ているとカウンターの奥から美女が出てきた。ん?何か違和感を感じる。

少し視て(・・)みるか。


ステータス

名前 エドナ

種族 魔女 年齢150歳

称号 「魔女」


Lv50

体力 1000

攻撃 800

魔攻 2500

魔力 3000

防御 800

魔防 2500

敏捷 800


スキル

「無属性魔法」Lv8

「火属性魔法」Lv7

「水属性魔法」Lv6

「風属性魔法」Lv6

「土属性魔法」Lv3

「植物魔法」Lv5

「変化」Lv9

「調薬士」Lv3

「錬金術」Lv3

「不老」Lv─


状態

変化(青年期)


ああ、なるほど、違和感の正体は変化か。

不老スキルに変化か。やたらと歳を食った見た目が嫌で変化したのかあるいは若すぎるのが嫌だったのか...まぁ、どうでもいい事だな。


「ああ、いや、何かあるかと思って見に来たんだ。」


「なんだ、冷やかしかい?」


「まぁ、何か欲しいものがあったら買うさ」


「そうかい?なら何か見つけたら教えておくれ」


「ああ」


もしかしてエルって人見知りなのか?

こういう場面では一切話さないんだが…


まぁ、それはさておき、品物を見て回るか。


──────────────────────


そして、色々と見回った結果。

いくつか気になるものがあった。


まず、本だな。値段は金貨1枚

色々な植物の事が書かれている。

まぁ俺は鑑定すれば詳細が分かるが、うちの連中で鑑定持ちなのは俺とエルくらいだし、子供達が毒草を触っても嫌だし買っておこうか。


次にポーションなどの薬品を作るための作業台、作業用キットだ。値段は高いので金貨5枚、安いので銀貨9枚だ。

俺は適当な水筒に薬草と水を入れて魔力を少しだけ込めて作っていたんだが、本来は専用の機材や鍋何かが必要だからこの際だから買っておきたい。


ああ、ちなみにポーション作りの本来のやり方は鍋に水に薬草をみじん切りにして入れる。そしてその後に魔力を込めて熱する。そして掻き混ぜながら緑色になるまで待つらしい。この時の混ぜる速度や魔力の入れ加減で品質と効果が変わるだとか。ああ、あとは使う材料や魔力の質なんかでも品質にも影響されるらしい。


調薬はこれとは違って薬草は薬草でも毒消し草や赤美花、月光草などの草を混ぜて煮て魔力を込める。そして煮詰めてドロドロになるまで煮詰めてから飲ませるらしい。


魔女から話を聞いてみると薬とポーションは別物で薬は病気何かに効くらしい。ポーションは傷や毒などに効くらしい。


話が逸れてしまったな。


最後に気になったのは、なんと言っても魔女の霊薬と言う魔女しか作れないポーションだ。

こいつの効果が中々面白い。

使うとその日の24時まで魔法系スキルと生産系スキルのレベルが1上がる。そしてそのスキル経験値も溜まりやすくなるらしい。

さらに魔力が回復し、自然回復の回復速度が上昇する効果もある。


だが、この霊薬。物凄く高い。

一瓶で金貨30枚だ。

買えないことは無いのだが、そもそも俺は使う必要が無い。レベルがカンストしてるからな。

何故欲しいのかと言うと収集欲だ。

ゲームとかでも必ずレアな素材やアイテムを1つは持っておきたいと思っていた人間だったからだ。

とはいえ、これを買うと金欠になるし、よく考えるとそこまで欲しくはない。


そんな事を考えていると


「ん?アンタそれが気になったのかい?

それはアタシのイチオシさ。効果はそこに書いてある通りの凄い効果さ。問題としては値段が高いことくらいだね。」


「そうか。」


「ああ、そうさ!こいつを買っていくかい?」


「いや、俺には使い道が無いからな。」


「ん?アンタは魔法の適性が無いのかい。あー、それはすまんね。」


「いや、そうじゃないんだが…

まぁ、そういう事にしておいてくれ。」


「アハハ!訳の分からない事を言うお客さんだね。」


段々こいつが近所のおばちゃんにか思えなくなってきたな。一応は魔女の筈なんだが…


「まぁな。それよりもこれとこれをくれ。」


「ん?ああ、買ってくれるのかい?

へぇ、植物の本に作業用キットかい。アンタもポーションを作るんだね。」


「まぁ、初心者だがな。」


「そうかい。なら分からない事が合ったらうちに聞きに来るといいさ、安くしとくよ。」


金を取るんだな。まぁ、それもそうか。


「ああ、そうするよ。」


「ところでこのキットデカいけどどうするんだい?」


「ああ、それなら問題ない。」


「そうかい。分かったよ。」


「ああ、じゃあそろそろ行くからな。」


「ああ、また来るといいさ」


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