34話 『食文化』
さてと、何処に行こうかな...
前のように露店を回るのもいいんだが、今回はちゃんとした店の中を見て回りたいな。
とりあえず、そろそろ昼だから飯屋に行くとしようか。
「エル、腹減ってないか?」
「うむ、実はお腹が空いているのじゃ...」
「そうか、じゃあ飯屋に行ってみようか。」
「うむ!」
そして俺達はすぐ近くにあった宿屋もやっているであろう飯屋に入ってみた。
中の雰囲気は...悪くない。と言うか俺は好きだな。これぞファンタジー世界の宿屋兼食事処って感じの内装だ。ラノベ作品を読みあさった俺の理想的な宿屋がここにはあったんだな。これを見れただけでもこの世界に来た価値があったと思える。
さてと、メニューはどんな物があるんだろうな。
さすがに串はやめて欲しいのだが...
メニュー
・ホーンラビットのステーキ 銅貨2枚
・ヴァーミンディアのステーキ 銅貨5枚
・ウルフのステーキ 銀貨1枚
・オークのステーキ 金貨1枚 ただいま品切れ中
・ホーンラビットの野菜炒め 銅貨3枚
・サラダ 銅貨1枚
・パン 銅貨1枚
・ホーンラビットと野草のパスタ 銅貨3枚
・野草のパスタ 銅貨2枚
・フィッシュパスタ(日替わりメニュー) 銅貨2枚
・クリームチーズパスタ 銅貨8枚
・焼き魚(日替わりメニュー)
・ホーンラビットの丸焼き 銅貨8枚
・ホーンラビットのシチュー 銅貨2枚
・野草のスープ 銅貨1枚
・ワイン 銀貨1枚
・エール 銅貨5枚
・ミード 銀貨2枚
・水 銅貨1枚
・グレープジュース 銅貨2枚
・チーナジュース 銅貨3枚
・フルーツパイ 銀貨1枚
・チーズ 銅貨5枚
当店のおすすめはホーンラビットと野草のパスタです!ぜひどうぞ!
なんというか良くも悪くも時代を感じるメニューだな。ふむ、水ってやっぱり売られてるんだな。
元日本人としては違和感があるんだが、これがこっちの普通なんだろうな。
チーズもあるな...と言うことは牛とかヤギのような家畜でも居るのか?まぁ、十中八九温厚な魔獣からでも作ってるんだろう。多分。
まぁ、そんなことよりも今は何を食べるかだな。
エルの方は...多分全品食べるな。あ、でも酒は止めさせよう。中身はともかく、見た目が子供だからな。
さてと、また余計な事を考える前にメニューを決めるとするか。
とりあえず、おすすめのパスタは食べる。次に、飲み物はこのチーナジュースとやらでいいか。
酒は飲んでみたいがまだ昼だからな。
案の定エルは全品頼んだ。
看板嬢と思わしき少女は止めていたのだが…
食べきれなかったら俺が食べるからと言っておいた。それでもまだ疑わしい目で見ていたのだが、食べきれなかったら追加料金を払うと言ったら笑顔で了承してくれた。全く...現金なもんだな。
それから数分待つと最初の料理が届いた。
と言うのも数が多すぎてテーブルに乗らないから後で持ってくると言っていた。まぁ、多分今ある品を食べれそうだったら作ると考えているんだろう。
さてと、エルはもうがっついて食べてる事だし、俺も冷めないうちに食べるか。
上手いな。流石はおすすめメニューなだけあるな。ホーンラビットの肉の旨み、そして野草の甘さ、そしてほのかな苦味が美味しさを引き立てている。多分僅かにスパイス何かも入れているんだろう。いい香りがする。
さてとチーナジュースはどんな味だろうか。
見た目は薄紫色だな。味の方は甘くてスッキリとている。うーむ、これは何が的確な表現か...いや、分からないな。チーナはチーナだとしか言えない味だ。
エルは...テーブルに合った飯の殆ど食べ尽くしたな。ちょっと早過ぎないか?俺はまだ2口くらいしか食べてないぞ?あ、さっきの少女が焦ってるな。やっぱり作ってなかったんだな。
結局なんとかエルが食べ終わったタイミングで次の料理が届き、エルがガツガツと食べた。
そして50分程で全ての料理を食べ終わった俺達は、何故か悔しそうな顔で会計をしている少女を残して料理屋を後にした。ちなみに金貨1枚と銅貨7枚だった。屋台で昼飯を済ませた方が安かったな。
やったぜ卒業!
あー、これからが忙しい_( 」∠)_




