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―第82章― 7人の努力の為の死神の「祈志」
スポーツ大会の練習は鈴と理恵に僅かなしこりがあること以外は順調に進んでいるようだった。
隼人のテニスは全国2位という実績に裏打ちされているように、見事なスマッシュを放ち、暇つぶしに見に来る観衆を大いに沸かせていた。
また、サッカーもチームメイトに支えられながら、ボールと真正面から向き合い、練習試合の敵チームも自らのチームも翻弄していた。
想空のバトミントンも、あの好奇心旺盛で興味を持ったら躊躇することなく突っ走るという短所とも長所とも言える点が最大限に功を奏し、始めたばかりとは思えないほどの実力へ成長していた。
鈴と理恵の卓球も、技術面は最初よりもだいぶ上がっているが、気持ちの面が少し頼りなく、そこだけは少し不安がある。
だが、5人全員のリレーでも順調にタイムは伸びていっている訳だし、ほぼ確実に優勝できる選手が2人以上いるのだから心配はないだろう。
きっと、順調にいけば、難なく優勝してくれる。
俺は心の底から彼らの優勝を願っていた。
その傍ら、一人一人、自分の将来の為に7人は必死に勉強をしていた。
暗記科目に重点を置いて、過去問を繰り返し解いて、塾の先生に教えてもらって、古い教科書を読みこみ、街の見聞を広め、理解を深めていく。
自分の夢を、目標を、実現するために。




