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勝つための逃走

筆とベルトポーチの中の魔導具、魔法道具も……よし大丈夫

僕がよく使う魔導具は…


『錬金術師の手』触った物の形を自由に変えることができる魔導具

今日は指なし手袋の方にした


「守護の首飾り」師匠が作った一級魔導具

自身の体から半径25cm以内の魔力を分散させる魔導具

これがあれば大抵の魔法の攻撃は防げる

昔から常に身に付けるよう師匠に言われた


「魔筆」

ペガサスの尾の毛を使った筆

これがあれば、僕はどこでも魔導具を作れる

僕が師匠に一人前と認められた時に渡された物


他は…必要な時に取り出すか


「はーい、皆さん準備はいいですか。まず第一の合図で森に入ってください。

第一ではゴーレムとの戦闘だけを許可します。

第二の合図で受験者同士の戦闘を許可します。」


「それでは、実戦試験はじめ!」

皆が一斉に走り、散開する

すでに前の方では魔術の光が見えてきた。


が、僕がやるべきことは…

第二の合図が出るまでとにかく前に進むこと


手前で止まってしまっては大勢の目にとまる可能性がある

推薦者になってしまった以上、僕を標的にするものがいるだろう

正面から魔術師と戦うのはリスクだ。


「マリー、ハイヴァ!それじゃ頑張ってね!」

「ノア気をつけてね!」

「俺ら以外にやられんなよ!」


ああ、そうか。マリーもハイヴァも敵になるかもしれないのか

「悪いけど、誰にも負けるわけ気はないよ。」

そういってマリー達とも離れる



かなり走ってきた。ゴーレムを数体見かけたが、全て無視して進んできた。

多分この辺りなら人はいないはず…

森の中にベルの音が響く


第二の合図…

さてどうするか。属性ゴーレムか受験者…どっちを狙おうか。


「ファイヤ!」

死角から攻撃が飛んできた

炎の魔術を避ける


「やっぱり狙いにくるよな…」

「そりゃ狙うでしょ。他の推薦者は実力揃いの有名人だが、

お前は全くの無名だからな…」


3人の受験者に囲まれた。

なるほど、協力して早く終わらせるつもりか


「すみませんが…君達は徒労に終わるとだけ言っておこうかな」

「3人が相手なんだ、勝てるとでも?」

「いつ、僕が勝つと言いました?」


僕は道中拾っていた枝を投げつける

「この程度!」

杖を構える受験者達


「防いだ方がいいよその枝は…」

投げつけた枝が光を放ち、突風が発生する


「な、なんだ!」「くそ!」「何も見えね!」

三人が怯んだ隙に、走り出す


筆で枝に風の魔術を書いていたのだった

素材が悪いから一発で壊れるし、威力も低いが足止めには十分

「じゃあね、もう着いてこないでね。」


「くそ!お前ら逃すな」「わかってるよ!」

彼らは、僕に向かって走り出したが、踏んだ葉っぱから光が放たれる


激しい風が吹きあがり転倒する3人

枝を投げる際に、風の魔術が書かれた葉っぱも投げていた


残念だが、逃げ足だけは誰にも負ける気はない

僕の魔物を狩るときはこうやって

逃げたふりをして敵を罠に誘う戦術なのだ


僕は三人から距離を離し、魔導具をベルトポーチから取り出す

息で空気を入れ、魔力を込める。

それは少しずつ人の形になり、自分そっくりに変化する


『偽物の風船人形』僕が作った魔導具

膨らませて、魔力を込めた者の見た目に変化する魔導具だ

耐久力は低いし、よく見れば偽物とわかるのが弱点だ


「よし、いけ」

5体の人形達はすぐ散らばっていった。

これで撹乱はできるだろう。


とりあえず今はここから離れるとしよう

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