実戦試験のルール
翌日、実戦試験の日がやってきた
装備もベルトポーチに…魔導具も魔法道具…
推薦状も持ってこいって言ってたか…
よし…うん、忘れ物はない
宿を出て、試験会場に向かう
確か…学院が所有する少し離れた場所にある森
『碧色の森』だったかな…で試験があるらしい。
そこまで遠くないし歩いて行くか…っ!後ろから気配!
「の〜あ〜!」
後ろからの突進をなんとか回避した
「あ!もう!避けないで!」
理不尽だ…
「マリー!危険だからやめろと言っただろう!」
ありがとうハイヴァ…僕の言いたいことを言ってくれて
「だって〜実戦で緊張しちゃってて…」
「緊張してるのはお前だけではないぞ」
二人は元気だな〜
「ね、ノアも一緒に会場にいこ?」
「ああ、構わないよ」
みんなで碧色の森に向かうのだった
「ふ〜ついた〜…やっぱり人が多いね〜」
マリーの言うとおり人が多いな200人以上は絶対いる
「は〜いみなさん揃ってますかー揃ってなくても始めちゃいますねー」
女性の人が拡声の魔導具を使って、話し始めた
「実戦試験の内容を話しますね。試験の内容は簡単です。
あなた達は制限時間までにブローチを三つ集めることです。」
「ブローチは属性ゴーレム達についているので〜頑張って倒してくださ〜い」
うん、今の所は普通の内容だ。
「でも、みなさんに筆記試験の時に渡したブローチありますよね
それでも構いません。」
ブローチ?筆記を受けていないから僕はもらってないが…
「あと今から呼ぶ人たちは前に来てください。
まずソド・ルイシュー」
「はい!」金髪の男が前に出る
「ハイヴァ、彼を知ってる?」
「彼はソド・ルイシュー、別名『閃光の貴公子』と呼ばれている…大国の王子だ」
大国の王子様か…やはりコルベニ学院はすごいな。
「次、フレイ・ハイロー」
「ふん!」赤髪の男が堂々、前に出る
「彼は?」
「フレイ・ハイローか…魔戦士の国から来たらしい
幼き獅子と呼ばれているが、かなり性格がひどいらしい」
うん、あまり関わりたくない雰囲気だな…
「次、シャルマ・フリド」
「はい」銀髪の女性が前に出る
「彼女はシャルマ・フリド…氷の姫君だな。氷魔術の貴族の家系の生まれで、
なんでも歴代で一番魔力が多くて周りからかなり期待されている…だとか」
確かに、かなり魔力が多いな…だけど……なんだろう違和感があるな…
それにしても、名前を呼ばれている人たちはかなりの有名人だな
王子に魔戦士に、貴族の家系…コルベニ学院はすごいな
「それにしても推薦された奴らしか呼ばれてないな…」
ハイヴァがポロッと漏らす
「へぇ、彼らも…」
ん?彼らも……この流れは
「次、ノア・リクヴァ」
「は、はい!」
ああ、やっぱりそうなるのか…
「え!ノア」
「はぁ、もしかしてと思ってたが…」
マリーは驚いているが、ハイヴァはやっぱりという表情をしている
「…えっと、ごめん行ってくるね」
「はい、皆さんこちらが我が学院の推薦者の人たちですが…」
ポーチに入れていた推薦状が飛び出してきた。
他の人たちの推薦状も同じ状況のようだ
飛んで胸に止まって…変形していく
これはブローチ…
「はい、この推薦者の人達のブローチは特殊で一個で通常のブローチの
三つ分のカウントになります。」
なるほど…ゴーレムか受験者を倒すか、学院が推薦した強者に挑むか
学院長の楽しみにしてるってこう言うことか…
う〜ん、やばい。皆すごい目で僕達見てるな〜
「はい、以上が説明になります。質問ありますかー」
「はい」
僕は手を上げる
「どうぞ」
「ブローチは取られた場合どうなるんですか」
「取られた時点では失格などはなく、
取り返してもらっても構いません
しかし、制限時間までに自分のブローチがなければ、
他者のブローチを持っていても無効になります」
なるほど、ブローチは死守だな…
「他に質問はありますか」
「はい」
金髪の…ソド・ルイシューが手を上げる。
「どうぞ」
「条件の三つのブローチとありますが自分の物はカウントされるのでしょうか」
「いえ、他者のブローチじゃないとカウントされません」
「なるほど、失礼しました」
ソドは礼儀正しくお辞儀する
他者もしくはゴーレムとの戦闘は、必須か…
「他に質問がある人は」
「はい」
マリーが手を上げる
「どうぞ」
「ブローチを付ける際の注意点はありますか」
「他者から見えればどこでも構いません。服の内側などにつけるのはなしです
しかし、他者のブローチは内にしまっても構いません」
「なるほど!ありがとうございます!」元気にお礼をゆうマリー
「他にありますか…ないようですね。
では各自全力を尽くしてください。以上で説明を終わります」
説明していた女性はどこかに行ってしまった。
よし、僕も準備を始めよう。
読んでいただきありがとうございました




