大陸一の魔術学校からの手紙
新登場人物
ソルネン・モア
魔導具屋「ソルネンの馬車」店主
70前後 女性 暗い青色の髪
初めての修理依頼をこなして、数週間後
「ししょ〜う!おはようございま〜…ってあれ?師匠?」
受付で顔を下に向け、難しい顔をしている師匠がいた。
「ししょ〜う、どう…」「なぁ、ノアよ。」
「は、はい!」まずい、かなり怒っている時の声だ。
僕、何もしてないけど…自覚がないやつかな…
「少し前、俺が不在中の時に修理の依頼を受けたって言ったよな…」
「はい!看板に泥を塗らぬ様、全力を尽くしました!」
あの後、クレームも来ていないし、何が問題だ…
「その時の依頼主の印象は?」
「えっと、ヒゲがすごい生えてて…あ、あと魔力がとっってもすごくって」
「俺と比べて?」「…師匠より多かったです。」師匠の魔力はすごいけど、あの人はもっと
本当のこと話したけど、殺されないよな…僕…
「ハァ〜なるほど、あいつが来てたのか。俺がいたらぼったくってやったのに」
「師匠〜この前、商売は信頼が一番と言っていたでしょう。」
「ふん、あいつには…そんなこと今はどうでもいい
ノア、これを見ろ。」
師匠は持っていた物を僕に見せる。
「手紙…ですか?」「ああ、しかもお前宛だ」
師匠が手紙を渡してきた。読めということだろう。
「…貴方の類まれなる…才を是非……我がコルベニ魔術学院で…
……これって。」
「ああ」
「「推薦状!」だ」
「確かコルベニ学院って」「この大陸一の魔術学校だ」
そんなすごい場所から!!…なんで?
「なんでって顔だな。」「ええ、はい」
「いいか、教えてやる。お前が初めてこなした依頼の主だが…
奴はハヌス・アルベル。コルベニ魔術学院の学院長…つまりトップだ。」
頭の中にとてつもないほどのショック…雷魔法を受けた気分だ。
「な、え、な、どう…え」「落ち着けノア」
「はい!スゥー、ハァー…スゥー、ハァー…」「声に出過ぎだノア」
「もう大丈夫です!」「本当か?」「ええ!」
「しかし、俺の弟子を横取りしようだなんて…今度会ったらシバいてやる。」
「師匠もハヌス様も若くないのですから…」
「ふん……それより…ノアよ行きたいか。」「行きたいのは山々ですが…」
「まだ魔術が使えぬことに悩んでいるのか。」「はい」
「師匠…教えてください。僕はどうするべきですか」
「いいかノアよ。お前が魔術を使えない理由は一つ、イメージだ」
「はい。イメージは基礎中の基礎…ですよね」
「お前は昔から俺の作業を見ていたせいか、魔術は刻むものと無意識にイメージしちまってる。」
「はい、何度も矯正しようとしましたが…」「染みついちまってる。」
「なら話は簡単だ。その染み付いた”服”を新しいのにしちまえば良いのさ」
「…」
「ノアよ、きっとお前はこのままでも、成長はできる。だが本当に俺を…
魔導具師のトップ取るって言うのなら、いきな。学院」
「はい!師匠!」「ふん!その調子なら良さそうだね。」
読んでいただきありがとうがざいました。




