さすがは指輪の魔法使い
「そういえば、まだ僕の腕輪をしているな」
「ええ、とても便利ですから…」
確かに、彼女にとっては便利だろうが…
「もっと性能の良い魔導具を買うべきよだ。
君は貴族だし、資金などの問題もなく買えるだろうに…」
「貴方に作ってもらった魔導具よりいいものがなくて…」
「売りに出されている物の殆どは汎用性や誰でも使いやすくされているからね。
それは君の為だけに作った物だし、まぁ仕方ないか…」
「私の為だけに…」
なんだか彼女は嬉しそうだな…
「そうだ!少し腕輪を貸してくれないか?」
「え、はいどうぞ」
魔導具をじっくり観察する
「やっぱり…かなり消耗しているね。」
緊急で作った物だし…いやそれにしても消耗が激しすぎる
彼女の魔力量の制御を素材が枝の腕輪では心許なかったか
筆を取り出し、再び術式を書き込む
「はい、一応修復と耐久度を上げたけど、あくまで新しい魔導具までのつなぎだ。
壊れる前に新しいものを作ってもらうといい」
「…その時はノアさんに頼んでもよろしいですか」
「構わないよ。」
「そういえば、ノアの作る魔導具はほとんどが指輪か腕輪なの?」
「確かに、魔導具のほとんどは道具か武器に多いですよね?」
マリーとシャルマは魔導具について気になるようだ
「簡単だよ。装飾品だったら身につければ咄嗟に使えるし、それにオシャレもできるしね」
「ヘェ〜確かに流石ノアだね」
「流石は指輪の魔法使いだな」
「その呼び名は嫌いだ。僕はただの魔導具師を魔法使いと呼ぶのは違うだろう?ハイヴァ」
「本当に真面目だな。ノアは」
「はぁいいや。沢山食べたし…今日はここらへんにしようかな」
「楽しいお茶会でした。今回のお代は全て私が持ちますよ」
「ほんと!ありがとう!シャルマさん!」
「マリー…はぁ俺のはいい。自分で払うよ」
「僕のは…財布がない」
宿に忘れてきてしまったようだ
「えっと…今日は甘えちゃおうかな」
「はい!本当に今日は楽しかったです!」
「僕もとても楽しかったよ。それじゃまたねみんな」
「ええ、また」
「じゃあね!ノア」
「またな、ノア」
みんなと別れ、僕は宿に帰るのだった
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