時は平等、不運も君と
二人とも条件を達成したし、後は制限時間まで待てばいいだけだ
「シャルマさんはどうする?僕はどこかに隠れるつもりだけど」
「私もノアさんに賛成です。」
隠れるかぁ…でもシャルマさんは魔力量が多いから見つかりやすそうだな
筆を取り出し、落ちていた枝を拾い、それに術式を書き込む
「シャルマさん、こっちにきてください」
「これは…」
「隠匿の術式だよ。多少はバレにくくなるはずだ」
二人で時間を潰すことにした
少し時間が経ったが、沈黙が続いていた
う〜ん女性とは何を話せばいいんだ
「魔導具は本当にすごいですね。」
「便利だろう。…でも君はまだ魔導具を使うことに抵抗がある様だね?」
「…はい」
「魔導具を使えば制御できるのは知ってました。
…でも母は魔導具に頼るのは魔術師として失格とまで言われて…」
「はは、お堅いね。道具を使ってはいけないのなら杖を使うこともやめないといけないね」
「それは…」
「別に道具を使うことは恥ずべきことではないよ。それは君の魔力の制御を助けるもの…
制御が慣れてきたら外せばいいだけだ。」
彼女は嬉しそうに笑う
「ええ!確かにそうね!道具を使うことが…恥じゃない…うん!ありがとうノアさん!」
「君が元気になってくれて嬉しいよ」
彼女と長い時間雑談をして時間は過ぎた
「う〜んまだ時間が来ないね」
「ええ、そうね。あと…」
森の奥から激しい炎の渦が飛んでくる。
僕は彼女の前に立つが…それより早く彼女の氷壁が攻撃を防ぐ
「さすが、氷の姫君…俺の攻撃を防ぐか」
「貴方は…フレイ・ハイロー」
推薦者の一人、赤き獅子だったか…胸元に10個もブローチがついてる
「ブローチの数、ずいぶん多いですね」
「あ?ああ、ゴーレム2体相手したんだが、乱入してきた人を狩ってたせいだ。」
この感じ仲間はいない。
一人でゴーレム2体の相手をしながら、8人も受験者を倒したのか
「ねえ、私達は推薦者同士で、お互いブローチも揃っています。戦うことはないでしょう?」
シャルマさんは戦いは避けたいようだ
「ああ、確かに理由はねえよ」
「なら」
「だが、獲物が目の前にいて狩らない獅子は居ねえ」
「シャルマさん、僕が囮になるよ」
「気をつけてください」
悪いが、負けるわけにはいかない
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