氷の姫君の力
氷壁を破壊して、コアからブローチを取り出した。
そしてブローチを彼女に差し出す
「良いのですか」
「いいの?って聞かれても君が倒したんだし、君のだろう?」
「で、ではありがとうございます」
何を遠慮することがあるのだろう
「魔力は大丈夫ですか?あれほどの魔術は疲れない?」
「少し疲労感がありますね…」
「はい、ポーション。疲労と魔力回復の効果があるよ」
「何から何まで…すみません」
「構いません、今の僕たちはチームですからこれくらい当然です」
彼女はポーションを飲み干す
「ふぅ生き返りますね」
「よかった!師匠特製のレシピですから」
「貴方の師匠ですか…とても優秀な方なのでしょう」
「ああ!それはそれは…って今はそんな場合じゃないな立てる?」
「ええ、もう…」
「ファイヤショット!」
死角から攻撃が飛んできた
彼女の前に出て庇う
最初に僕を攻撃してきた3人だ
「また、君たちか…」
「やっと見つけたぞ…本当なめたことしやがって」
守護の首飾りのお陰で怪我はなし…流石師匠が作った魔導具
「ふん、だが推薦者同士の戦いで消費しているだろう?
なら二人まとめてブローチを頂く!」
ん?ああ、なるほど
あの巨大な氷壁を僕とシャルマの戦った後と思っているのか
「ノアさん…合図したら、上に飛んでください」
シャルマは耳元で話す
「了解です」
「炎よ」「水よ」「岩よ」三人同時に魔術を発動しようとする
「ノアさん!」
合図で僕は上に飛ぶ
「アイスフロア…」
次の瞬間、床に氷が走り、三人全員が肩まで氷漬けだ
「何だ…これ」「動けね〜」「うう、さぶい」
これが推薦者の力か…発動が早いし、効果の範囲も広い
「流石です!シャルマさん!」
彼女の方を向くと彼女自身も驚いているようだ
「すごい…制御が…」
彼女の魔力を制御しなければ今頃彼らは、全身どころか氷壁の中だろう
「うん!腕輪はうまく機能してるみたいでよかったよ」
「本当にすごいですね。魔導具は!」
満足してくれているようで嬉しいな
「それじゃあ、君達のブローチは頂いていくよ」
「ああくそ、なんだよ協力してたのか。なら仕方ねえか」
案外大人しく認めているみたいだ
三つ全て彼女に渡そうとしたら
「協力なのですよね?なら二つは貴方にあげます。」
「いいのか?試験なら、ブローチはあればあるほど評価は高くなると思うけど?」
「いえ、この腕輪がなければ難しかったでしょうから」
「まぁ、そういってくれるのなら頂いておくか」
よし!これで三つ!条件はクリアだ
「シャルマさんは後一つ…ならゴーレムを探しに行きましょうか」
「ええ、行きましょう」
コンパスを使い、ゴーレムの元へ向かったが
「アイスランス!」
シャルマさんの一撃で岩ゴーレムが粉々になった
「これで三つ…私も条件クリアですね」
あのゴーレムかなり強いと思うのだが
シャルマさんは強いな〜
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