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六十六話目




今日、最後の部署。ここの会社の原点。

宮葉さんはノックすらせずに入っていく。私達は困惑しつつも、中に入る。


「時間通りね」

「それでは東野様、お願いします」

「分かってるけど・・・。宮葉さん、面倒くさくなってない?」

「はて・・・?なんの事でしょうか?特にそうは思っておりませんが・・・」

「そういうことにしといてあげるわ。・・・まぁ、癒音ちゃんがジト目で貴方を見ているけれど」


東野さんの言う通り、癒音ちゃんが宮葉さんのことをジト目で見つめている。


「まぁ、ともかく始めるわ。貴方達に手伝ってもらうことは、主に三つかしらね。一つはここの事務所で注文されたものを確認してエクセルのリストに入れること」

「つまりパソコンですか?」

「そうね。残りの二つは倉庫でやることよ」

「倉庫・・・荷物をトラックに載せる・・・?」

「時雨ちゃん、正解よ。一つはそれね。もう一つは他の誰か分かるかしら?」

「他の支部からの荷物の受け取り・・・ではないでしょうか?いくら四国地区を総括しているここでもいずれ・・・なくなるのは確実ですから」

「最近の学生って凄いのね・・・。正解よ。倉庫ではこの二つのことを行うわ」


私達は頷いた。癒音ちゃんは宮葉さんのことを見るのをやめて、東野さんのことを見ていた。


「さて、どこに行きたい?」

「ちゃちゃっと別れよっか。まず、事務関連に行きたい人ー」

「それなら私が行ってもいいですか?できればその・・・あまり手を痛めたくないので・・・」

「あ〜、華道してるもんねぇ・・・。それじゃあ残りの私達で倉庫側だけどどうする?」

「私と千波弥、優月と癒音で良くない?私、千波弥に聞きたいことあるし」

「どっちに行きたい?」

「千波弥〜、どうする?」

「勝手にペアを決めたのにここで聞くのね・・・。それじゃあ、トラックに載せる方で」

「それなら私と優月くんが下ろす方だね。東野さーん、決まったよ〜」


癒音ちゃんが、少し離れた場所で見ていた東野さんに声をかけた。東野さんがこっちにやってくる。

・・・って、くん??


「待って!?癒音ちゃん、くんってなに!?」

「えっ?だってここにいる皆にはバラしたんだし良くない?」

「うっ・・・はぁ。せめて、このメンバーだけの時だけだよ?」

「分かってる分かってる」


私は軽く言う癒音ちゃんのことを冷めた目で見つめる。癒音ちゃんは私から目線を逸らして、東野さんのことを見た。


「私と優月くんが荷物の受け取り。千波弥ちゃんと亜未ちゃんが荷物を載せる。由理子ちゃんがパソコンだよ」

「なるほどね。それじゃあ、天音ちゃんはあっちの女性で固まってるところに行ってね。癒音ちゃんと音坂ちゃん、越智ちゃんと時雨ちゃんは私に着いてきて。倉庫に行くわよ」

「「「「はい!」」」」


癒音ちゃん以外の私達は東野さんに返事を返した。癒音ちゃんは早くと言わんばかりに扉の方に歩いていってる。


「癒音ちゃん、少し待ちなさいよ。貴方一人じゃないんだから」

「あっ・・・ごめんなさい、ついいつもの癖で・・・」

「はぁ・・・今日は許すけど次はないと思っておいてよ」

「はーい」


癒音ちゃんは東野さんに言われて扉から離れた。東野さんは癒音ちゃんが離れたのを確認して、扉に近づいて開けた。私達に、中へ入るように促した。私達は倉庫の中に入る。


「みんな、離れないようについてきてよ。荷物を載せる場所と下ろす場所は一緒だからね。分かったかしら?」

「分かりました」


私が代表して返事を返した。私達は東野さんのあとについて行く。宮葉さんは事務室で、邪魔にならないように座っていた。


私達は連れられて、トラックが止まっている場所にやってきた。


「右側が注文された荷物を載せるトラック。左側が他の支部とかから届いた荷物が載ってるトラックよ。早速だけど別れて荷物を載せる、または下ろしていってくれないかしら?」

「「「はーい」」」


私達は返事を返してから、それぞれ左右のトラックに別れて向かっていった。私達は左側のトラックに向かい、着いてから載っている荷物を見る。


「どんな感じで下ろせばいいのかな・・・?癒音ちゃん、分かる?」

「さ、流石に私でも勝手におろすことはできないかなぁ・・・。あ、アハハ・・・」

「まぁ、そうだよね・・・」


私達が荷物の前で途方に暮れていると、近くにいた社員の人が声をかけてくれた。


「あれ?癒音ちゃんじゃない」

「あ、美羽さん!」

「職場体験で、こっちに?」

「うん!けど、荷物おろす方にきたのはいいんどけどどうしたらいいかわからなくて・・・」


私が困惑しているのをよそに、どんどん話が進んでいく。


「それなら私が教えるわよ。貴方もそれでいい?」

「は、はい!」


私は急に話しかけられて、咄嗟に返事を返す。彼女は私の応えに頷いて、私達に指示を出していく。


「とりあえず、1番手前のからトラックの外に出していって。奥の大きいダンボールは放置指定ていいから」

「わ、わかりました!」


私達は言われた通り下ろしていく。手前にあるものから順々に、落とさないようにしっかり持っておろす。たまに割れ物注意のものもあったりするから、少しヒヤヒヤした。


私達が荷物をトラックからおろしたところで、東野さんに終わりだと伝えられた。




本日も数あるWeb小説の中から私の作品を読んでくれてありがとうございます!これからも週2投稿を掲げて頑張っていきますので応援のほどよろしくお願いします!


よろしければ是非、下の評価マークを☆☆☆☆☆➞★★★★★にしてください!


では次回の話しでお会いしましょう!

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