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四話目




あれから土曜と日曜を挟んで、中等部、高等部関係なしの全体集合日になった。役職持ちの部員は前にあるホワイトボードの前に座っている。ちなみに、役職は部長、副部長は当たり前で、その他にも書記と会計、相談役がいる。役職を持ってる人は元々この部活にあったネームプレートを前に置いて座っている。

ちなみに、各役職を担当してくれているのは


部長・・・私こと音坂優月。

副部長・・・天音由理子(あまねゆりこ)ちゃん。

書記・・・越智千波弥(おちちはや)

会計・・・蒼乃零夜。

相談役・・・九条詩雨(くじょうしう)先輩。


となっている。


あと、少し離れたところに怜奈先生が座っている。基本的に怜奈先生はそこまで口出しはしてこない。けど、生徒との距離は近い。先生自身が敬語を嫌ってるのか友達感覚で話してくるからね。

ここまで生徒と近い先生っていないんじゃないかな?


私達が前で色々している中、他の高等部と中等部の皆は友達同士で話している。癒音ちゃんは入ったばっかだからどうしても1人になっている。


さてと、それじゃあいつものミーティングを始めよっか。


「はいはーい!それじゃあミーティング始めるから静かにしてね〜!」


私が前で呼びかけると話していた皆が静かになる。私はそれを見て話し始める。


「それじゃあまずは伝達事項からね。中等部2年生以上で前から入ってた人は分かると思うけど・・・・・・。毎年恒例の交流を兼ねた合宿があるからね。このあとグループチャットに参加するかどうかのアンケート送るから皆答えてね」

「参加する場合は親からの許可を取っておけよ。それと、こっちからも軽く必要なものを纏めたリストは出すがその他必要なものは揃えておけ」

「それから、早いですが前のホワイトボードに書いてある通り文化祭で写すプラネタリウムの星座候補を出しておいてください。学年は問いません」


私は零夜と由理子ちゃんが皆に説明している間にスマホを操作して既に作っていたアンケートを送る。


「伝達事項はこれで終わり!次は新しく入った子の紹介ね。といっても簡単に済ますけど。というわけで、高等部の皆は分かるだろうけど・・・マドンナと言われる琴吹癒音ちゃんです!皆仲良くしてね」


私がそう言うと癒音ちゃんが軽く会釈をする。彼女が会釈すると軽く拍手が起きる。


「あとは・・・・・・先生何かあります?」

「私からは合宿の日程だけだね。日にちは今月・・・5月の最終の金曜日から日曜日まで。お金は気にしなくていいからね」


先生がそう言うとほとんどの部員が返事を返す。


「それじゃあミーティングは終わり!みんな自由にしていいよ」


私がそう言うとまた、皆自由に話し始めた。私達役職組は少し話し合う。


「男子で必要なのは俺と真、光樹でリストアップしておく。そっちが女子に必要なものをリストアップしておいてくれ」

「なら、それを見て私がまとめるから送ってきて」

「お願いするね、千波弥ちゃん」

「でしたら私と優月ちゃんは注意事項とかを纏めてプリントに起こしましょう」

「うん!」

「俺はリストアップすると同時に部費をどれだけ使うか出しておくな」

「分かった!それじゃあ皆、各々よろしくね!先輩もお願いします!」

「中々参加出来ないかもだけど分かったよ」


私は軽く頭を下げる。先輩はクスッと笑いながら答えてくれた。怜奈先生はそんな私達のことを微笑ましく見ていた。


そうして私達はそれぞれ別れた。私と由理子ちゃんは一緒に亜美ちゃんと水雫ちゃんがいる ところに向かう。零夜は橋本くん達の方に、千波弥は先輩と話し始めた。


私達が向かうと水雫ちゃんが声をあげた。


「あ、先輩!」

「2人ともこのあと合宿での注意事項を起こすんだけど手伝ってくれないかな?」

「私はいいよ!」

「アタシも問題ないです!」

「去年のことを思い出せば早いですね」


私達は去年のことを思い出しながら話しながら注意事項を出していく。「こうだよね」、「こうだったね」なんて言う会話をしながら。そんな事を話しながら注意事項を出していると中等部の子が私に話しかけてくる。


「ぶちょ〜、去年と一緒の場所ですか?」

「そうだよ。だからなんとなく配置は分かってるでしょ?」

「はい。それが知りたかっただけなんで。では〜」


後輩はそう言って友達の元へ戻っていった。私はまた由理子ちゃんたちの方を向く。


「あー、そういえば優月に由理子ー」

「?どうかしたの?」

「何かありましたか?」

「真達から今度の休みの日に高等部の部員で遊びに行かねーかって」

「ちなみにアタシと亜未先輩は行ってもいいと思ってますよ」


(行ってもいいけど、そうなると癒音ちゃんも来るんだよね・・・・・・。まぁ流石に癒音ちゃんも皆の前では聞いてこないからいいかな・・・)


私はそう考えて、少し下にしていた顔をあげる。


「私も行こうかな」

「私は家の都合にもよりますが・・・今のところは行けますね」

「分かった。それじゃあ真達にも伝えておくね〜」

「それじゃあアタシも琴吹先輩に伝えてきます」


亜未ちゃんと水雫ちゃんは立ち上がって、亜未ちゃんは男子達の方へ。水雫ちゃんは癒音ちゃんの方に向かっていった。


私はさっき軽く出しあった注意事項の紙を見る。それを見て私は考える。


(これを纏めて、詩雨先輩や零夜達に確認を取って完成かな。注意事項だけなら)


私は考えながら髪の毛の先をクルクルさせる。私は合宿先で癒音ちゃんに何か言われないことを願いながら遠くを見つめた。






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