過去の精霊
2つの宝石を手に入れたアレスと共に、道中闇の獣の宝石を倒しながら、ライトは闇の神殿へ向かいました。黒く美しい神殿の前に過去の精霊が立ちはだかります。
「過去の精霊は回復技に富んでいる。だから、ひたすら攻撃するんだ。精霊の回復が間に合わないくらいの攻撃をするんだ」
アレスはそう言いました。アレスが青い宝石に触れます。青い宝石から不幸の精霊か現れ、過去の精霊を攻撃します。ライトも続いて、青い宝石に触れて幸福の精霊を呼び出し、過去の精霊を攻撃します。
過去の精霊はひたすら回復し続けます。それに対してひたすら攻撃をしかけました。回復しても、直ぐにまた攻撃を。魔法だけではなく、剣でも攻撃を。攻撃をひたすら繰り返して、その瞬間は訪れました。過去の精霊の魔力が尽きて、回復が間に合わなくなります。
「今だ、全力の一撃を!」
アレスとライトは息を合わせて、全力の一撃を撃ち込みました。過去の精霊はその攻撃を受けて、黄色の宝石に姿を変えました。転がる黄色の宝石を、アレスが掴みます。黄色の宝石は、アレスの傍らを漂いました。遂に闇の宝石が3つ集まったのです。
「やったね、アレス!」
「ありがとう、ライト!君のお陰だよ!君のお陰で闇の国の秘宝が戻ってきた!あとは、闇の女神を倒すだけだ!」
ライトの言葉に、アレスは声を弾ませます。二人の大切な人を取り戻すのはもう目前。此処まで共に戦ってきたのです。二人なら、闇の女神を倒せる。そんな自信がありました。闇の女神がどんなに悪しき女神だろうと、二人なら負けない。そんな自信がありました。
「……行こう、ライト」
「行こう、アレス!」
赤い宝石、青い宝石、黄色の宝石。ライトは光の秘宝を。
赤い宝石、青い宝石、黄色の宝石。アレスは闇の秘宝を。
掲げて、二人は手を繋いで闇の神殿の中へ入りました。




