側妃は離縁を言い渡されました。 終
「では、側妃様…今までの罪状を確認致します」
まず
『自身の姉の夫である伯爵様と関係を持ち子を成した』
『その子供を国王陛下の子供であり、次期国王となる男子だと偽り国費で養育させる』
『側妃となった後も姉の夫の伯爵、商人、実家の執事と関係を持ち三人の子を堕胎した』
『将来有望な貴族の子息や貴族達にトラウマを植え付けるような男女の交わりを強要』
『王子だった息子の閨の授業とは言え息子と交わりを持ち、虚偽の書類を提出』
「など…国家転覆を狙ったとして極刑に当たりますが、先ずは側妃様のお姉様…伯爵夫人への慰謝料の支払い、元王子の養育費を国庫への返還、行為を強要した方々への慰謝料及び医療費の支払い、虚偽の書類を提出した事への反省文一万枚を提出して下さい。勿論側妃様個人の資産からです、ドレスやアクセサリーは側妃様個人の持ち物ではございませんので…きちんと汗水流して働いて下さい、その後に…死罪となります。」
「…」
「嫌です!死罪なんて!陛下!」
「…出産後におかしな事を言っていたのだろ?近年の事は産後におかしくなったからで、精神が衰弱していたからではないのか?」
「陛下そうだとしても、不倫の事実や、側妃でありながら王族を欺いた行為は変わりません」
「しかし、側妃を死罪など…」
「陛下は側妃様と離縁なさいますので、元側妃で罪状で平民に落とすため平民です」
「だが…儂が一度は愛し慈しんだ妻だ…死罪などできようか…。」
「少しお待ち下さい、貴族院の議長と王妃様、姫様方から要望書があるようです…確認致しますのでお待ちを…。」
「陛下…ありがとうございます、私の事をその様に愛してくださってたなんて…。」
「側妃よ…出来れば儂だけに愛を貫いて欲しかったぞ…」
「陛下…私はどんな時でも陛下だけを思ってましたわ…。」
「側妃…。」
「陛下お待たせいたしました、側妃様…は死罪は取り消しとさせていただき「陛下!ありがとうございます!」
「あぁ、よかった側妃には生きて罪を償って欲しい」
「陛下!どんな事があっても愛してますわ!」
「私も離縁したとしても、何時までも愛している」
「では陛下、側妃様と共に愛を貫いて被害者の方に慰謝料と医療費をお支払ください」
「な!」
「側妃様は陛下と共に、慰謝料と医療費の支払いに養育費の国庫への返還そして、反省文十万枚を提出して下さい。」
「共に…なんで!反省文増えてるのよ!」
「陛下は直ぐに、三の姫へと王位をお譲りいただき…王妃様と離縁して頂きます」
「何故だ!」
「議長と王妃様と姫様方が先ほどの要望書に、陛下が側妃の罪状を見て庇うようなら、三の姫様に中継ぎの王位を与え…王妃様が出産され、魔力根検査にて陛下の血を継ぐ王子様が成人するまでは…王妃様と姫様方で国を守るとの事…。」
「な、な!」
「陛下、王妃様からの離縁届けと退位届けです、貴族院の役員全てからの自筆のサインつきですよ、さすがに元国王陛下と元側妃であるお二人には庶民に混じり市井で働かせることは出来ませんので…北の離宮で、3年後に開かれる各国の王族が集まる会議に向け、街中に飾る造花作りの内職から始めましょう」
元国王と側妃は幽閉され、造花100本で銅貨一枚の内職を始めました、衣食住が揃っているので困る事はないでしょう。




