側妃は離縁を言い渡されました 2
「私の夫…公爵家当主を舞踏会がある度にご自分の控え室に呼び出し、「王族の伴侶を持つ者として不安…」等相談していたのでしょう?」
「相談していただけよ!」
「まぁ、夫は相談を聞いていただけみたいだけど、貴女は違うでしょ?だって「不安で胸が苦しいの!」なんて、夫の手を取り胸を触らせたのでしょう?」
「姫様…「不安で胸が苦しいの!」は側妃様の決め台詞のようです…書類には、他の方々にも同じように相談を持ちかけているようです」
「そうなの?」
「はい、その様なご相談は陛下とキチンとお話し下さい…と言い返された事が多数あります、此方の書類を…。」
「あら、側妃様は若い男性が好みのようね。」
「調べによりますと、息子の友人…次期国王の側近予定だったご子息方と…此方を…側妃様が元王子を産んだ後から…「ヒロイン」や「攻略対象」などの訳の分からない言葉を一人で呟くなどあったようで元王子が閨の授業を受ける頃には…「ヒロインに取られるくらいなら…私が」と側妃様の侍女の日報にございました。息子の閨の相手を側妃自ら行ったようで…書類では別の者が行ったとありますので偽装書類を提出されておりました。」
「あのバカが、更におかしくなっていったのも…確か…」
「閨の授業が始まった頃からと…」
「救いようがないわね…気持ち悪い」
「側近予定のご子息達には、カウンセリングを受けていただいております、後…元王子にも先日去勢手術を受けられた後ですので…側妃様の事もカウンセリングのテーマに入れて参ります…」
「魔力根検査がもう少し早く受ける事が出来れば、あのバカは去勢する必要が無かったわね、王族では無いのだから伯爵の庶子として平民と結婚する事が出来たのに…。」
「はい…ですが謀らずも王族…しかも次期国王とまで偽りを重ねておりましたので…。」
「…妹達に会ってくるわ、私の夫に手を出そうとした事を後悔させてあげて…後…あのバカは、やってはいけない事をしたけれど…私達はバカでかわいい…弟だと…思ってたわ…。」
「はい…」
「二の姫よ…」
「陛下には後程お伝えしたい事が、山程ありますの……隣国の王妃となった、お姉様も里帰りなさるそうですので、三人でじっくり話しましょうね、オトウサマ」
「あ、あぁ…。」
「では、失礼します」
「陛下、陛下!」
「側妃への尋問を続けよ…。」
「はい。」




