2-1 見つからない仕事と怠惰な暮らし
短いです。
次エピソードと続けて、お読みください。
「あ、んっ……んんぅ!」
7月の頭。中野のボロアパートの一室。真昼間から私とママは絡み合っていた。
この時代に転生して20日ほど。いやー、慣れるもんだね。なんかもうセックスが日常の一部って感じになったよ。
7月に入って蒸し暑さが増した。ボロアパートの古いエアコン、フル稼働。効き目が悪い、音だけうるさい。グオン、グオンと鳴き散らす。
でも、いいこともある。騒音に紛れて大声OK。セクシーボイスも自粛無用で女性自身をアンアン、ノンノン、キャンキャンよ。
「葵、アタシ……もう、イクっ、い゛ッ、い゛く゛、い゛い゛い゛イ゛く゛ッ!! あ゛ーーーッ!!」
イエーイ! ママを絶頂させたった。
私も腕が上がったね。士別三日、呉下の阿蒙ちゃんじゃないのよ。レーヴェルが違うんだよ、レーヴェルがよぉー!!
初見でビビった棒状の物体も、慣れてしまえばチョチョイのチョイ。
ベッドに並んだママコレクションからオレンジ色の憎いやつ、ごっついサイズをピックアップ。これが入るママを尊敬しちゃうよ。
よし、エントリープラグ、挿入(ブゥゥゥン!)。
「タ゛メ゛ッ、これ゛、お゛か゛し゛く゛な゛る゛ッ! イ゛ッちゃう゛、あ゛ぐ゛ぅ゛っ!!」
本日二度目のママ絶頂。アヘ顔だけどピースなし。令和の定番も、この時代には存在してないらしい。未来知識で流行らせておこうか?
ママは、いきすぎー。お疲れ様。私の首筋に顔を埋めてくる。「フミー」と脱力した吐息を漏らした。しばしの休憩タイムだ。
えっ、仕事探しもしないでセックスばかりしてるって? そんなことないよ!
探してるのよ、これでも仕事を。
「よいしょ……っと」
ぐったりしているママをベッドに残して、ちゃぶ台テーブルへ。私が来てから部屋を掃除してたので、ちゃぶ台も本来の役目を果たしている。
ちゃぶ台の上に求人雑誌が置いてある。買ってきたのよ、さっきセブンで最新号。
知ってた? この時代の仕事探しってスマホでポチっじゃないのよ。求人情報誌を見て電話するのよ。携帯メールはあるんだからメールでよくね?
だから、ここ数日の私は、毎日10件くらい電話している。
求人雑誌とフリーペーパー、めぼしい仕事を片っ端から。もちろん結果は全滅! 話は聞いていたけど就職氷河期? バイト探しも難易度高い!
もっとも……葵は記憶喪失のハンデ付き。苦戦するとは思っていたけどさ……。
厳しさマシマシ、テンコ盛り。前途多難、お先まっくろくろすけナリよ。
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