4-2 新店『SEXY CLUB ZUNDA』オープンなのだ
碧唯は令和の現代っ子。ダンスが得意なんです。
10月20日。『SEXY CLUB ZUNDA』のオープンだよ!
私は先週の土曜、14日まで『ハッスルガール』に出ていた。週明けから大慌てで『ZUNDA』のスタッフ&キャストとシミュレーション。だって、内装工事が終わらないんだもん。なんなら昨日も工事してたし、ギリギリ過ぎて、ヒヤヒヤしたよ。
「お待たせしましたぁ、『SEXY CLUB ZUNDA』オープンです!」
店長のマイクでボーイさんがドアを開けた。並んでいたお客さんたちが入ってくる。テーブル席がすべて埋まった。満員だ。
「セリナ 、アオイ、ナオ 、12番入って」
私たちも出陣だ。仙台組のセリナ、移籍組の私、新人のナオ。バランスのいいチームでサラリーマンのテーブルへ。課長さんと部下二人。課長さんが私で、二人は若手社員……って、おい!
「アオイちゃんも仙台なの?」
「青葉区のハズレのほうなんで、山ん中ですよ~」
やっぱり仙台の店ってことで、お客さんも仙台や東北出身が多いのかな? 私の仙台知識なんて全部、ママの受け売りだからね。会話に気をつけよ〜。仙台ガチ勢、怒らないでね!
ピ・ポ・パ・ポ……
ゲームみたいな電子音。ダウンタイムの予告だ。だんだん照明が暗くなる。私は、スッと立ち上がった。キャバドレスの肩ひもをハズして、おっぱいペロ〜ン。スーパーデラックスBカップのお出ましだーっ!
♪ないとんふぁいあ……
大音量で曲が流れだした。公道最速ユーロビートだ、テンション上がる!
曲に合わせて身体が動く。ダンス、ダンス、踊りながら、課長の手を取り立たせた。背中向きで課長に密着。後ろ手で課長の腕をホールド。導く先はデラックスBカップ。
さあ、もめ! やれ、もめ! もーみ、もみ〜。
私は踊る。ガンガン踊る。腰をくねらせ探り出す。キャッチ成功、熱い固まり。ズンズン、グリグリ、グイングイン。ビートに合わせてヒップを回す。
隣の席ではセリナさんは過激だ。若い男の膝に半身で跨り、はだけたバストを顔に押し付けている。右手は男の股間を激しく弄る。ああ、これ、出ちゃう感じ? 仙台組、エグいなぁ……。
新人のナオちゃんは苦戦中。業界未経験だもん、仕方ない。というか、女の子を集めるのに苦戦してた理由がわかった。ダウンタイムが自由すぎる。新人には難しい店だ……って、私もキャリア3カ月だけどね。
「アオイちゃん指名で延長する」
「よっ、課長、ふとっぱら!」
課長が私を場内指名して延長してくれた。あんたの男が光ってるぜ!
私を残して、女子は入れ替わった。ダウンタイムで発射しちゃった若手くん。パンツを替えにトイレタイム。替えパンツが1500円〜2000円でメニューにあって、ウケる。ヤル気まんまんじゃん、この店!
「やるわねアオイ。オープン最初の場内指名だって、店長が賞金出すって言ってたよ」
仙台組・しのぶさんだ。ボインボインの巨乳お姉さん。仙台に子供を残して単身赴任中のお母さんでもある。葵のクズ母も、見習ってほしかったよ。
「ちょりーっす」
もう一人は新人のメグ。ギャルだよ、ギャル! 前の店にはいなかったタイプだから、気になるね。見せてもらおうか、ギャルの実力とやらを!?
ピ・ポ・パ・ポ……
ダウンタイムが始まる。課長は私の指名さん。パンツを替えた若手くんにギャル、しのぶ姉さんは若手社員2号についた。ドレスをはだけさせて、準備OKよ!
照明が暗くなった。公道最速ミュージックが鳴り響く。私のダンスが始まった。2回目なんで最初から課長は立っている。同じじゃつまらない。今度は課長の背中から。抱きつくように密着しながらビートを刻む。絡みつくまま前に回り、お尻を股間に押し付けた。
課長の股間をグリグリしながら、隣をチェック。ギャルは……なんか、ヤル気なさそう。まあ、さっきの若手クンはパンツ替えたばかり。発射済みの賢者モードだから、無気力ギャルでも無問題。
しのぶ姉さんはエグい! 若手社員2号をズボンの上からウネウネ弄っている。チャックをおろして……右手をズッポリって、ちょい待って! 生なん? 生でワシづかみ!? 出るでしょ、出ちゃうよ、あ......撃チン。
「いやあ、楽しかったよ、アオイちゃん」
ドア先で課長一行を見送った。課長と若手社員2人。すっきりした笑顔。じつは私も課長に替えパンツを買わせていたのだよ! まあ、これも、場内指名と延長のお礼。しっかりパンツ代もバックもらえるしね!
「ありがとうございました。またのご来店お待ちしております」
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