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3-4 肉体的には他人? 未来のパパと未来のママとの三角関係

「ホント? ホントにコレより大きいの!? 葵、よく入ったわね……」


 私がパパと結ばれた翌日。もう時刻は昼過ぎだ。

 ママは、おみやげの「ぷよまん」をつまみながら、愛用の極太「オレンジ色の憎いやつ」と、私の股間あたりを交互に見ている。


 昨夜から今朝の行為が思い出される。

 パパのビッグダディ。リアルにビッグでビックリだった。無理じゃん、無理無理、入らない……って思ったけど、入っちゃった。葵ちゃんボディに無限力を感じたよ。


 たしかに最初はキツかった。でも、慣れるもんだね! 最初より2回目、2回目より、3回目、3回目より(以下略)。気持ちんよかー、よかー、よかー、よかー……で、気が付いたら始発の時間ってワケ。


「とりあえず、朝までしました」

「あきれた……。まあ、そうなる可能性も考えて、アタシも友達ん家に泊まってきたんだけど、初めてでしょ、男? そんなによかったの真治くん?」

「うん……よかった」


 テクニックでいうとパパは下手くそだった。あのイケメンで童貞とは思わないけど、女性慣れはしていない。BL経験もないと思う。ないよね、パパ? 

 でも、でも、でもね、でーもでもね、気持ちよかった、イッちゃった!

 ママとするより何倍も、ずっと、ずっと、ずーっとKAIKAN★フレーズ! あっ、ママ、ごめん。怒っちゃやーよ。


(うぅ~、思い出したら、濡れてきた……)


「ふーん、そうなんだ。そんなにねぇ……」


 なんか……ママ、目が怖い。機嫌が悪い時の目だ。なんで? 私とパパが結ばれるように仕向けたのはママじゃん。なんでプリプリしちゃってるの……? ひょっとしてネトラレ? ネトラレ属性なの?


 しばしの沈黙。

 グオン、グオン……。古いエアコンの音が響く。


「ヤルよ、葵!」

「今、なんと……!?」

「だから、これからヤルのよ」

「いや、私、朝までヤッてて、さっき起きたの。今日、仕事だし……」

「仕事は夜でしょ? ヤルのは今でしょ!」


(……ん、ぐぅ……っ、……ふ、ぅう……っ)

 言い返そうとした私の口をママの唇が塞いだ。そのままベッドに押し倒された。


「男の匂いがする。これが真治くんの匂い? アタシが消してあげる」

(ひゃ、あッ……!、ん、あ、はぁ…… )


 

 結局……、夕方までイカされ続けた。

 私とママ、私とパパ。身体は他人だけど、心は親子。心のシンクロ率が上がりやすい。そりゃイクよね、イッちゃうよね? まあ、この身体が感じやすいだけ説も濃厚だけどね!



「あらあら……アオイちゃん、疲れ気味? 日曜日で遊びすぎちゃった?」

「昨日、幕張にゲームショウを見に行って歩き回ったから、疲れちゃった~、えへ(ペロ☆)。 これ、おみやげです~」


 いきすぎぃ……な身体を引きずって出勤した『ハッスルガール』。先輩お姉さまたちに、おみやげを配った。チェリーさんにも、ぷよまんを付け届け。店に慣れてきたとはいえ、私は下っ端。平身低頭、処世術よ。


「ゲームショウ……ってことは、男の子と行ったのね。彼氏?」

「えぇ……、そんな感じです」

 彼氏……彼氏でいいよね、エッチしたし。うん……じゃあ、ママは彼女? 彼氏彼女の情事みたいな? うん、微妙に違うね。 


「この仕事って……寸止め? やっぱりタッチされると気持ちよくなることもあるでしょ? でも、時間も短いしイクこともないから、ムラムラだけが溜まっちゃうのよね……」


「チェリーさんも、ムラムラするんですか?」

「するわよ〜。まだ私だって『若い』んだから……。それはまあ、アオイちゃんから見たらオバさんだけど、アッチのほう現役よ」


「恋人さんとか、彼氏さんがいるんですか?」

「恋人というか、エッチの相手は……3人、いや4人いるかしら?」


「何人も……ですか!?」

「夜の仕事は昼間の人と、なかなか時間が合わない。エッチしたいときに相手がいない。だから、すぐエッチできるように、何人かストックしておくの。もちろん本命はいるけどね」

「あ……、そうなんですか!」


「やだ、変な話をしてごめんなさいね。これは私みたいなオバちゃんだからよ。アオイちゃんは若いんだから、素敵な恋をして、素敵な人と結ばれてね」

「いや~、ハハハハっ……」


 目からウロコだった。気持ちが楽になった。

 なんか、もうバッチコーイよ! ヤればいいんでしょ、二人とも! 今日はママん、明日はパパん。それでいいじゃん。やったるでーっ! 


 ピロピロリ〜ン。

 携帯メールが届いていた。「Dear葵。大好きだよ! キミを放したくない。またデートしようね。from真治」。短いけどラブ度高い。メールもイケメンだ。これだけで濡れる。


 ビーー、ビーー、ビーー、ビブベー 。

 あ、ママからもメールだ。「超極太を買った。真治くんより大きい? 試すから早めに帰れ」。超極太!? なに、それ。怖いんですけどー!


 西暦2000年、秋。

 新宿歌舞伎町の夜は、相変わらずネオンと人間の欲望でギラギラしている。そして、私の私生活もギラギラと狂い咲き始めた。


 禁断の関係。エロの深淵に、私の身体と心は染まっていく。

 このままじゃだめだと思っている。だからこそ、このままではいけないと思っている。

 あれ? ちょっと何言ってるかわからない。とにかく、前に向かってGO! 迷わず行けよ、行けばわかるさ……、わかるのかっ!?


筆者からの、お願い


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