「前章のあらすじ(ネタバレ含む)と主要登場人物紹介など」
・1章のあらすじ(ネタバレ注意)
騎士学校で"落ちこぼれ"と称される主人公"レオン"は、賊たちに追われる中で“氷の神殿“に迷い込む。そこで出会ったのは剣の樋にルーン文字が刻まれた無骨な“魔剣“と、レオンの"未来の花嫁"を自称する五人の美少女たち。
魔剣を引き抜いたレオンは、寮に五人の少女を連れ込んだとして退寮処分となる。しかし、校長ベルケの発案で騎士学校三年生でありながら『小騎士団』の設立を命じられ、それに従うレオン。
卑屈なレオンであったが、少女たちとの無理矢理ながらも暖かな交流や同級生であるエリザ、先輩騎士イングリッドらの力添えにより前向きに変わっていく。
そんな中、レオンたちは初めての任務の最中、それに同行していたエリザたち蒼穹の盾が賊に捕まってしまう。
五人の少女たちとイングリッドの協力により、賊の軍団とレオンの『花嫁』を自称する謎の魔女『モルガン』を激闘の果てに撃退したレオンたち。そんな少年の小騎士団に入りたいとやって来るエリザとミーナ。
新たな仲間を迎えたレオンは、自身の設立した小騎士団の“次なる問題“に直面していた――
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・2章からの登場人物
『シャル』
――本名『シャルロッテ・“アズール“・ライチ』。通称『蒼穹のライチ』。騎士学校五年の十八歳。前章でレオンたちが救出した蒼穹の盾の団長を務める。自身の不在時に、自らの団員を救ってくれたレオンに興味を持つ。
好きな事は『可愛いもの集め』『お金稼ぎ』『お風呂』で、苦手な事は『離れられる事』
『カル』
――本名『カルッパ』。褐色の肌に短く尖った耳、白銀の髪に赤い目をしたドワーフの少年。任務を発注する為にフィデリアから騎士学校へ来た。年齢は十七歳であるが、ドワーフは成長が遅い為レオンと似たような体型をしている。しかし、筋肉量はレオンと比べるまでもない。
好きな事は『昼寝』『冒険』『剣を鍛える・打つ事』で、苦手な事は『期待される事』
『ミハエル』
――本名『ミハエル・ウーデット』。そばかすの残る顔に青い目を嵌め込んだ、くるくるした赤毛の髪を持つ少年。レオンやエリザと同じ三年生で、年齢は十七歳。レオンを事ある毎に揶揄う嫌味な性格をしている。
好きな事は『買い物』『竜の手入れ』『レオンへ嫌味を言う事』で、苦手な事は『鍛錬』
・主人公
『レオン』
――本作の主人公。本名『レオハルト・フォン・リヒトホーフェン』。十五歳の少年で、三つ編みにした金髪と紫色の瞳を持つ。少女にしか見えない顔立ちがコンプレックスの小柄な学生騎士。エレオス教会騎士学校三年生。十一歳の時に危険地帯とされるイースクリフから救出されたが、助けられた以前の記憶が無い。
前章のシルフのとあるセリフにより、『胸が大きい人が好き』という事が判明。以後、胸が大きい人を見ると胸元を見てしまう癖がついた。難儀な少年。
好きな事は『魔法の研究・鍛錬』『読書』『妄想』で、苦手な事は『運動』『身体を触られる事』。
『レオンの魔剣』
――レオンが氷の神殿で引き抜いた、剣の樋に文字が刻まれた無骨なロングソードで、剣自身に意思があるような振る舞いをみせる。
能力として、魔剣に込めた魔力を数倍に引き上げる“魔力の増幅“と“炎属性の強制付与“がある。
『始祖の眼』
――レオンの両眼に嵌め込まれた"魔眼"の一種。深い紫色の瞳が特徴で、常に淡く輝き、魔力の流れに応じて激しく発光する。
生物や物質、果ては空気を漂う魔力の流れや魔法陣などを完璧に視覚する事が出来る為、日常から戦いまで魔法が主流のアエテルナ大陸にとって最高の能力である。
だが、代償として保持者の魔力の殆どが眼に集まってしまい、確認された保持者の殆どが夭折してしまうという一種の"呪い"でもある。
・神殿にいた五人の少女たち
『ルナ』
――本名『ルナテイシア』。ハーフアップにした長い黒髪と黒目の冷静な少女。身の丈を超すほどの大太刀を振るう剣士。自称『レオンの未来の伴侶』。
収集癖があり、自身のポケットや秘密の小箱にレオンの抜け落ちた髪や切った爪などを保管している。胸が大きい。
好きな事は『瞑想』『剣の鍛錬・研鑽』『レオンへの妄想』で、苦手な事は『一人で寝る事』。
『ノエル』
――本名同じ。空色の瞳と膝まで届く白金の長い髪を持つ明るい少女。自身の魔力を光剣に変えて戦う剣士。自称『レオンの未来のお嫁さん』。
抱き癖があり、レオンのみならず気に入った人物には躊躇せず抱擁していくスタイル。胸が大きい。
好きな事は『運動』『木登り』『レオンの感触』で、苦手な事は『勉強』。
『シルフ』
――本名『シルフィード』。二つ結びにしたピンクブロンドの髪と両目を包帯で隠した神秘的な少女。様々な魔法を駆使してレオンたちをサポートする。自称『レオンの正妻』。
独占欲が強く、レオンへプレゼントした首飾りには少年の居場所や心音、体の調子を確かめる魔法がかかっており、強力な“呪い“がかかり外す事も出来ないため少年のプライベートは消滅した。胸が大きい。
好きな事は『散歩』『料理』『編み物』『レオンの心音を聞くこと』で、苦手な事は『わからない事』。
『ヒルダ』
――本名『ヒルデガルダ』。炎のようにうねる真紅の髪と金色の瞳を持つ妖艶な少女。『糸』を使用して戦う高圧的な魔法使い。自称『レオンの相棒』。
束縛が強く、見える範囲にレオンがいないと不安になる。レオンを膝の上で抱きしめ、彼の“匂い“を堪能するのが最近の趣味。胸が大きい。
好きな事は『紅茶を楽しむ事』『レオン吸い』『拘束した少年が足掻く様子を眺める事』で、苦手な事は『レオンの不在』。
『クロラ』
――本名同じ。青みがかった癖毛の黒髪に灰色の瞳を持つミステリアスな少女。歯車や滑車が組み込まれた『複合弓』を使用して戦う弓兵。自称『レオンの下僕』。
変態。レオンを“あの手この手“でちょっかいをかけては、狼狽する少年の様子を見て悦ぶ。するのもされるのも好き。無敵。胸が大きい。
好きな事は『狩猟』『屋敷の修繕』『レオンの寝顔を眺める事』で、苦手な事は『素直になる事』。
・レオンの小騎士団
『エリザ』
――本名『エリザベート・バルクホルン』。十六歳。翡翠色の瞳を持ち、燻んだ金髪をポニーテールにした勝気な少女。スレンダーで背が高い。エレオス教会騎士学校三年生で、レオンの同期。
レオンの周りにいる少女たちは全員胸が大きく、対して自身はそんな事がない為、レオンが他人の胸を見ているのを見ると激昂する。色恋に疎い彼女に、それが何故なのかはまだ分かっていない。
好きな事は『武芸の鍛錬』『掃除』『詩を書くこと』で、苦手な事は『料理』『裁縫』。
『ミーナ』
――本名『ヴィルヘルミナ・メルダース』。十四歳。騎士学校二年生、通称“風の学年“。輝くような金髪とくりくりとした青い瞳を持つ小柄な少女で、レオンやエリザの後輩。前章でレオンが逃がした部下の一人。
健気な少女で、屋敷で少女たちに翻弄されるレオンを助けようとしては、失敗している。恋愛小説が好きで読みふけっている為、耳年増である。
好きな事は『祈り』『読書』『絵を描く事』で、苦手な事は『運動』『大きな音』
・前章の登場人物
『フロレンティーナ・“イングリッド“・ルーデル』
――十八歳。通称『心眼のイングリッド』。後頭部でまとめ上げた鳶色の髪と同じ色の瞳を持つ少女で、レオンと似たような体格ながらそれよりも遥かに巨大な“大剣“を軽々と振るう。『エレオス教導騎士団』の副団長を務める、五年生ながら騎士学校でも最高峰の剣士。
前章で、レオンに親しい者しか教えない自身の本名かつ愛称である『フローラ』という名前を教えた。しかし、レオンの呼び方は相変わらず『イングリッド』のままである。
好きな事は『剣の稽古』『読書』『姫騎士物語グッズの収集』で、苦手な事は『笑顔』。
『コンラッド・フォン・ベルケ』
――エレオス教会騎士学校の校長を務める、燃え上がるような赤い髪と目を持つ豪快な男性。六十代。漲る覇気と威圧感溢れる人物だが、女好きで今尚プレイボーイを気取った『英雄』と称される男。独身。
レオンの退寮事件がよほど悔しかったのか、現在でも部屋の窓と扉を開けっ放しで眠る。(未だ賊以外の者が来た試しは無い)
好きな事は『酒』『葉巻』『女遊び』『生徒の成長を見る事』で、嫌いな事は『命令される事』。
『モルガン』
――突如現れた『双色瞳』の少女。柘榴石と黝簾石の瞳、金の混じった黒髪を二つ結びにしている。
エリザを攫い、レオンの『花嫁』を自称する凶悪な少女であるが、レオンの自称『未来の花嫁』たちとイングリッドの協力により撃退される。
好きな事は『レオン』で、嫌いな事は『それ以外』。
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・地名、用語など
『自由貿易都市フィデリア』
――聖都コンスタンティア西部に接する、どこの国からの統治も受けていない場所。『五大ギルド』によって統治されており、金だけが全てのこの場所は全ての国を“平等“に受け付け、交易する事を許されている。海に面しており、主要産業として海運業や貿易が盛んに行われており、加えて人種も区別しないこの国はドワーフの数も多いため、製鉄、製造業なども盛んである。
『獣人』
――アエテルナ大陸で暮らす大半の人間である。『無徴種』と呼ばれる動物的な“徴“を持たない人種に加え、『犬人』『翼人』『有鱗種』などの様々な人種を総括した呼び名。
『人類、人』
――アエテルナ大陸で生活する、獣人を中心に"ドワーフ"、"エルフ"等を含めた総括的な呼び方。人口比としては獣人が全体の5〜6割程、ドワーフが4〜3割、エルフを含めたその他が1割未満であるとされる。
『魔族、ノクト』
――エレオス神話において、遥か昔にアエテルナ大陸を侵略する為に現れたとされる種族。"夜に棲まう者"とも称され、人類に嫉妬や強欲、憎悪等の悪しき感情を与えたとされる。
『ブリガンティア王国』
――聖都コンスタンティア南西部に位置する王政国家。ミーナ、シャルの出身国。温暖だが厳しすぎない気候と、東はソルン、そして海にも面している為、外敵からの防衛として重装兵を主戦力とする。名所として美しい砂浜への観光業と、豊かな気候から生み出される果物を用いたワインの製造が主要産業となっている。商人の数も多く、豊かな国ではあるが貴族と平民の間で格差が生じ始めており、特に『中央派』と呼ばれる中央貴族たちと王族の癒着による腐敗が進んでいるとされる。




