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俺と魔王と勇者と  作者: 逆さメガネ
異世界黄金都市ユグシル編
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帰還

俺はドラゴンを捕獲後も森の散策をする。

とその前に、やることがあった。



「シフォン、大丈夫か?」


「私はともかく、この人、重症かも。早く治してあげて」



シフォンのアイスドールが俺の前に、先ほどドラゴンにやられていた人物を差し出す。

兜をとると、イケメンの二十歳くらいの男性だ。

そんなに背は高くないが、耳を隠す程度のさらさらの髪に、長い睫毛。中性的な顔立ちで、女性にモテること間違いなしだ。

世のブサイクな男性のために、ここで殺しておくべきでは?



「なぁ、シフォン、本当に助けたほうがいいか?」


「当たり前でしょ!」



シフォンに怒られた。

まぁ、当たり前か。



「そこに寝かせてくれ」



アイスドールがゆっくりと騎士の男性を降ろす。

俺が、回復の光を当てると、顔に赤みが戻った。

呼吸も安定しているし楽そうだからこれでいいだろ。

さて、この人物をどうするかと思っていると、近寄ってくる人影があった。

あのドラゴンとやりあっていた他の奴らだ。

イケメンの仲間なのだろうか?



「助かったよ。そいつ、俺らの仲間なんだ。あとは俺らが介抱するから何か用事があるなら、そっちにいっていいぞ」


「そうですか、だったら助かります」



俺は申し出てくれた奴をみる。

おっさんだ。

見るからに小汚ない。

イケメンの仲間といっても、イケメンではないらしい。

笑いかたも下卑ているし、こいつももうちょい仲間は選ぶべきだと思う。



「じゃあ、あとは頼みます。いくぞ、シフォン」



俺たちは立ち去る。

……しばらく、歩き離れる俺達。



「おい、あいつら行ったか?」


「行ったみたいだ」



内緒で、テレポートで戻って隠れているとは知らず、男達が、そんな会話をしている。

やっぱり、盗賊か、仲間だったとしてもガラの悪い連中だったか。



「ひんむいちまうか?」


「ああ」



気を失ったままのイケメンの身ぐるみを剥いでいく男達。

まぁ、この程度ならいいか。

あの鎧はなかなか凝った代物だ。

イケメンの上、金まで持っているなんて……俺の敵だ!

そう思っていた。



「おい、こいつ女だぞ!」


「本当か?」



えっ!

イケメンって思ってたけど、女の人だったの?

俺としても、その事実は驚きだ。



「良い体してやがる♪」



鎧の胸当てを外した男が、イケメン……いや、女の人の胸を荒々しく揉みしだく。



「下の方はどうだ♪」


「ちょっと待ってろ♪」



もう一人の男が、女の人の鎧の腰当てより先にズボンを脱がし、股を押し拡げると……その奥を覗き込む。

想像していた光景が見えたのだろう。

ニンマリしている。



「たまんねぇ♪」



もうちょい見ていたい気もするが、この辺りが限界だろう。



「はーい、おっさんら、そこまでにしとけ」



俺が登場する。

イケメンの男ならともかく、さすがに目の前で綺麗なお姉さんに手を出させるわけにはいかない。

それに、俺が止めなければ、こいつらは予告もなく殺されていただろう。

俺の隣で静かに怒っているシフォンの手によって。



「ちょっと、恭介、何で声をかけちゃうのよ! もう少し近づいたら、そのまま首を落としてやろうと思っていたのに!」


「おい、シフォン、それ怖すぎだから!」



鎧の女の人も、今は気を失っているけど目を醒まして、いきなり男達の生首と対面することになったら、一生もののトラウマになりかねないぞ。

さて、あとはシフォンに任せるか。

じゃないと、怒りのシフォンの相手をさせられるのはごめんだ。



「お前ら、舐めやがって!」



良いところを邪魔されて、おっさん達は状況も飲み込めずに、激昂している。

俺とドラゴンの戦いを見ていなかったのだろうか?

救えない奴らだ。



「シフォン、死なない程度に暴れていいぞ」


「了~解~♪ アイスドールからの、アイスショット!」


「こいつ魔導を……グアァァ」



後ろから野太い悲鳴が上がるが、自業自得だろう。

シフォンは楽しそうだしいいとする。

俺は、女の人に亜空間から毛布を取りだし掛けておく。

だって、色々目の保養になりすぎるし。



シフォンの大暴れは三十分は続いた。

おっさんらは、辛うじて生きているというだけで、当分はまともに動けないだろう。

さて、あとは約束を取り決めて終わってやるとしよう。

俺は、光の魔導で男達の両足を撃ち抜く。

ブサイクは、悲鳴までブサイクだった。

一分程痛みを堪能してもらったあと、回復の光を当ててやると、俺を怯えた目でみてきた。

うん、下衆に話を聞いてもらうにはこの手に限る。

なぁ~に、俺の約束事なんて簡単なものだ。頭の弱そうなこいつらでも簡単にわかるように優しく教えてやることにする。



「二度と俺たちの前に顔を見せるな♪」


「……(コクコク)」



男達は何度も頷いていたし大丈夫だろう。

鎧の女の人は、まだスヤスヤ休んでいる。

暢気なものだ。

このままここに放っとくのもどうだろう?

さっきみたいな目に逢いかねない。

しょうがない、ドラゴンもいるし、一旦ユグシルに戻るとするか。



何か、書いてて女の子しか出ないなあと思っている筆者です。


プロットとかもなくやっているので、イロイロ甘い点がありますがすみません。


読んでくれるかたいましたら、ありがとうございます♪

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